第1102回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Marilyn Martin “Night Moves”
YouTube TopPop Performance - 第 2 位 ( △ )
Kroi “Amber”
ダイドーブレンド テレビCMソング - 第 3 位 ( ▽ )
中島みゆき「新・地上の星」
NHK総合・ドキュメンタリー番組「新プロジェクトX ~ 挑戦者たち」主題歌
♪ 1位 2週、登場17週。 - 第 4 位 ( ⇒ )
Billie Eilish “Birds Of A Feather” - 第 5 位 ( ★ )
がらり「パーティーチューン」
テレ東・ドラマ25「晩酌の流儀3」主題歌
♪ ギリギリで和音構成が遊離しそうですが 整った和声を感じます。
インターナショナルをアンテルナショナルと呼んているのは、最近になって知りました。昔から馴染みのある呼称を使います。ラジオ・フランス・インターナショナル( Radio France Internationale = RFI )は、フランスに半世紀前からある国営の国際放送局です。開局事情を紐解くと、国営放送の組織が無かった第2次世界大戦の占領下におけるレジスタンス放送まで遡ります。
BCLをやっていた学生時代は、話すのも憚れるほど異端なリスナーでした。当時 国連NY本部から短波送信していた国連放送が、ベリカードを発行しない事にカチンときた私は、東京の国連広報センターに詰問の手紙を書いて本部職員を紹介させ、ベリカードを発行させた記憶があります。異端リスナー以外の何者でもありません(笑)。そのベリカードは、まだ保管しています。
探してみたのですが、RFIのベリカードは 持っていませんでした。RFIには 日本語放送が無く、私の所有する英語放送のベリカードは、VOA や AFRTSぐらいしかありません。ラジオ・フランス・インターナショナルの英語・フランス語放送を聴いた記憶は残っていて、フレンチポップスを流すのかと思いきや、アフリカ系の民族音楽や流行歌一色だったのを覚えています。
RFIは、日本語放送を試みた事があります。期間限定でテスト送信をしたり、制作した番組を、日本短波放送(現・ラジオNIKKEI)で、毎週末放送したのです。自由ラジオが広がっていたフランスらしい発想でしたが、定着はしませんでした。外国の国際放送の番組を、日本国内向けの免許を有した短波放送で送信する行為は、放送法に抵触する可能性が高かったからです。
インターネットの時代に入り、ラジオ・フランス・インターナショナルは、全世界で高音質聴取が出来る様になりました。久しぶりに聴いてみましたが、やはりフレンチポップスは 追いやられ(笑)アフリカ系の音楽が多く流れていました。長い時を隔てても あまり変わりません。RFIのフランス語放送は、昔も今もアフリカ諸国へ向けて、リスナー層を特化しているのです。
フランスは、植民地政策を経てアフリカの宗主国との立場を堅持しようとしており、現実にアフリカでは、フランス語圏が広い範囲を占めています。自国のプロパガンダが目的となる国際放送でなく、アフリカ国内の放送に模してしまい、ニュースの論調や番組構成で、宗主国フランスの色合いを出していくのが、ラジオ・フランス・インターナショナルの意図なのかも知れません。
フランスは 第5共和制です。少しゼレンスキー的傾向がある(笑)マクロン 大統領は、この五輪直前に解散に打って出て、国民議会の総選挙 第1回投票が行われ、極右政党の大躍進を招き苦境に立っています。パリ夏季五輪の開会を控え、前景気に便乗したマクロン大統領の国民議会解散は、危険なゲームだったと、ラジオ・フランス・インターナショナルは 伝えているのです。