第1001回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
NHK総合・時代劇セレクション「慶次郎縁側日記」テーマ音楽 [川崎真弘] - 第 2 位 ( △ )
由薫 “lullaby” - 第 3 位 ( ▽ )
KIRINJI “Rainy Runway” - 第 4 位 ( ★ )
TSB YTV・プラチナイト 木曜ドラマ「オクトー 〜 感情捜査官 心野朱梨」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [田熊理秀・ハセガワダイスケ]
♪ オール打ち込みによる劇伴だと推定されますが、エッセンス的な和声を感じさせる佳曲。 - 第 5 位 ( ▽ )
Emi Evans「海の向こう ~ ニライカナイ」
NHK総合・連続テレビ小説「ちむどんどん」挿入歌
「第1000回記念 全期間ランキング」を、先週 無事公開する事ができました。ご愛読者の皆様には、心から感謝申し上げる次第です。個人ブログとして、2003年から休まず更新を続け、達成した 1000回記念の全期間ランキング公開に、夢のような思いがします。
全期間ランキングは、1000回記念で 2度目の作成・公開となり、メールフォームからも、ご愛読者ボタンやメッセージを通じて、沢山のご愛読のお気持ちが届きました。この 1000回の間に意思表示をして頂いた、総てのご愛読者の皆様には、重ねて感謝申し上げます。では「第1000回記念 全期間ランキング」を、詳しい楽曲レビューと共に、改めてご紹介致します。
全期間 1 位に確定した、外国テレビドラマ「ダウントン・アビー」テーマ音楽は、1000週間に放送された全テレビドラマ テーマ音楽の最高傑作です。最長 1位週数 12で自動確定。2016年の年間 1位、2017年も年間 3位、登場週数は 32です。週間選曲リストの評価ポイントである、理想的な和声と調性を具現しており、セミクラシックとしても秀逸の楽曲です。
全期間 2 位に決定した、NHK大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽は、大河ドラマの中で最も秀でた劇伴です。1位週数が 11、登場週数も 40と高い数値。2010年の年間 1位。500回記念全期間 1位、1000回記念全期間では 2位となりました。ラストの深い劇的転調は、神域に達するほど美しく、オーケストレーションされた和声 と 調性は 群を抜いています。
全期間 3 位に決定した、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽は、歴史ある大河ドラマ テーマ音楽の中でも傑出した作品です。1位は 7週。2015年に年間 1位。登場週数が 47と、圧倒的な累積資料の数値でした。制作者の特性である和音繰り返しを打楽器で構成しながら、スキャット・コーラスそしてストリングスの和声 と 調性に、深い美しさを有する秀逸曲です。
全期間 4 位に決定した、柴田淳「おかえりなさい。」は、テレ朝・木曜ミステリー「おみやさん」主題歌です。1位週数は 7、登場週数が 11。2005年の年間 2位。500回記念全期間 4位、そして1000回記念全期間 4位変わらずと、意外性のある選曲として、再び全期間ランキングに入りました。ヴォーカル と 美しいアレンジが絶妙な和声を醸し出す秀逸曲です。
全期間 5 位に決定した、ストレイテナー “The Place Has No Name”は、テレビ東京のドラマ24「不便な便利屋」テーマ曲。意外性のある選曲として、新たに全期間ランキングへ入りました。1位週数は 6、登場週数が 14。2015年の年間 2位。70年代に帰結する様なプログレシブロックに、繊細なアレンジが和声となる佳曲です。
ドラマ テーマ曲である全期間 1位 と 5位は、曲調からドラマストーリーまで世界観が真逆です(笑)。23年間の放送を終えるテレ朝 東映・木曜ミステリー主題歌は、500回記念と 1000回記念で、全期間 4位が変わらず。そして選び抜かれたNHK大河ドラマテーマ音楽。僅か 5曲の選曲 と 順位で、第1000回記念 全期間ランキングが表現できたと思っています。
さて 2回目の全期間ランキング( All-Time Ranking )作成・公開を終え、週間選曲リストは、20年という大きな区切りを迎えます。このブログを開始した 2003年は、インターネット そして ブログメディアの草創期でした。それから放送の概念も変遷しつつあります。そこで 20年間同じだった週間選曲リストの選曲媒体について、時代に即した重要な追加変更をしました。
今まで「初めての方へ ご案内」には、私がラジオ・テレビ放送で視聴した総ての音楽の中から「美しい」5曲を順位付で選曲 と、週間選曲リストを長年定義つけていました。これを 第1001回ランキングから、私がラジオ・テレビ・インターネット放送で視聴した総ての音楽の中から「美しい」5曲を順位付で選曲 と、インターネットを独立して定義に追加しました。
ここ数年で、NHK+(プラス)やTVerなどの配信ポータルが、一気に普及してきました。週間選曲リストでも、見逃し配信を積極的に活用し、選曲媒体と見做しています。そしてNHK+(プラス)やTVerでは、過去のドラマやローカル限定の番組なども積極的に配信する様になりました。これらの独自配信を、今後は「インターネット放送」として、選曲対象と認めます。
また大きく普及してきた Amazon Prime Videoや、NHKオンデマンドからの配信も、同じく選曲対象に加えます。YouTubeに関しては、著作権に抵触する様な録画配信を除き、チャンネルによる独自番組配信に関してのみ選曲対象とします。映像媒体に関しては、以上 5ポータルのみに限定して、新たにインターネット放送の選曲媒体としました。
また音声媒体に関しては、radikoプレミアム と NHKネットラジオ らじるらじる、2ポータルを選曲対象とします。従ってネットの選曲対象は、映像 5、音声 2ポータルに限ると「週間選曲リスト・ルール」注意事項【7】で規定。また配信期限プラス 1ヵ月と、選曲対象期間も 注意事項【5】で統一しました。全国のラジオが、放送から 1ヵ月選曲対象となります。
437週目からの第1歩で書きました、資料室時代におけるニュースレター発行期間の 2倍を超える歳月が、このブログで既に経過しています。時代の趨勢は、当然見極めなければなりません。第1001回ランキングからは、ネットで適法公開されている番組も、独立して対象とする事になりました。ネットから新しい風を週間選曲リストへ入れていきたいと考えています。
500回記念の顧みて を読んでみると、次の全期間ランキングは 第1000回になってしまいます。気が遠くなります。と書いてありました。ところが あっという間に(笑)1000回まで到達しました。500回の時に見えた、何か佳い未来も近づいている実感があります。このブログで行けるところまで行ってみよう という決心は、1000回経過の今も変わりありません。
経過した 500回より、ブロガーの健康状態や災害リスクなど、次の 500回のブログ維持は さらに難しくなるでしょう。それでも 1000回までの人生は、ブログで肯定されました。これからも毎週 1回ずつ執筆室で更新していきたいと願っています。とにかく行けるところまで行ってみましょう。ですから、次の全期間ランキングは、第1500回記念を予定しています。