FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第953回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    BUMP OF CHICKEN「なないろ」
    NHK総合・連続テレビ小説「おかえりモネ」主題歌
    ♪ 編曲は BUMP OF CHICKEN & MOR。
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    all at once「マカロン」
    テレビ東京・ドラマプレミア23「シェフは名探偵」オープニングテーマ
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」劇中効果音楽 [木村秀彬]
  4. 第 4 位 ( △ )
    milet “ordinary days”
    TSB 日テレ・水曜ドラマ「ハコヅメ ~ たたかう!交番女子」主題歌
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    黄緑色社会 “LITMUS”
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室 season4」主題歌

 東京夏季オリンピックは、前例無き大会運営の中、終盤戦を迎えています。破竹の勢いだったゴールドラッシュは、大会後半まて続いており、金メダル獲得数は、大会第15日(6日)現在、史上最高の 24まで達しました。首位だった五輪「国別世界ランキング」は、現在 3位です。日本選手は 後半の競技で銀 銅メダルも重ねており、開催国として大変善戦しています。

 【東京夏季五輪 優勝記録:ボクシング女子フェザー級決勝・入江聖奈 選手「金メダル」 体操男子種目別鉄棒・橋本大輝選手 選手「金メダル」 レスリング女子62キロ級・川井友香子 選手「金メダル」 レスリング女子57キロ級・川井梨沙子 選手「金メダル」 空手男子形・喜友名諒 選手「金メダル」 レスリング女子53キロ級・向田真優 選手「金メダル」】

 先週のブログで、ニューヨークタイムズの国別メダルランキングが、日本と違い総メダル数で順位付けしていると書きましたが、気になって世界の各メディアを調べてみました。世界のメディアの多くは、日本と同じく、金メダル数優先のルールです。ところがニューヨークタイムズの他に、ESPNなど米国のメディアで、金 銀 銅の総メダル数のランキングを散見しました。

 総メダル数で順位付けすれば、当然大国が有利になります。そして米国が現在 1位です。ニューヨークタイムズやESPNが、総メダル数に拘るのは 解らないでもありません。ですが私は、やはり金メダル数優先の順位付けが正答だと考えます。IOCの公式サイトも“Olympic Medal Count”として、やはり金メダル優先の順位付けを行い発表しています。

 一部の作家と称する人物などが、オリンピック憲章 57条を引用して、ランキングの発表を違反だと主張していますが、これは誤想です。57条の世界ランキングとは、各種競技団体の世界ランキングの様に、メダルの種類に独自配点して、その総合点で順位を決める事を指しています。メダルカウントとは、単純に各国のメダル獲得数をソートし、リスト化しているだけなのです。

 リストなのですから、全く同じメダル数の時は、国名IOCコードつまりコード番号の順で並んでしまいます(笑)。そしてオリンピック憲章 57条は、全世界のメディアが、メダル獲得数で世界ランキングを作成する事に、一切異議を挟んではいません。スポーツの最終勝者は、常に「1」である原理に基づき、やはり金メダル優先の順位付けが、やはり理に適っています。

 「緊急事態宣言」が 6都府県に拡大しました。東京夏季五輪は、原則無観客で、大会をやり遂げようとしています。そして現在まで、大会から COVID-19 の大規模なクラスターや重大な感染源は 発生していません。国際オリンピック運動の試金石とも言える この東京夏季五輪から、何を結実として得られるのでしょうか? 連日のオリンピック放送視聴お疲れ様です。

第954回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    BUMP OF CHICKEN「なないろ」
    NHK総合・連続テレビ小説「おかえりモネ」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    黄緑色社会 “LITMUS”
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室 season4」主題歌
  3. 第 3 位 ( ★ )
    ケニア共和国国歌 “Ee Mungu Nguvu Yetu”
    東京夏季オリンピック閉会式演奏国歌
    ♪ 巧みなクラシック要素から和旋律まで感じさせる、優れた素晴らしい国歌。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」劇中効果音楽 [木村秀彬]
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    all at once「マカロン」
    テレビ東京・ドラマプレミア23「シェフは名探偵」オープニングテーマ

 『第32回 オリンピアード競技大会』が 8日閉幕しました。COVID-19パンデミックで 1年延期、そして原則無観客という困難の中、日本は 開催国の選手団として信じられないほどの大活躍をし、金メダル獲得数・総メダル獲得数共に、オリンピック史上最高の成績を収めました。メダル獲得数による国別「世界ランキング」も、過去最高の 3位を記録しています。

 【東京夏季五輪 獲得総メダル数:金 27 銀 14 銅 17】

 今回のオリンピック放送では、何度も金メダル獲得のシーンを視聴しましたが、やはり大会第16日目のレスリング女子50キロ級・須崎優衣 選手の試合が圧巻でした。須崎 選手の試合には、ハラハラする要素が全くなく、あっという間にテクニカルフォールで金メダル。技を掛けられまいとリンク外に逃げようとする中国の選手を引きずり出す姿には、本当に恐れ入りました。

