FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第359回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャル ドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NBS フジ・木曜劇場「不毛地帯」メインテーマ [坂本龍一]
  3. 第 3 位 ( △ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    abn HTB・スペシャルドラマ「ミエルヒ」劇中効果音楽 [本間昭光]
    ♪ 地域発信のドラマにフィットした穏やかな劇伴佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Rihanna “Russian Roulette”

 明けまして おめでとう ございます。 2010年(平成22年)の元日を迎えました。

 今年最初の週間放送視聴日記は、まず年末・年始のテレビ・ラジオ番組を振り返ります。12月21日の ABC(テレ朝)「M-1グランプリ 2009」は、最終審査 7-0-0(島田紳助・松本人志・上沼恵美子・東国原英夫・渡辺正行・オール巨人・中田カウスが支持)で、パンクブーブーが優勝。視聴率は、関東 20・6%、関西 30・3%と昨年より下回りました。

 29日 発表の FM長野“COUNTDOWN JAPAN”年間第1位は、B’z「イチブトゼンブ」 (推定得点:207)。 「コスモ ポップスベスト10」年間第1位は、Utada“Come Back To Me” (推定得点:118) が それぞれ獲得しました。コスモ ポップスベスト10において、日本人歌手が年間1位になったのは、番組史上初となります。

 30日の「第51回 日本レコード大賞」は、EXILE“Someday”が受賞。EXILEは 2連覇になります。やはり下馬評通りの結果でした。ところが大晦日 午後に放送したETV 50周年記念 リクエスト ベスト50の第1位は、学校放送番組 小学校3年「たんけん ぼくのまち」。個人的には、レコード大賞の結果よりも、遥かに衝撃を受けました(笑)。

 同じく大晦日 放送の「第60回 NHK紅白歌合戦」は、全く衝撃もなく、案の上 白組が優勝。私は、予行練習・本番の中間投票そして最終投票、全て紅組へ投票しましたが、4回の投票全て白組が圧勝。空気の読めない視聴者審査員に依存している紅白勝敗審査システムは、もはや破綻している可能性があります。視聴者審査員制度自体に、再考が必要なのかも知れません。

 【最終審査結果:紅組 21万3047 白組 34万8708】

 演奏の 三原綱木とザ・ニューブリードは、昨年と同じくNHKホールでなく、NHK放送センター506スタジオから遠隔演奏。但し正装でした。前回のラフな私服は、抗議の意味が含まれていました。やはりステージで演奏すべきだったと思います。11時45分ジャストに起きるギャップは、紅白会場のバズーカクラッカーから、山形・寒河江の慈恩寺へ、見事な落差でした。

 【経済星取表:(2003年 大納会)『 』(2009年 大納会)】

 昨年大納会の日経平均株価終値は、1万0546円44銭と、1年間で 1686円88銭「上昇」しました。年頭日記恒例の経済星取表は、暴落を示す 青の星形負星の後に、赤の勝星となっています。世界先進各国の景気は、底を打っておらず、主要な経済指標も良化が鮮明になったと言い切れない状態ですが、内外需に景気回復の兆候が出て、先行指標の平均株価が上昇しました。

 ここ長野県松本市は、年末からの積雪がなかったものの、午前中まで 曇っており厳しい寒さでしたが、午後になると 晴れ間もでで 穏やかな元日を迎えています。ご愛読者の皆様、今年も『チャート★ドランカー BLOG』を、何卒よろしく お願い申し上げます。


(追記) 「第51回 日本レコード大賞」の視聴率(関東地区)は、13.5%「第60回 NHK紅白歌合戦」の視聴率は、前半 37・1% 後半 40・8%でした。

 正月 2・3日の「第86回 箱根駅伝」は、東洋大が総合・往路優勝。復路は 駒澤大が優勝。視聴率は、往路 27・2% 復路 27・9%をマークしています。

第360回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NBS フジ・木曜劇場「不毛地帯」メインテーマ [坂本龍一]
  2. 第 2 位 ( △ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌
  3. 第 3 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
    ♪ エスニックなヴォーカルと量感ある交響楽が、繊細に織り込まれた秀逸曲。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Rihanna “Russian Roulette”

 スペシャルドラマ「坂の上の雲」は 愛媛県が舞台。朝ドラ「ウェルかめ」が 徳島県。そして大河ドラマ「龍馬伝」は 高知県。四国で 香川県だけ抜けていますが、坂の上の雲 と 龍馬伝には、ふたつのドラマを繋ぐ「香川照之」が出演しています(笑)。東京大学文学部卒業。離婚後 親権者として育てた母親は 名女優・浜木綿子。そして父親は 名歌舞伎俳優・市川猿之助です。

