FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第1080回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽 [冬野ユミ]
  2. 第 2 位 ( △ )
    クボタカイ “gear5”
    テレビ東京・ドラマ25「ハコビヤ」オープニングテーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Alicia Keys “Golden Child”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    池田聡「モノクローム・ヴィーナス(2023Ver.)」
    YouTube Official Music Video
    ♪ 伴奏のアレンジに粒立つ様な和声を感じさせる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Dua Lipa “Houdini”

 松本市内は、マイナス 7度あたりまで下がる寒い日が続いています。そんな中で屋外のベランダに出しっ放しにしてある信濃寒桜の盆栽が、開花を始めました。秋に咲き過ぎてしまい(笑)昨年春は 葉桜だけになってしまった反省から、施肥の仕方などを工夫して、秋の開花を抑えていたのです。ところがマイナス 7度の寒中に、一輪また一輪と開花を始めてしまいました。

 年末には、初めての根切り・植え替えを行い、張り詰めていた根を 3分の1程度に切りました。植え替えが定着するかどうか心配だったのですが 杞憂だった様です。寒冷地のベランダで真冬に開花を始める、こんなに寒さに強い桜の盆栽だとは思いませんでした。信濃寒桜の生命力は、凄いものがあります。これから2月 3月と、どの様に変化していくのか楽しみです。

 こんなに寒さに強い生命体(笑)は他にあるのか? つらつら考えてみるに、以前私設の牧場で見たサラブレッドの引退馬を思い出しました。馬着という防寒具は着けていましたが、屋外で元気一杯でした。夏の暑さよりも、冬の寒さのほうが、圧倒的に強いそうです。YouTubeなどで、北海道の養老牧場の様子を見ても、積雪の放牧地を元気に走り回る姿がありました。

 そんな寒中に元気な馬たちを閲覧していたら、JRA日本中央競馬会 公式チャンネルの動画を見つけました。昨年の有馬記念で優勝した ドウデュース号のジョッキーカメラ映像です。騎乗している武豊 騎手のヘルメットにカメラが付いており、発走からの姿が詳細なトラッキングデータと共に収録されています。興味深く視ていたのですが、私が驚いたのは ゴールの後でした。

 観客からみると、ゴール板を過ぎた競争馬たちは、スタンドから遠ざかっていきます。その後は、馬 と 騎手しか存在しない世界です。そこが映像に記録されていました。競争馬たちは、ゴールした瞬間から明確にスピードを落としていきます。武豊 騎手には、他の騎手からおめでとうと、声がかかります。その頃には、走り切った馬たちは、駈歩から 歩様になっていました。

 そして中山 2500メートルコースの場合、馬たちは Uターンをして、また駄歩で走り、スタンド方向へ戻っていきます。段々と祝福の大歓声がこだまする中で、着順指定エリアへ向かうのです。初めて見たゴール後の様子には、感動すら覚えました。ドウデュース号は、大レースであると認識し、騎乗している武豊 騎手に応えようと走り、優勝した事も解っている様でした。

 ここまで感動を書いてきて、ふと思い出しました。17年前の記事「競馬の斜陽 と G1ファンファーレ」で、競馬の現状を批判していたのです(笑)。褒めてもいます。週間選曲リストでは、12年前の第477回ランキングに、三枝成彰のJ・G1ファンファーレが単独でリストイン。さらに 2020年の年間 3位 と 2023年の年間 4位が、JRAのCMソングでした。

 コロナ禍の時も「無観客スポーツの先見性」と題して、無観客開催の中央競馬を書いています。信濃寒桜の盆栽から ドウデュース号まで、話が飛躍してしまいました(笑)。寒中に元気な生命体とは、賢い機能を有していると思わざるを得ません。縁あってやってきた信濃寒桜を大切に育て、また有志が行っている引退馬支援にも参加してみようかなと思っているところです。

