FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第927回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「立花登青春手控え」メインテーマ [羽岡佳]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    Maika Loubté “Show Me How”
    MAZDA テレビCMソング
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    Arlo Parks “Caroline”
  4. 第 4 位 ( ★ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「24 JAPAN」劇中効果音楽 [奈良悠樹]
    ♪ 和音構成繰り返しの劇伴が目立ちますが、洗練された劇伴もあり佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    SHE’S「追い風」
    カンテレ・ドラマ「青のSP(スクールポリス)」主題歌

 NHKの新しい経営計画が策定・議決され、2023年までにBSプレミアム放送、2025年までにラジオ第2放送の減波が本決まりになりました。特にBS放送は、4K・8Kを含めて将来的に 1波だけにしてしまうとの店仕舞い(笑)的な検討まで示唆されています。NHKは、組織巨大化批判の嵐の中で、遂に放送ネットワークの縮減を余儀なくされました。

 1990年代に、外国ニュース番組をそのまま流すワールドニュース、スポーツ・囲碁将棋の長時間生中継、連日の映画放送など一気に花開いたNHKの衛星放送文化は、衰退から消滅へと向かっています。やはり地上波放送がデジタル化され、難視聴世帯の解消目的という大義名分が、BSから奪い取られた辺りで、NHK BS放送の存在理由が希薄になってしまった様です。

 私は、NHK BS放送全盛期に、ある人体実験(笑)をやった事があります。自室のディスプレイを総合・教育・BS1・BS2と 4局しか映らない様にチャンネルスキップ設定し、NHKテレビだけ視る生活を数ヵ月続けたのです。結局視たい地上波ドラマが現れたので止めましたが(笑)ストイックながら、心豊かになっていくテレビライフとして思い出に残っています。

 私の身近にも地上波テレビ放送に見切りをつけて、民放を含めたBS放送しか視ない方が存在しますし、私自身ラジオは、FM長野 と NHK-FMしか聴かない生活を何年も送っています。ネットも含めれば無限とも言えるテレビ・ラジオ放送の選択肢の中で、いつも視聴しているステーションを、極めて少数に制限している方が、意外に多くなってきているのです。

 ここ数年の民放BSの活況を見ても、BS全国放送には、地上波よりも遥かに未来への道筋が通っていると思うのですが、NHKの組織防衛の論理が優先されて、NHKが築いてきたBS放送文化を霧散させる方法論を採る羽目になった様です。こうなれば、まさかBS1波だけの放送に、衛星契約で毎月 900円近くの割増受信料を支払う価値は 全くありません。

 NHKの専門調査会は、現在の衛星・地上契約を改め「総合受信料制度」への統一を提言しています。受信料は 300円で足りるとの見出しが踊った週刊誌には、Eテレを売却すべきだとの有識者の意見が掲載されました。まあEテレを売却しないまでも、Eテレを総合テレビのサブチャンネル化するアイデアはあるし、同じ事がBSサブチャンネルにも言えるはずです。

 もちろんサブチャンネルによるマルチ編成の常態化は、帯域の問題から画質の問題が生じるかも知れませんが、総ての番組を高画質にする必要はありません。毎日数時間のマルチ編成は、現在Eテレで行われています。基幹である総合テレビも、民放もどきの公共性が脆弱な部分を削り取り、BS減波分やEテレの番組を請け負わせる必要性は、間違いなくあると思うのです。


(追記) 週間放送視聴日記(2023年 3月10日)に、NHK-BS減波の番組編成 を掲載しました。

第928回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「立花登青春手控え」メインテーマ [羽岡佳]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    Maika Loubté “Show Me How”
    MAZDA テレビCMソング
  3. 第 3 位 ( △ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「24 JAPAN」劇中効果音楽 [奈良悠樹]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    DREAMCATCHERA “Eclipse”
    テレビ東京・アニメ「キングスレイド ~ 意志を継ぐものたち」主題歌
    ♪ 和音進行がJ-POPテイストなアニソン佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・よるドラ「ここは今から倫理です。」劇中効果音楽 [梅林太郎]
    ♪ 洗練されたヴォーカルを伴う劇伴がリスト対象です。

 このブログでは、COVID-19 を「新型肺炎」と、当初報道された呼称を使い続けてきました。新型コロナウィルス感染症の正式名称は、COVID-19 であり、昨年の2月11日の段階で、WHO(世界保健機関)が命名しました。各国のメディアは、COVID-19 と呼称していますが、なぜか日本は、メディアも法令も、この正式名称を使いたがらないのです。