 【東京夏季五輪 優勝記録:レスリング男子フリー65キロ級・乙黒拓斗 選手「金メダル」 レスリング女子50キロ級・須崎優衣 選手「金メダル」 野球・日本チーム「金メダル」】

 原則無観客だった故なのか、今回の東京夏季五輪では、音楽効果が強く印象に残りました。佐藤直紀が制作した表彰式音楽は、シームレスで使用しても、洗練された聴感が残る第1級の表彰式アイテムです。また国としての参加が認められなかったロシア五輪委員会選手が、金メダルの時に表彰式で流れた、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」も、実に象徴的でした。

 私は、国民として、そして音楽学( musicology )的にも、日本国歌「君が代」が、世界で最も美しい国歌だと思っています。あの美旋律 と 和声そして 終奏部は、どの国歌も追従する事が出来ません。ところが、東京夏季五輪の閉会式で、比肩する美しい国歌を聴く事ができました。閉会式に抜群のアレンジで、2回連続流れた国歌です。今週の週間選曲リストをご参照ください。

 大会最終日のマラソン競技が、札幌開催に変更した時、メダリストは、国立競技場での閉会式内での表彰式に出席できるのか? と、このブログでも懸念を書きましたが、杞憂だったようです(笑)。この杞憂は、コロナ禍での大会開催全体にも、当てはまるかの様でした。潜伏期間を大きく超える大会期間中に、選手村やスタッフから、大規模なクラスターは 発生しませんでした。

 しかし、無観客のため、東京夏季五輪の収支は、間違いなく赤字決算になると思われます。そして COVID-19 の脅威は、これからも年単位で続きます。今まで五輪開催の成功確率は、100%に近いものがありました。しかし 3年後のパリ夏季大会は、既に 90%を下回っています。いわんや来年の北京冬季大会に至っては、さらに低い成功確率になっているのです。

 世界史に刻まれる大会となった今回の東京夏季五輪を契機として、国際オリンピック運動も、あの聖火台の様に大会の簡素化、そして分散開催を真剣に考える時期に、間違いなく差し掛かっています。開会式前日まで吹き荒れた逆風の中、組織委員会を始めスタッフ、日本選手団の皆さん本当にご苦労様でした。そして連日の開催国でのオリンピック放送視聴お疲れ様でした。

第955回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    黄緑色社会 “LITMUS”
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室 season4」主題歌
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    BUMP OF CHICKEN「なないろ」
    NHK総合・連続テレビ小説「おかえりモネ」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」劇中効果音楽 [木村秀彬]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK BSプレミアム・紀行番組「よみがえる新日本紀行」テーマ音楽 [富田勲]
    ♪ 壮大な和声で地を這う様な旋律を表現した類例なき秀逸曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    さらさ「ネイルの島」
    ♪ Z世代が憧憬を有しているスタンダードジャズに類例がある。

 東京夏季五輪も終わり、旧盆が過ぎましたが、この真夏にCOVID-19は、首都圏を中心として感染爆発の兆しを示しています。4度目の緊急事態宣言が発出されていますが、効果がありません。東京の繁華街には、人波が見られ、小規模イベントは、理由をこじつけて、なし崩しに開催されています。新しい生活様式など、もはやスルーされているのが現状です。

 明らかに 日本国内の大衆心理には、コロナ禍に対して、慣れ と 飽きが蔓延しています。新型インフルエンザ等対策特別措置法(コロナ特措法)第32条1項に基づく緊急事態宣言は、国家非常事態の布告に他なりません。それなのに まるで戦後長く続いた台湾の戒厳令のように、すっかりCOVID-19 の緊急事態宣言を、強く意識しなくなってしまったのです。

 台湾の場合、大陸の人民解放軍は、曜日・時間を決めて、金門島の無人山中に砲撃をし、金門島の人々は、着弾した砲弾破片を、違う曜日に拾い集めて(笑)包丁の材料とし、名産品として販売していました。人間同士なら形骸化した戒厳令など、一笑に付す事も可能ですが、相手が強毒化したウイルスならば、そうはいきません。曜日も時間も決めずに、常に不意打ちなのです。

 今回の慣れ と 飽きをもたらした責任は、国や地方自治体だけでなく、放送メディアにもあると考えます。緊急事態宣言が発出されても、放送内容に大きな変化は ありません。それどころか民放を視ると、明らかに三密状態で脳天気に演じているテレビCMが、全体を蔓延しています。このCMを視続けていた国民層が、どんな心理を形成するのかは、推して知るべしなのです。

 国も経済活動の活発化を最大の目的として、ワクチン接種を推進しており、現在まで総人口の 39・7%、約 5052万人が 2回接種を終えています。ところが、巷に流れているのは、やはり接種後の副反応の話です。その副反応の数は、季節性インフルエンザ ワクチン接種と、全く比較にならないほどです。私の身近でも重篤な副反応の例を、具体的に見聞きしています。