第1081回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    クボタカイ “gear5”
    テレビ東京・ドラマ25「ハコビヤ」オープニングテーマ
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽 [冬野ユミ]
  3. 第 3 位 ( △ )
    池田聡「モノクローム・ヴィーナス(2023Ver.)」
    YouTube Official Music Video
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Norah Jones “Running”
    ♪間奏のPf.音に強くカントリーを感じさせますが、旋律はソウルな渾然とした佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Alicia Keys “Golden Child”
    ♪1位 3週、登場10週。

 ネットで世界中のラジオ放送が、簡単に聴ける時代になりました。以前ヨーロッパ小国の放送であるラジオ リヒテンシュタインを、ブログで紹介したことがあります。スイスなど近隣国に中継局を置局しており、国の面積よりもサービスエリアを広く確保し、全土がFM放送でカバーされています。そのラジオ リヒテンシュタインを、24時間ライブで聴く事が出来るのです。

 そのラジオ リヒテンシュタインでは、専属パーソナリティによる、スタジオからのライブDJを交えて、24時間オールディーズを中心とした音楽放送を行っています。その選曲の素晴らしさは、14年前のブログにも書いていますが、もうひとつラジオ リヒテンシュタインには、大きな特徴があります。それは、24時間 毎正時に 5分間の最新ニュースを流す点です。

 24時間と言っても、首都・ファドゥーツのスタジオからのニュースは、6時から 18時まで。深夜帯などは、近隣ラジオ局からのネットワークニュースになります。しかし首都・ファドゥーツのスタジオでも、ローカルに特化する事なく、国際ニュースをきちんと報道します。ですからリヒテンシュタインのリスナーは、24時間いつでも重要ニュースを聴く事ができるのです。

 この 24時間 約 5分程度の最新ニュースを流すフォーマットは、ラジオ リヒテンシュタインの独創ではありません。日本でもNHKラジオ第1放送が、平成以降 24時間 毎正時のニュースを実践していますし、AFN在日米軍放送も、進駐開始の開局時から、毎正時に最新ニュースを流し続けています。このフォーマットは、世界のラジオ局で普及しているのです。

 ラジオ第1の NHKジャーナルなど、定着している長時間のニュース番組は 一応存在します。しかし、記者解説などを多用する事で、時間を埋めているのが実態です。また毎正時のNHKラジオニュースの項目は、重要な報道順に並んでいないのも、実態なのです。日中・深夜帯と緩急を付け、平均 4時間に 1回程度のストレートニュース 5分間が、フォーマットの要件になります。

 FM長野を始め、全国のJFN加盟局で放送しているJFNニュースは、その要件を満たしています。5分間に、国内・国際の最新ニュースを重要順に流しているからです。通常 5 ~ 7項目程度ですが、今回の能登半島地震の際など、5分間全部を 1項目に絞って報道する時がありましたし、放送直前に重大事件が発生した際は、躊躇なく項目を差し替えて第1報を流します。

 FM山口が総てのニュースをJFNニュースにし、FM長野を含む多くの加盟局が土日のニュースを全てJFNニュースにしたのも、ラジオニュースの要件を満たしているからに他なりません。ラジオ リヒテンシュタインのラジオニュースは、理想のフォーマットですが、身近にあるJFNニュースの 5分間もまた、ストレートなラジオニュースの理想形を具現しているのです。

第1082回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    クボタカイ “gear5”
    テレビ東京・ドラマ25「ハコビヤ」オープニングテーマ
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽 [冬野ユミ]
  3. 第 3 位 ( △ )
    Norah Jones “Running”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    hulu WOWOW・連続ドラマW「石の繭 ~ 殺人分析班」劇中効果音楽 [諸橋邦行]
    ♪ とても内省的なエスニックな要素を感じさせる劇伴佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    池田聡「モノクローム・ヴィーナス(2023Ver.)」
    YouTube Official Music Video