 「坂の上の雲」正岡子規から「龍馬伝」岩崎弥太郎へ、年を跨いで日曜夜 8時に展開したリレーキャストは、香川照之が 最高レベルの演技をみせ、かつドラマ全体を凌駕する圧倒的存在感も与えました。正直に言うと私は、歴史上の人物で、坂本龍馬が あまり好きになれません(笑)。その理由を、香川照之 演ずる岩崎弥太郎が、ドラマ冒頭で断言したのには驚きました。

 「あんな脳天気で 自分勝手で 人垂らしで オナゴに好かれて、あげな腹の立つ男は どこにもおらんじゃけん!」(笑)。まさしく その通りだと思います(笑)。しかし、この腹の立つ男には、近代日本の進むべき未来を、誰よりも早く指し示した史実があります。明治維新の功績たるや、どの元勲にも劣りません。そして動乱の舞台を一気に駆け抜けていったのです。

 「龍馬伝」の映像処理には、従来の大河ドラマと異なり、立体感や色彩に独特のスケールを表現しています。第1回放送の視聴率は 23・2%(関東地区)。そのサブタイトル「上士 と 下士」に、4年前の大河ドラマ「功名が辻」第47回「種崎浜の悲劇」のジェノサイドと連続性を感じさせました。そのジェノサイドを指揮した望月小平太 役が 香川照之だったのです。

 音楽は佐藤直紀が担当。テーマ音楽は 秀逸で、ネオ・クラシカルの歌姫と称されるLisa Gerrardのヴォーカルに特徴があります。私は、初聴の時、米国CBSテレビの「サバイバー」のテーマ音楽“Ancient Voice”を想起しました。アフリカ系の民俗音楽の旋律を模しており、そこに量感溢れるオーケストレーションと 絶妙に連結する転調があります。

 HTB北海道テレビ 水曜どうでしょう から、NHK日本放送協会 大河ドラマへ。個人的には、近藤長次郎役の大泉洋に大変注目していますが、個人的には 余り好きになれない、日本の歴史において傑出した大人物・坂本龍馬を、時代劇初挑戦の福山雅治が どう演じるか? ここ数年 起き得なかった大河ドラマへの期待感が出てきた「龍馬伝」の今後の展開に期待しています。

 2010年 NHK大河ドラマ「龍馬伝」3日 放送・第1回「上士と下士」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 福山雅治 ➝ ◯ 香川照之 ➝ △ 大森南朋 ➝ 広末涼子 ➝ △ 寺島しのぶ / △ 杉本哲太 ➝➝ 奥貫薫 ➝➝ 宮迫博之 ➝ △ 草刈民代 / ◯ 蟹江敬三 ➝ △ 松原智恵子 ➝ △ 倍賞美津子 ➝ ◎ 児玉清 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


(追記) 週間放送視聴日記(2010年 8月20日)に、龍馬伝 と 大泉洋 を掲載しました。

第361回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NBS フジ・木曜劇場「不毛地帯」メインテーマ [坂本龍一]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
    ♪ 1位 2週、登場 6週。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Rihanna “Russian Roulette”

 新型インフルエンザも やっと鎮静化の方向が見えてきました。新型インフルエンザのウイルス構造は、1918年に大流行したスペイン風邪と ほぼ同じだそうです。スペイン風邪の流行を経験した高齢者層に、広く免疫があると解ってきました。若年者層より 高齢者層の罹患率が低いのは、この事も原因の様です。人体の自己防衛システムは、実に奥深いものがあります。

 昨年の今頃、私は酷い気管支炎を患いました。この冬は 今のところ全く咳が出ません。気管支炎の原因に関して思い当たる事はなく、私はアレルギー体質でも無いし、花粉症にもなりません。なりませんと書いて、臨界点に達し(笑)突然発症となったら困ってしまいますが、とにかく気管支炎との診断に対して、原因が特定出来ないのです。診断を疑問に思う事さえあります。

 今年は、新型インフルエンザも含め風邪の感染防止に努めて、加えて気管支炎の再発には 注意してきました。そしてひとつ新たな対策を毎日実行しています。それが室内の換気なのです。1日 1回 5分程度 居室・寝室のサッシを全開にして換気します。真冬の換気は 本当に大変です。帰宅後 雪降る夜間などに換気すると、居室は 厳寒の極地状態となってしまいます(笑)。

 開放型の石油ストーブは使っていませんが、それでも毎日換気を続けています。室内外の気温差は激しく、結露のほうも相変わらずですし、昨年の気管支炎の原因がハウスダストだと、特定をしている訳ではありません。それでも、これ以上ないほど澄み切った信州の冬の外気で、室内の空気を入れ替える毎日の換気が、気管支炎の再発防止には、とにかく有効だと感じています。


