第786回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「西郷どん」テーマ音楽 [富貴晴美] - 第 2 位 ( △ )
Ms.OOJA “Be Myself”
中部電力 テレビCMソング - 第 3 位 ( ▽ )
大橋トリオ “VENUS” - 第 4 位 ( ▽ )
Suchmos「808(はちまるはち)」
ホンダ テレビCMソング - 第 5 位 ( ★ )
NBS 関テレ・ドラマ「シグナル ~ 長期未解決事件捜査班」劇中効果音楽 [林ゆうき・橘麻美]
♪ 和声感の脆弱な劇伴を求められている様ですが、明瞭に和声を感じるトラックもあります。
大河ドラマ「西郷どん」の総合視聴率をチェックしてみると、毎回 15%を超え好調なようです。そんな中 4月 1日の「西郷どん」は突然休止となり「西郷どんスペシャル・鈴木亮平×渡辺謙の120日」と題して、鈴木亮平 と 渡辺謙の対談番組になりました(総合視聴率:13・3%)。今回の大河ドラマは、放送回数を 50回の予定から 47回に減らすそうです。
NHK-FMを聴いてると、4月から微妙な番組改編があった事に気づきます。例えば長年続いていた平日昼 12時55分からの長野局(JONK-FM)の気象情報枠は、完パケの安心ラジオ(啓蒙放送)に変わりました。生放送の情報ゾーンが減っているのです。他の時間帯にも同様の傾向がみられます。ラジオ放送要員を対象とした労務調整の一貫だと言われています。
大河ドラマ と NHK-FMの事例は、共通してNHKが新たに打ち出した「働き方改革」が、番組編成に顕在化した兆しです。NHKとしては、スタジオ収録が 原則午後 10時まで。ドラマ撮影の収録を原則午後 9時までと目標を設定し、緊急対応の整備も同時に進めながら、大阪や福岡など拠点局を除き、報道記者に関して泊まり勤務の段階的な廃止をするそうです。
島根県で、4月 9日に震度 5強、23日に震度 3の地震がありました。2回とも日曜深夜の発生で、長野局のNHK総合テレビは、放送設備の保守点検のため休止前のテストパターンが流れていましたが、地震速報の臨時ニュースに切り替わっています。その臨時ニュースで 島根局のアナウンサーが、地震発生で自宅から局舎に駆けつけたとリポートしていました。
島根放送局は、地震発生時に無人でなかったのですが、今後は 深夜の地震発生では、アナウンサーが駆け付けるプロセスが、働き方改革における緊急対応の根幹の様です。長野局も、土曜・日曜夜のローカルニュースを廃止して、関東甲信越の広域ニュースを受けるなど、ニュース制作に夜間の仕事を必要としないシフトに変えて、泊まり勤務廃止の流れを加速させています。
NHKの働き方改革のきっかけになった労災事故原因は、都議選・参院選の当確判定を裏付ける過重な情勢取材と報道されており、女性記者は、携帯電話を握りしめたまま亡くなっていたそうです。選挙の出口調査発表は、意義のある報道ではありません。正式な開票結果が出るまで数時間の違いしかなく、開票結果を速やかに伝えれば、開票速報の要件を満たすはずです。
既に一部のラジオ局では、定時ニュースや速報にAIが導入され、アナウンスも合成音声が流れ始めています。NHKでも働き方改革として、人工知能(AI)に定型原稿やテロップを自動作成させるのだそうです。我が家では、NHK受信料を きちんと払っており(笑)巨大化している組織や職員の高給に疑問を持っていますが、働き方改革は、ある程度理解出来ます。
やはりNHKだけでなく、テレビ・ラジオを通じた放送メディア共通で、人件費節減の観点も含み、人工知能(AI)の進化をフル活用した働き方改革は 必要なのかも知れません。既に 土曜・日曜のローカルニュースや、開票速報報道、さらに緊急災害報道を含む総てのニュース報道に、人工知能(AI)を積極的に導入する新しいスタイルが 俎上に載っています。