FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第871回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    豊島たづみ「とまどいトワィライト」
    CS 日本映画専門チャンネル・ドラマ「たとえば、愛」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    山本彩「追憶の光」
    TSB YTV・バラエティ番組「ダウンタウンDX」エンディング テーマ
  3. 第 3 位 ( ★ )
    福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
    Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌
    ♪ 主題歌「思ひで」の原曲を抜群の調性で歌唱した秀逸曲。
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    CS AXN・外国テレビドラマ「刑事コジャック」前期シリーズ 劇中効果音楽 [John Cacavas]
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「いだてん ~ 東京オリムピック噺(ばなし)」テーマ音楽 [大友良英]

 明けまして おめでとう ございます。 2020年(令和2年)の新春を迎えました。

 今年最初の週間放送視聴日記は、まず年末・年始のテレビ・ラジオ番組を振り返ります。12月26日 発表の FM長野“COUNTDOWN JAPAN”年間第1位は、Offical髭男dism“Pretender”(推定得点:380)が獲得。前年の年間 1位だった、米津玄師“Lemon”ほどの高得点ではありませんでしたが、長期間ランクインしていました。

 30日の「第61回 日本レコード大賞」は、Foorin「パプリカ」が受賞。発表をライブで視ていましたが、この結果には 驚きました。最年少受賞歌手となり、労働基準法では 児童の扱いです。同法 第61条によって、児童は 午後 8時から午前 5時までの労働が禁止されており、受賞直後の歌唱が録画放送となっています。視聴率(関東地区)は、14・0%でした。

 Foorin「パプリカ」は“COUNTDOWN JAPAN”年間チャートの 3位でしたが、J-WAVE“TOKIO HOT 100”の年間チャートでは、100位までに入っていません。現代の音楽チャートは、集計方法の選択だけで、結果が異なってしまいます。それだけ共通する大衆的音楽ヒットが成立しにくいのです。今回のレコ大は、象徴的な事象でした。

 大晦日 放送「第70回 NHK紅白歌合戦」は、それみた事か(笑)白組が優勝しました。視聴率は、過去最低の前半 34・7% 後半 37・3%でした。前回と同じくゲスト・会場・視聴者を分離する 3ポイント制で勝敗を判定したのですが、会場・視聴者共に、白組へポイントを入れています。NHKは、会場審査員も視聴者で構成されている点に、未だ気付いていません。

 【最終審査結果:紅組 33万3402(1ポイント) 白組 43万9191(2ポイント)】

 審査の内訳は、ゲスト審査員が、紅組 6(54・5%)白組 5(45・5%)と、紅組が 1ポイントを獲得。会場審査は、紅組 1002(42・4%)白組 1361(57・6%)。視聴者審査も、紅組 33万2394(43・1%)白組 43万7825(56・9%)となり、白組が 2ポイント。前回比で 会場・視聴者の得票差が縮小しても、やはり白組優勝でした。

 今回の紅白は、とにかく凝り過ぎで(笑)ディスプレイから受ける映像情報も過多な状態が、4時間30分に渡り続きました。制作サイドの自己満足ばかり目立ち、これでは 視聴者が離れてしまいます。特別枠も含めて再考 と 反省をすべきです。但し 紅白歌合戦 ➝ ゆく年くる年 のギャップは、NHKホールのバズーカ クラッカーから、奈良市の薬師寺へ、見事に落ちています。

 正月 2日・3日の「第96回 箱根駅伝」は、青山学院大が 総合・往路優勝を遂げました。復路優勝は 東海大学でした。駅伝開催としての気象条件に恵まれた今大会は、区間・往復総合と驚異的な新記録が続出し、区間賞が各校に分散。そのためトップを独走していた青山学院大も、結局 復路優勝を逃しました。厚底シューズの普及もあって、記録がハイレベルになっています。

 【経済星取表:(2003年 大納会)『 ● ● ● ● ● ● 』(2019年 大納会)】

 昨年大納会の日経平均株価終値は、2万3656円62銭と、1年間で 3641円85銭「上昇」しました。年頭日記恒例の経済星取表は、7年ぶりとなる青の負星から、再び赤の勝星が点灯しています。消費動向に明確な伸びは見られず、米中対立回避の動きが日本の平均株価に好影響をもたらしたのも要因のひとつですが、先行指標である平均株価の急伸には 注目です。

