第906回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
いきものがかり「きらきらにひかる」
abn テレ朝・木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」主題歌 - 第 2 位 ( ▽ )
DREAMS COME TRUE “YES AND NO”
NBS フジ・木曜劇場「アンサング・シンデレラ ~ 病院薬剤師の処方箋」主題歌 - 第 3 位 ( ⇒ )
JABBERLOOP「銀座黒猫物語のテーマ」
カンテレ・ドラマ「銀座黒猫物語」テーマ曲 - 第 4 位 ( △ )
NHKーFM「邦楽百番」オープニング テーマ [長澤勝俊] - 第 5 位 ( ☆ )
NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
♪ ドラマの世界観がタイトルバックだけで戻ってきます。
「新型肺炎」(COVID-19)緊急事態宣言の影響で収録が停止され、約 3ヵ月間も本放送が中断していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、8月30日 第22回「京よりの使者」から本放送を再開しました。世帯別視聴率(関東地区)は、14・6%と好調な流れを引き継いています。ただ長期中断の影響から、現在のところ終期が未定で越年もあり得る状態です。
1月第3週からという異例なスタートをした今年の大河ドラマは、開始・終了のいずれも 暦年を基準とする慣例を壊してしまう事になりそうです。連続テレビ小説「エール」も、本放送再開が 9月15日からと発表になっています。NHKの看板ドラマ枠が、長期中断に見舞われるのは 前代未聞で、直近の視聴率推移だけでは、計り知れない影響があると思われます。
麒麟がくる の場合、歴代大河の名場面集や総集編。エール の場合は、堂々と(笑)第1回からの再放送で中断期間を繋ぎました。その方法論しかないと思われますが、私は 別番組を放送すべきだったと思います。特に朝ドラの場合、安易な平日昼も含め 2度目の再放送では、何十年も平日朝に培ってきた多数の視聴習慣を薄めさせてしまう可能性すらあるのです。
視聴率とは、番組企画によって即効性が出ると思われがちですが、一概にそうと言い切れません。長期に培った多数の視聴習慣というのは、作品の良し悪しではなく、もったいぶった路線変更とか、再放送の濫用とか、理由の如何に係わらず、コアな視聴者を根本から裏切る事によって、後から徐々に影響してくるのです。そして一度視聴習慣が壊れると、回復は 困難になります。
放送界を襲った今回のコロナ禍で、最も対策がとられた番組編成は、NHK総合 日曜深夜のアニメ「未来少年コナン」デジタルリマスター本放送だったと断言できます。新作アニメが制作中断になったための苦肉の策でしたが、宮崎駿 監督の初期にして最高傑作というべきシリーズを、毎週鮮明な映像で放送し、かつ作品のテーマが コロナ禍の現代にマッチしていました。
未来少年コナンを模して、大河・朝ドラの中断を機に、1年ずらしの覚悟で「独眼竜政宗」や「おしん」を放送したほうが視聴習慣は、安定したかも知れません。NHKに厳しい目が向けられる中で、大河ドラマという佳き放送文化をしっかり守っていかないと、NHKの存在理由は 核心から霧散してしまうのです。「麒麟がくる」の再開後の展開に期待しています。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」8月30日 放送・第22回「京よりの使者」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 長谷川博己 ➝ 門脇麦 ➝ 木村文乃 ➝ 石川さゆり ➝ 谷原章介 ➝ 向井理 ➝ 眞島秀和 ➝ 間宮祥太朗 ➝ 本郷奏多 ➝ △ 山路和弘 / △ ユースケ・サンタマリア ➝ 滝藤賢一 ➝ △ 尾野真千子 / ◯ 吉田鋼太郎 ➝ ◎ 堺正章 】
ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印 △ ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。