(追記) この日記のタイトルは「気管支炎対策には換気」でしたが「咳喘息対策と換気」に改めました。2017年にまた私は、冬季の咳を患ってしまい、大きな病院で診て頂きました。レントゲンなどの検査をした結果、気管支等には炎症がなく、また他の検査にも異常はなく、今度は 咳喘息との診断を改めて頂きました。咳喘息治療の吸入薬を処方されています。

 この日記の記載に関しては、気管支炎を前提に書かれていますが、当時の投薬に 抗生物質などはなく、もしかすると この時も 咳喘息だったのかも知れません。咳喘息の原因は、風邪が治った後や、花粉症や喫煙、さらに冷たい外気なども原因になる事があります。このブログに書いてある真冬の換気などは、頻繁にやり過ぎると、かえって咳喘息を起こしてしまうかも知れません。

 ですがハウスダストや花粉が咳喘息の原因ならば、室内の換気は、咳喘息を軽減させる可能性があります。一概には言えませんが、私は咳喘息だと診断が出た後も、1日1回の室内換気は続けています。担当の医師からも、過剰にならない程度の室内換気は勧められました。ハウスダストから身体を守るため室内の環境を整える、ひとつの方法だと ご理解頂ければ幸いです。

第362回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NBS フジ・木曜劇場「不毛地帯」メインテーマ [坂本龍一]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌
  4. 第 4 位 ( ☆ )
    Mr.Children “HANABI”
    NBS フジ・ドラマ「コード・ブルー ~ ドクターヘリ 緊急救命 2nd season」主題歌
    ♪ 終奏部のアレンジには 美しさを有する佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Rihanna “Russian Roulette”

 いつもは FM長野 と NHK-FMだけを聴いているのですが、久しぶりに都合で、NHKラジオ第1のほうを、何日か聴いていました。そんなある日 ラジオ深夜便で、聞き慣れた抑揚の男性ゲストが話しており、途中から あの大沢悠里 さんと解り大変驚きました。NHKラジオ深夜便の新春ゲストが、TBSラジオの現役人気パーソナリティとは、思い切ったブッキングです。

 数日後 平日 午前ワイドの「ラジオビタミン」の新春ゲストに、今度は 生島ヒロシ 氏が登場。NHKラジオの生放送でテンパっていたのか多少暴走気味でしたが、最近ラジオパーソナリティとして評判の高い、村上信夫 エグゼクティブ・アナウンサーに上手く捌かれていました(笑)。生島ヒロシ 氏も、榎本勝起 アナの跡を継いだ 早朝生ワイド担当が すっかり定着しています。

 さらに土曜夜の「渋谷極楽亭」は、あの笑福亭鶴光 師匠まで登場。生放送は、オールナイトニッポン パーソナリティ時代に担当だった、亀淵昭信 ニッホン放送編成部長の暴露話と化し、誰も止められず完全に暴走していました(笑)。しかし、亀淵 部長もニッポン放送 代表取締役社長を経て、ライブドア騒動を経て、今やラジオ第1で DJを隔週担当しています。

 それにしても最近のNHKラジオには、恐るべきものがあります(笑)。フリーとは言え民放ラジオの人気パーソナリティを、大胆にゲストとしてブッキングし、人脈を作りつつある その余裕は、最近の先行き不透明な民放ラジオには、真似も出来ません。ラジオ深夜便を筆頭に、在京局のラジオ聴取率も堅調に推移しており、NHKラジオ第1放送に人気が集まってきています。

 昨年暮れに 文化勲章受賞者の森繁久彌 氏が、お亡くなりになりました。。元日本放送協会アナウンサーの森繁 氏 と 加藤道子 氏のライフワークとして長年担当した「日曜名作座」も、2008年 3月で放送終了となりましたが、引き続き 西田敏行・竹下景子のご両人による「新・日曜名作座」として放送されています。古関裕而 制作のテーマ音楽も変わりません。

 「新・日曜名作座」は、全ての登場人物を たった 2人で担当するラジオドラマです。昨年夏 放送の高橋留美子短編集では、西田 氏が赤ん坊から 犬の鳴き声(笑)。竹下 氏がアーバンな愛人から 南米出身の片言アルバイト(笑)まで、ひとり 10役以上を担当し、さすが放送世代の名俳優と唸らせました。「日曜名作座」のハイレベルは、見事受け継がれています。