 ここ長野県松本市は、年末とりわけ大晦日の朝が大変暖かく、元日から寒の戻りがあっても好天に恵まれて、市街地に積雪もない 穏やかな三が日を迎えました。ご愛読者の皆様、今年も『チャート★ドランカー BLOG』を、何卒よろしく お願い申し上げます。


(追記) 箱根駅伝の視聴率は、往路 27・5% 復路 28・6%でした。

第872回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
    Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    豊島たづみ「とまどいトワィライト」
    CS 日本映画専門チャンネル・ドラマ「たとえば、愛」主題歌
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    山本彩「追憶の光」
    TSB YTV・バラエティ番組「ダウンタウンDX」エンディング テーマ
  4. 第 4 位 ( ★ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「グッド・ファイト」テーマ音楽 [David Bucklay]
    ♪ 長編のタイトルバックとフィットしたオーケストレーションな佳曲。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    家入レオ「未完成」
    NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未然犯罪潜入捜査」主題歌
    ♪ 高い感性のヴォーカルとフィットしたミディアムロックな佳曲。

 年頭日記にも書きましたが、今回の紅白は、やれイリュージョンだの けん玉だの(笑)歌番組というより演芸大会(笑)的な内容で覆われていました。すべての歌は、応援歌だ。などと言った今回の紅白テーマは、音楽の普遍性を理解しておらず不遜極まりないフレーズです。ドキュメント録画やCGに依存せず、まともに歌った出場歌手は、いったい何組いたのでしょうか?

 NHKは、今年からインターネット同時配信を開始する予定です。しかし、当初の計画からトーンダウンした内容になりました。総合テレビ・Eテレの 24時間配信は行えず、結局 17時間程度から始まりそうです。ネットのみの視聴者から受信料を徴収する事も意図していた様ですが、困難となりました。現行の放送法を厳格に解釈すれば、新たな徴収は 無理な話です。

 ブレーキをかけたのは、高市早苗 総務大臣を筆頭とした政府・総務省筋でした。これ以上の組織肥大化を避けるべく、NHKの新事業計画に待ったをかけたからです。驚いたのは、BS衛星放送のチャンネル削減要求でした。BS 4波から 1波を削減しろとの要求に対して、NHKは、最も普及している BS1・BSプレミアムから 1波を削減すると回答してしまったのです。

 4K・8Kの普及は進んでいないのに、その 4K・8Kを温存して、最も普及している BS1・BSプレミアムから 1波を削減するなら、衛星契約の受信料を地上波契約の金額まで下げるべきです。大多数の世帯で、1波しか視聴できない衛星契約を 1年 1万円以上も割り増しで払わせるなど、こんな選択をして なぜ平気なのか? NHKの信義さえ問われかねません。

 ネット同時配信には、受信契約を勧める表示が出て、受信契約を確認できた世帯のみ、その表示が消えて、かつ見逃し配信も視ることが可能になるそうです。たぶんNHK受信契約世帯に付されているID番号あたりを入力するシステムだと思われますが、誰が考えても、これはスクランブル放送に類しており、あのNHKから国民を守る党の主張に立脚しているのです(笑)。

 NHKから国民を守る党の議席獲得に関して、一部の経営委員は、強い危機感を持っており、昨年末に会長の交代まで行いました。ところが理事・職員全体には、その危機感が薄く、高額給与を守るべく 巨額の人件費を予算に計上し続けており、一方では、受信料徴収を外部に委託し、職員が地を這う様な努力をせずに、未納世帯から受信料を取り立てているのです。

 4K・8Kを守るために、普及している 2Kのチャンネル削減を考えてしまう事自体、衛星放送に割り増し受信料を払っている多くの世帯への付加価値維持を軽視しています。NHKから国民を守る党に言われるまでもなく、NHKに対する国民の目は 厳しくなっており、受信料の引き下げ幅の議論や ネット同時配信を契機に、NHKの大改革は、待ったなしの状況なのです。