 COVID-19ワクチンの実験場の道を選んだイスラエルは、全国民の半数以上が 2回接種を終えています。新規感染者数も数人程度となり、マスク生活から解放されたと、国全体が浮き足だったのも つかの間でした。僅か 3ヵ月で 1日 4000人の新規感染者数に逆戻り。それでもワクチンを信じ切るイスラエルは、3回目の接種を、高齢者を中心に推奨し始めました。

 あれだけ遺伝子組み換えの食品に安全性への懸念と、メディアが報道していたのに、今や日本国民の 6割近くへ、遺伝子組み換えのワクチンが注射されています。ブログにも書きましたが、COVID-19 は、従前の社会を変質させるウイルスで、長期戦になります。今恐ろしいのは、慣れや飽きに加えて、以前の生活に早く戻りたいという感情から生じる性急さなのです。

第956回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    黄緑色社会 “LITMUS”
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室 season4」主題歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    BUMP OF CHICKEN「なないろ」
    NHK総合・連続テレビ小説「おかえりモネ」主題歌
  3. 第 3 位 ( △ )
    NHK BSプレミアム・紀行番組「よみがえる新日本紀行」テーマ音楽 [富田勲]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK BSプレミアム・プレミアムドラマ「白い濁流」劇中効果音楽 [信澤宣明]
    ♪ オーソドックスな調性を感じましたが、煌めきのある劇伴佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」劇中効果音楽 [木村秀彬]

 東京夏季五輪 そして コロナ禍の記事で前後しますが、お許しください。6月15日に在京AMラジオ 3社は、記者会見を行い、全国民放ラジオ 47社の内 44社が、2028年秋までに、FM局への転換を目指すと公式に発表しました。遂に自らのAM放送波を停波させて、FM放送波を補完でなく本局送信とする方針を、殆どの民放AMラジオ局が選択したのです。

 この発表で気になったのは、AM波を停波させないと宣言した 47 マイナス 44の 3社です。まずかねてから想定されていた、HBC北海道放送と、STVラジオは、FM移行に参加しませんでした。広大な北海道のAM放送エリアを、全てFM化するのは、やはり無理があります。今まで通りAM放送網で全道をカバーし、都市圏のFM補完を併用する事になりそうです。

 驚いたのは、ABS秋田放送が、FM移行に参加しなかった点です。ABS秋田放送は、一昨年に本社屋の移転を行い、億単位の経常赤字で、多額の経費を償却しています。またFM補完中継にも消極的で、秋田補完中継局 1局しか存在しません。AM本局送信所の大規模な設備更新を終えていたからです。今までの経営方針を肯定したいがための不参加と推察されます。

 今回参加しなかった 3局の動向。特にABS秋田放送の動向は、民放ラジオ局経営の将来性を占う上で、これから注目に値すると思います。この他にも先島地方を含む沖縄や、経営不振の首都圏・関西圏の一部局が、私は 参加を見送るのでは? と思っていましたが、全国殆どの民放ラジオ 44社が、AM放送を廃止する方針を選択しました。これは 重大な経営決断に違いありません。

 総務省が提示したAM停波の実証実験原案も 44社は受け入れています。まず 2023年には、希望局のAM放送を先行停波させ、FM放送への転換を行う、第1次 実証実験を行います。この第1次 実証実験の時点で、多くの民放AM局に放送免許の更新期が到来するのも、ひとつの仕掛けとなっており、この2023年が停波の可否や規模を決断するタイムリミットとなるはずです。

 2025年の第2次 実証実験は、ズバリ HBC・STV・ABS 3社に対する追加参加の機会、そして準備遅滞あるいは躊躇した局に対する救済的意味合いがあると思われます。実証実験後もAMを停波したままでもよいとされ、この実証実験こそ、AM停波決行のタイミングです。ただ選択肢は複数あり、場合によっては、FMでなくAM補完中継局の設置も認められています。

 FM補完中継局の増力をせずに本局化しなければならず、既存FM局の世帯カバー率平均値の90%を確保との厳しい条件は、実証実験の中で問題が顕在化する可能性があります。ワイドFM対応のラジオ普及率は、現在 6割程度と、まだ環境が整っているとは言えない中で、民放AMラジオ 44局は、遂に自らのAM放送を廃止するという、大きな賭けへ疾走し始めました。


(追記) 週間放送視聴日記(2023年 6月 9日)に、AM停波 第1次実証実験に不参加続出 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月10日)に、KRY山口放送から始まるAM局のFM転換 を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 3月15日)に、AM停波 第1次実証実験の先にあるもの を掲載しました。

(追記) 週間放送視聴日記(2024年 5月10日)に、AM停波 実証実験で radiko が除外される理由 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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