 このブログは、非営利で一切アドセンス広告がありません。つまり広告収入を得るために、ページビューを上げる必要がないのです。それならばなぜブログを続けるのか? 疑問に思う方も多いのですが、答えは簡単です。インターネット草創期の個人ホームページは、殆ど全部が非営利。広告バナーはありませんでした。その原点に対して忠実にアドセンス広告を排除しています。

 そもそも自分の趣味や仕事の世界を、不特定多数に紹介出来るだけで、個人ホームページの目的は 達成されていたのです。ところが今では 広告収益を得ようと、自分の趣味や仕事を誇張して紹介しているのが実態です。その誇張の果てに、内容のない無個性がネットに蔓延し、しまいには 取り憑かれた収益至上主義から、画面全体をインタースティシャル広告で覆ってしまうのです。

 インターネット草創期を知らずに、収益至上主義に毒された人達は、広告が全く存在しないブログ(サイト)を理解できません。広告収入を上げるためにコンテンツを探しまわる輩に至っては、テキストを書く労力や経費を、非営利ブロガーに問い質してきます。書きたい事だけ書き、書きたくない事を書かないので、労力やストレスはゼロ。経費は 月に千円もかかりません。

 さらに理解不能な事を主張すれば、読者は 毎週ひとりだけでも構いません(笑)。そのひとりの読者がブログ開始から 21年間継続していれば良いのです。同一人物が継続するのは、なかなか難しいかも知れません。途切れてもアーカイブが完備しているので、リレー棒を繋ぐ様に、読者が交代しながら 21年間継続していれば、毎週記事を書き続ける目的が達成されます。

 とここまでノンストレスで書いてみて、読者ひとりでは、少し寂しいと思ってきました(笑)。あくまても非営利な個人ブログの読者理論です。このブログには、毎週最新記事を読んで頂く常時 数十名のご愛読者がおります。またカウンターは、現在 72万を表示しており、21年間で除算すれば、1日 100程度。非営利の個人ブログとしては、理想の読者数だと思います。

 このブログには Googleの薦めで、構造化データをソースに記していますが、Googleに媚びていないと(笑)英文で隣接にコメントアウトしています。またその構造化データの“mainEntityOfPage”で、正規のインデックスを誘導。あくまでも Googleとのお付き合いを、トップページ と 個別記事に絞っており、これも非営利の個人ブログゆえなのです。

 このブログの記事は、ご承知の通りコラムの形態を取っています。コラムですから、客観的な視点で明確な事実関係に基づき評論しています。最大の主観的判断は、書きたくない事を書かない(笑)なのです。広告がないからページビューを競う必要はありません。インターネット草創期から続く非営利な個人ブログの存在理由を、無垢な気持ちで ご理解頂ければ幸いです。

第1083回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    クボタカイ “gear5”
    テレビ東京・ドラマ25「ハコビヤ」オープニングテーマ
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽 [冬野ユミ]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    Norah Jones “Running”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NewDad “Angel”
    ♪ 17日のNHK-FM「ワールドロックナウ」で聴いた、美的退廃が和音構成に顕れているオルタナ佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    hulu WOWOW・連続ドラマW「石の繭 ~ 殺人分析班」劇中効果音楽 [諸橋邦行]

 2025年度末に決行されるNHKラジオの減波が迫っています。NHKは、2024年度の国内放送番組編成計画 と 公式タイムテーブル「放送番組時刻表」を発表し、NHK-FMの4月改編が明らかになりました。減波となるラジオ第2放送の語学番組を さらに受け入れましたが、その受け入れの時間帯を、現在から大きく変更しており、方針に気迷いが見られています。

 まず平日午後 11時30分から午前 1時までを、英会話・ビジネス英語・時事英語講座。さらに中国語・ハングル・日本語履修など語学番組で埋め尽くしました。調べてみるとNHK-FMが、深夜に語学番組を放送するのは、開局直後の 1965年 ロシア語講座以来となります。クロスオーバーイレブンなど伝統の音楽番組時間帯に、教育番組が流れる事になりました。