(追記) 週間放送視聴日記(2021年 2月 5日)に、NHK BSの減波問題 を掲載しました。

第873回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
    Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「グッド・ファイト」テーマ音楽 [David Bucklay]
  3. 第 3 位 ( △ )
    家入レオ「未完成」
    NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未然犯罪潜入捜査」主題歌
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    豊島たづみ「とまどいトワィライト」
    CS 日本映画専門チャンネル・ドラマ「たとえば、愛」主題歌
    ♪ 1位 4週、登場 8週。
  5. 第 5 位 ( ★ )
    BSテレ東・ドラマ「今夜はコの字で」テーマ音楽 [石塚徹×SomaGenda×鈴木俊介]
    ♪ 僅か30秒のタイトルバックにキレのある和声を感じさせる佳曲。

 近年 Cookieを利用した、ネット広告配信が、やたら目立ってきました。ちょっと検索や情報を閲覧した商品名から、突然ポップアップで、その商品の広告が掲示される行為が、ネットで横行しています。リターゲティング広告と称し、サイト閲覧の際に生成される Cookie(クッキー)という情報を基に制作されていますが、実に鬱陶しく やっかいな存在です。

 同じくらい鬱陶しいのは、サイト閲覧をする最初の段階で、Cookie使用の同意を求めてくるポップアップです。EUで個人情報に関する法律(規則)“GDPR”が制定され、個人情報を無断に使う可能性があるとして、Cookie利用を厳しく制限する様になりました。確認メッセージを出し同意を得ないと、巨額の制裁金が課されるペナルティもあり得るのです。

 あくまでも欧州域内のみの規制ですが、国際企業のサイトでは、僅かでも“GDPR”の適用範囲に入っている事を警戒して、日本語で確認メッセージを出し始めています。このブログは、国内のアクセスを原則対象としているので、問題ないと思っていましたが、遂に日本でも、Cookie利用規制を念頭に置いた、新しい個人情報保護法が制定される事になりました。

 このブログでは、アクセス解析として、長期間 Google Analytics を利用してきました。Google Analytics を使う限りは、Cookieの利用を明示しなければならす、現在 Privacy Policy に、その記載をしています。しかし このブログでは、ご訪問された方が どのページをお読みになったのか? そのデータに ほぼ使用が限定されており、Cookieまで必要ないのです。

 このままでは、必要ない Cookie利用の確認メッセージを出す法的必要性が生じるかも知れません。そこで このブログでは Google Analytics の利用を廃止して、Cookieを利用しない「自作のアクセス解析」を設置する事にしました。総てオリジナルのシステムで運用してきたブログですが、唯一外部のものを使っていたアクセス解析も、遂に自作致します。

 自作のアクセス解析では、Cookieを一切利用せず、いつどのページをお読みになったのか? アクセスログからのみデータを収集していきます。そのデータに基づき、日計・週計・月計など切り口を変えて解析する、実に簡易な機能です。システムは、PHPで構築し、従来のアクセスカウンター機能や、ご愛読者ボタン機能と連動したものにしたいと考えています。

 年末から少しずつ制作に入っており、自作したアクセス解析の完成後、数週間程度の検証テストをし、Google Analytics と同じ結果が出ていると確認出来ましたら、トラッキングコードをブログから取り外して Google Analytics を廃止する予定です。非営利な個人ブログに、Cookieは 必要ありません。簡易なアクセス解析を、自作で設置すれば済む話なのです。


(追記) 2020年 3月19日に Google Analytics を廃止し、Privacy Policy を改定しました。週間放送視聴日記(2020年 3月27日)に、アクセス解析システムを自作する を掲載しました。

第874回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
    Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「グッド・ファイト」テーマ音楽 [David Bucklay]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    家入レオ「未完成」
    NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未然犯罪潜入捜査」主題歌
  4. 第 4 位 ( △ )
    BSテレ東・ドラマ「今夜はコの字で」テーマ音楽 [石塚徹×SomaGenda×鈴木俊介]
  5. 第 5 位 ( ★ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
    ♪ 過去の大河ドラマ劇伴を研究し尽くしたかの様な実にオーソドックスな佳曲。