 このブログでは、WHOが命名した時から、カッコ書きで、COVID-19 と統一して表記しています。但し当初国内で報道された「新型肺炎」との表記も今まで使っていました。COVID-19 は、気道感染症の一種であり、カゼウイルスに類し、感染悪化した患者の多くが、肺炎を併発する事実があります。そしてブロガー自身も肺炎に着目し続けているのです。

 ブログでも何度か書いてきましたが、私は過去気管支炎を罹患しており、低血圧 と 季節性の咳喘息の持病があります。晩秋から真冬にかけてゴホンゴホンと咳き込みが続く年があるのです。ただでさえインフルエンザの季節には、誤解を生じない様にするのが大変なのに、COVID-19の大流行にあって、人前での咳き込みは、大変な社会的リスクを招いてしまいます。

 どうにか昨春までは、咳喘息が再発しなかったのですが、やはり晩秋になりゴホンゴホンと始まってしまいました。そこで処方されたアドエアを 1日 2回吸引し始め、どうにか先月には咳喘息が遠のきました。今回はアドエア吸引薬を、粉状のディスカスタイプではなく、気化してあるエアゾールにしたのが良かったのかも知れません。初めて真冬に咳喘息が治まりました。

 この「新型肺炎」(COVID-19)が蔓延している時期に、季節性の咳喘息の持病がある方は、咳き込んだだけで、刺す様な視線を感じます。全世界で長年使用されているアドエアは、ステロイド剤の中でも、肺や気道に微量だけ直接届くため、全身への副作用はないとされています。季節性の咳喘息は、暖冷の変わり目に予防的な吸引を始めるのが やはり効果的です。

 このウィズコロナの時代に咳喘息に罹患されている皆さんは、大変な苦労を強いられていると思います。感染の心配から、医院での受診を控えている患者さんも多いと聞きますが、まずは適切な投薬治療を続ける事こそ、やはり必要です。このブログで「新型肺炎」の呼称を続けていたのは、季節性の咳喘息を罹患している者として、少しでも警鐘を鳴らす意味もあったのです。

第929回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「立花登青春手控え」メインテーマ [羽岡佳]
  2. 第 2 位 ( △ )
    DREAMCATCHERA “Eclipse”
    テレビ東京・アニメ「キングスレイド ~ 意志を継ぐものたち」主題歌
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「24 JAPAN」劇中効果音楽 [奈良悠樹]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Maika Loubté “Show Me How”
    MAZDA テレビCMソング
    ♪ 1位 2週、登場 7週。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「青天を衝け」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [佐藤直紀]
    ♪ 難解な和音進行ですが、楽典を想起させる旋律を有したテーマ音楽。

 13日深夜に東北地方から関東地方の広い範囲で、最大震度 6強(福島県 相馬郡 新地町など)の激しい地震が発生。広範囲で住宅の大破損などの被害がありました。震源域が深かったためか、津波の発生・被害はありませんでしたが、2011年 3月の東日本大震災から約 10年目で、最大クラスの余震が発生した事は 間違いなく、未だ予断を許さぬ状況が続いています。

 【負傷者 153名】

 激震が観測されると、その隣接地点でも同じ様に強く揺れると瞬時に推定する「PLUM法」という予測手法を初めて適用して、今回 気象庁は 緊急地震速報を出しています。これに基づき午後 11時08分の地震発生時から、NHKは 全国に緊急地震速報を送出しました。最初は 東北太平洋沿岸地域・茨城、約 17秒後に東北全域・関東広域と速報範囲が拡大しています。

 NHKの緊急地震速報から全波サイマルのチャイム入り地震速報は、赤木野々花 アナが担当しました。ラジオも同時放送となるチャイムが鳴った瞬間に最大震度を音声で速報するなど、冒頭はしっかりした緊急アナウンスでしたが、長野県の地名を読み間違えた件(笑)だけでなく、だんだんと一杯一杯の状況となり、途中で糸井羊司 アナへ全中担当が交代しています。

 地震直後から、radikoプレミアムを通じて、RFCラジオ福島IBS茨城放送を聴いてみました。発災時が土曜深夜だったためか、ネットや完パケ番組を流しながら地震速報を挿入する形をとっており、情報伝達が稀薄な印象を受けました。東日本大震災では初動から責務を果たした両局も、10年が経過した今、報道体制に緩みのあったと感じざるを得ませんでした。

 また強い揺れに見舞われたテレビ各局では、局内の様子をスキップバックレコーダーを通じて放映しています。ところが、NHK福島放送局を始め殆どのローカル局内に、職員・社員の姿は映っていませんでした。土曜深夜という発災になると、働き方改革によって局舎内にスタッフが在局していないという現状が、スキップバックレコーダーで如実に映像記録されていました。