 そんなNHKラジオ第1放送に問題点がないわけではありません。生ワイドでは リスナー参加枠を一気に広げていますが、読まれる投稿は やはり企画をヨイショする優等生的な内容が多く、非常にフラットな印象を受けます。また「ひるのいこい」について、平日の短縮版と その短縮した理由には、放送文化の破壊と断じられても仕方がない軽さを感じざるを得ません。

 さらに毎正時のニュースを、前後の番組で意図的に吸収する編成も目立ってきました。55分からのローカル情報枠、そして毎正時の全国ニュースのスタイルは、太平洋戦争のさなか厳しい情報統制の中で開発された、NHKラジオ編成の生命線です。ラジオ第1放送が長い歴史の中で培ったスタイルまで変革していくと、日本のラジオの規準器的役割は 崩れてしまいます。

 来年 7月の地上波デジタル化から、NHKテレビの衛星波が 1波 減波して、第1・第2の 2波だけになる事が ほぼ本決まりとなりました。NHKのラジオは 3波を全国放送しています。NHKラジオには、ラジオブームが遅れて到来しただけと言われないように、本分を弁えて頑張ってもらいたいと、一(いち)NHK-FM 兼 FM長野リスナーとして思っています。


(追記) 2011年 4月より、平日の「ひるのいこい」がオーソドックスなスタイルに戻りました。但し 時間は 5分短縮のままです。

第363回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽 [佐藤直紀]
  2. 第 2 位 ( △ )
    Mr.Children “HANABI”
    NBS フジ・ドラマ「コード・ブルー ~ ドクターヘリ 緊急救命 2nd season」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NBS フジ・木曜劇場「不毛地帯」メインテーマ [坂本龍一]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    aiko「あの子の夢」
    NHK総合・連続テレビ小説「ウェルかめ」主題歌
    ♪ 編曲は 島田昌典。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Rihanna “Russian Roulette”

 私の様に長年録り貯めたアナログ ビデオテープをどうするか? 悩んでいる方は 多いと思われます。NHK教育テレビの番組リクエスト ベスト50で堂々 1位だった「たんけん ぼくのまち」。この小学校 3年生を対象とした社会科の学校教育放送は、NHKに録画が 現存していませんでした。ところが録画テープをNHKに多数寄贈する方が現れ、DVDも発売できたのです。

 NHKでは、窓口を設けて、レアな放送番組が録画されているアナログテープの寄贈受け付けを開始。昨年あたりから、引っ越しなとで処分寸前のアナログテープを寄贈するケースが相次いでいます。一般家庭での私的録画は、放送アーカイブスの宝庫なのです。最近でも NHK以外で思わぬ事から、貴重な大河ドラマのアーカイブが、劇的に完成する出来事がありました。

 CS 時代劇専門チャンネルでは、本放送されたNHK大河ドラマの中から、エピソードの断片しか録画が残っていない初期作品を、松平定知 元アナウンサーの解説付きでストーリーを補充しながらオンエアーする「大河ドラマ アーカイブズ」という番組を放送。その中で鎌倉幕府の誕生から承久の変までを描いた「草燃える」(1979年 本放送)が紹介されました。

 その放送で「草燃える」現存テープが少ない事を知った視聴者から、録画テープの寄贈が相次ぎ、遂に録画テープが全話揃ったのです。時代劇専門チャンネルでは、大々的に 2月から復活した「草燃える」を、全話欠けずに放送します。NHK と 時代劇専門チャンネルの不思議なほど(笑)良好な関係から、まず時代劇専門チャンネルで、完全放送が実現したのです。

 現在整理中の私の所有するアナログテープにも、放送資料価値のある録画が多く残っています。もちろん廃棄をすることなく、デジタル化作業を進めており、このブログでも番組のアーカイブを紹介している日記に、デジタル化して所有している旨の追記が増えてきました。されど同様に日記で苦労話を書いていますが、アナログテープのデジタル化は、本当に大変な作業なのです。

 人気があったテレビドラマは、鮮明な映像での DVD販売も進んでいます。私の様にデジタル化して保存を続けるのでしたら、寄贈するか 否かは、録画者の判断が優先されても仕方ありません。ただもし古い録画テープをそのまま廃棄してしまうのでしたら、NHKなどアーカイブ寄贈を受け付ける放送局へ、番組名とテープ所有の旨を、ご連絡されては いかがでしょうか?

 廃棄寸前のビデオテープを、原著作権者の放送局へ寄贈するのは、全く著作権法上の問題点はなく、むしろ放送文化財保護の観点から好ましい事なのです。特に 2度目の訴えとなりますが(笑)NHK少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」を 最終回以外お持ちの方は、著作権切れをお待ちにならず、とりあえずNHKへご出頭(笑)される事を、深く希望しております。


ブログ開始は 2003年です。

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