 そして、1年間に渡ってニュース・気象情報・名曲スケッチ・名曲の小箱を挟み、午前 6時から約 2時間語学番組を流してきた朝の時間帯が短縮され、中学生の基礎英語 3講座だけ、午前 5時からの放送へと移動しました。これによりNHK-FM伝統だった、午前 6時からのバロック音楽から、ニュース ➝ クラシック音楽へと流れる平日音楽放送が復活した事になります。

 NHK-FMの改編では、過去に大失敗例(笑)がありました。1985年 4月に、朝のバロック音楽放送を打ち切り、クラシック音楽枠も縮小と、今までの番組枠を全面的にシャッフルしてしまったのです。公園通り21、FMワイド歌謡曲、ミュージックダイアリーと書けば、大昔から聴き続けているNHK-FMリスナーなら、悪夢(笑)が蘇ってくるかも知れません。

 結局このシャッフル大改編は、3年ほどで元に戻ってきました。朝のバロック音楽放送も復活し、現在に至っています。その理由とは、リスナーからの元に戻せ的な要望が、NHKへ多く寄せられたからです。古学の楽しみから、クラシックサロン再放送を、通勤通学時に聴く習慣は根強く、今回も同じ様な流れで、新参の語学番組を追い出す結果になったのかも知れません。

 しかし根本的な事情が異なります。NHKは、AMを減波しなければなりません。今回の改編でも、平日午後 4時から、約 3時間を編成フリーとなる従来番組の再放送枠を確保しました。NHKラジオ第2で残された語学番組は、スペイン・ポルトガルなど約 1時間。さらに高校講座も約 1時間。さらに古典講読、カルチャーラジオ、気象通報を加えれば際限か無くなります。

 まさか株式市況をNHK-FMでやる事はないと思いますが(笑)放送枠を確保しても、当然ラジオ第2番組の受け入れには 限界があります。本筋はラジオ第2を、ラジオ第1で受け入れるべきなのですが、それを想定する人は まだ少数です。4Kという逃げ場があったBS減波とは 全く異なり、ラジオ減波後の編成は、まるで多次元方程式を解く様な難解さがあります。

 長年聴いてきたワールドロックナウも、渋谷陽一 氏の入院からあっという間に打ち切りとなりました。改編毎に時間が短縮になるミュージックラインは、午前中に再放送。クラシックサロンは、クラシックの庭と番組名が変更。夜のプレイリストもマイ・フェイバリット・アルバムと名を変えて、夕方に再放送枠を採りました。とにかく平日は 多くの番組に流動性を持たせています。

 土曜・日曜に関しては、大きな動きはありません。土曜午後 4時のDJ赤坂には、N響定期演奏会を被せられています。土曜夜 10時のラジオドラマ・FMシアターから ジャズトゥナイトへの流れは変わりません。日曜午後4時に、吹奏楽のひびきを移してきたのは、少し気になりました。その昔 日曜午後は、オペラアワー 4時間を放送していた不変のクラシックタイムでした。

 2024年の国内番組編成計画では、NHK-FMを「リスナーの興味・関心に深く応える専門チャンネル。音楽、芸能や文化・教養に加え、音声波再編を見すえて教育番組を編成します。」と定義しました。さらに「災害などの緊急時には、ラジオ第1放送と連携して機動的な編成を行います。」とも付言しています。NHK-FMの掲げたハードルは相当高いのです。

 しかしこのハードルは、音楽・芸能・文化・教養そして報道と、リスナーの知的水準を高く設定した故であり、21世紀に民間放送も含めたラジオメディアが生き残る道程なのです。NHK-FMは、その道程を歩き出しています。ラジオ第2の良質な番組を上手に継承しながら、NHK-FMには 根幹となるクラシック音楽番組を、これからも維持していく事を願っています。


ブログ開始は 2003年です。

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