 東日本大震災は、1000年に1度と言われる巨大地震です。それ程のスケールならば、余震が 100年以上続き、最大クラスの余震が 10年目にやってきても不思議ではありません。慣れを伴う人間のスケールで勝手に解釈し、防災の体制をなし崩しに緩めてしまう事は、厳に戒めなければなりません。今回の地震で被害に遭われた皆さんへ、心から お見舞い申し上げます。

第930回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    DREAMCATCHERA “Eclipse”
    テレビ東京・アニメ「キングスレイド ~ 意志を継ぐものたち」主題歌
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・土曜時代ドラマ「立花登青春手控え」メインテーマ [羽岡佳]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・金曜ナイトドラマ「24 JAPAN」劇中効果音楽 [奈良悠樹]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Taylor Swift “Love Story”
    ♪ 事情ある再録ですが、シンプルな旋律に伴うヴォーカル和声が時代にフィットしている佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「青天を衝け」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [佐藤直紀]

 渋沢栄一がメインとなる歴史ドラマを視た記憶が全くありません。2月第3週に始まった大河ドラマも視た記憶がありません(笑)。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」は、異例の始期、そして異例の題材でスタートしました。世帯視聴率(関東地区)は、20・0 ➝ 16・9%と推移しています。ちなみに前作の 麒麟がくる は、17・9 ➝ 17・1%でした。

 渋沢栄一は、埼玉県の豪農の生まれで、新政府官吏から実業家に転じて名をなし、子爵位まで登り詰めた、日本自由経済の先駆者というべき人物です。格差社会と叫ばれるコロナ禍の年に、大河の題材として適切なのか? 少し疑問が残ります。栄一子役の小林優仁 くんが、見聞きすれば解る事を いちいち当事者へ疑問としてぶつけるあたりは、渋沢栄一の人生観そのものです。

 初回・2回目と視て、強烈な印象を残したのは、主役の吉沢亮ではなく、ドラマ冒頭から「こんばんは、徳川家康です」(笑)と語り出す北大路欣也の存在です。芸能人専門老人ホームでの顛末を描いた「やすらぎの郷」という連続ドラマがありましたが、北大路欣也こそ、夫婦で東京の高級老人ホームに住まいし、そこからドラマの撮影現場に通っている敬老俳優の星なのです。

 その北大路欣也が、午後 8時ジャストに「こんばんは、徳川家康です」と語りだし、徳川時代から 青天を衝け の背景説明をするシーンは、極めて斬新でした。特に第2回では、鎖国をしている間、海外の大事件や情報を、出島のオランダ商館から長崎奉行所を通じて、幕府中枢へ秘密報告が行われていた「オランダ風説書」の存在など、レアな歴史知識も紹介していました。

 注目したのは、徳川斉昭が 竹中直人、藤田東湖は 渡辺いっけい、武田耕雲斎に 津田寛治を重要配役してある点です。一橋家へ養子に出た徳川慶喜を描いても、幕末の水戸藩、特に天狗党・諸生党の際限なきジェノサイドを詳しく描写したテレビ時代劇は、その例がありません。渋沢栄一の生涯とジェノサイドという明治維新の光と影が、配役からも映し出されていました。

 音楽は、佐藤直紀が担当。佐藤直紀が制作した大河ドラマ「龍馬伝」テーマ音楽は、劇伴の最高傑作で、500回記念 全期間ランキング 第1位を記録しています。ところが、今回のテーマ音楽は、高い音楽性を有していると理解出来ますが、美しく優れた和声を全く感じません。劇伴のイメージを要求し決定するNHKスタッフの和声感が、ゼロに近いのだと推測できます(笑)。

 1979年の大河ドラマ「草燃える」を全話視て、とうとう吾妻鏡 口語訳まで買ってしまった私としては、正直言って今年の大河よりも、来年の「鎌倉殿の13人」に興味が募っています(笑)。とにもかくにもデノミが無ければ(笑)3年後に新一万円札の顔となる近代日本資本主義の父・渋沢栄一の一代記である「青天を衝け」の今後の展開に期待しています。

 2021年 NHK大河ドラマ「青天を衝け」21日 放送・第2回「栄一、踊る」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 吉沢亮 ➝ 高良健吾 ➝ 橋本愛 ➝ 田辺誠一 ➝ 満島真之介 / △ 草彅剛 ➝ 大谷亮平 / ◯ 北大路欣也 ➝ △ 竹中直人 ➝ 吉幾三 ➝ 渡辺いっけい ➝ 津田寛治 ➝ 平泉成 / ◯ 和久井映見 ➝ △ 平田満 ➝ ◎ 小林薫 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


(追記) 週間放送視聴日記(2021年11月19日)に、青天を衝け 混乱するクレ順 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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