 4年に1度、同じ年に回ってくるのは、うるう日、夏季オリンピック、そして米国大統領選挙です。うるう日は 来月、東京夏季五輪は 7月、米国大統領選挙は 11月にやってきます。米国大統領選挙の民主党候補選びに関しては、来月のアイオワ党員集会、ニューハンプシャー州予備選からスタートします。誰が民主党候補者になるか、まだ予断の許さない状況です。

 一方の共和党候補者は、確定しています。現職のトランプ 大統領です。就任当初は、4年もつのか と考えていた知識人も多かったのですが(笑)いまや再選を目指しています。失言が止まらず、人事も猫の目の様に変わり、弾劾裁判まで連邦議会下院から起こされたにも係わらず、セーフティゾーンをキープしている事自体、従来の大統領にない したたかさを感じるのです。

 その典型例が、今回のイランに対する強硬策でした。イランにおける革命防衛隊司令官とは、巨大な武力諜報機関のトップであり、そこに直接アタックをかける事自体、宣戦布告に等しい行為なのです。正月から きな臭い世界情勢となりましたが、その報復が誰も予想だにしなかった、革命防衛隊の民間航空機に対するミサイル誤爆というアクシデントを招いてしまいました。

 イラン国内に沸いた、燃え上がる様な反米感情が、一転 自国の反政府感情に変質し、イランにとっては、不運この上もありません。そして 強引な諜報軍事作戦を決断したトランプ 大統領を非難する声が、殆ど上がらなくなりました。それぞれの立場から、成否いずれの結果分析はできますが、トランプ 大統領が強運としか、表現出来る語彙が見当たらないのも事実です。

 さらに イランへの軍事行動は、思わぬところへ影響をもたらしています。北朝鮮です。イランへの軍事行動の前日まで、新型兵器の試射成功と大々的に報道し、米国に対して瀬戸際外交を展開していましたが、イランの軍事行動以降、沈黙する時間が多くなりました。北朝鮮が最も怖れる、ピンポイント奇襲作戦の成功例を見せつけられたのですから、当然の反応かも知れません。

 中国との貿易バトルも、これでは収拾がつかないと思わせるくらい、非難 と 報復の応酬で、関係が悪化してしまったのですが、突然貿易交渉を巡る「第1段階の合意」で、正式な文書に お互い署名しています。水面下では 交渉が進んでいたのです。日本とは、既に新貿易協定が発効しており、トランプ大統領は、喧嘩話を全面に出しながら、着々と成果を得ています。

 舌禍を怖れる日本の政治家は 数多くいますが(笑)自らの舌禍を休みなく発射し(笑)それに慣れさせていく手腕は、前代未聞の技です。ブログでトランプ 大統領の外交手法を「プロレス外交」と書いた事がありますが、国内国外いずれのリングでも、従来の政治家には 真似の出来ない、押し引きの勘どころを掴むのが絶妙な大統領に、4年間で成長してしまいました。

第875回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
    Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    NHK総合・外国テレビドラマ「グッド・ファイト」テーマ音楽 [David Bucklay]
  3. 第 3 位 ( △ )
    BSテレ東・ドラマ「今夜はコの字で」テーマ音楽 [石塚徹×SomaGenda×鈴木俊介]
  4. 第 4 位 ( ★ )
    Creepy Nuts「オトナ」
    テレビ東京・ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」オープニング テーマ
    ♪ ヒップホップですが、リズムセクションに不思議な和声を感じさせる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]

 あの女優の不法行為のせいで、広範囲の撮り直しが必要になり、大河ドラマとしては、極めて異例な 1月第3週からのスタートとなりました。しかし、ワーストの烙印を押されてしまった前作と全く異なり、視聴率(関東地区)は大変好調で、17・9 ➝ 17・1%と推移しています。全国の視聴率を調べても、名古屋地区では 20%を超えているほど、近年にない出足です。

 今年の大河ドラマは、智将・明智光秀の生涯を 1年間追っていきます。「麒麟がくる」は、原作指定のないオリジナル脚本で、池端俊策が中心の共同執筆作品です。過去の大河ドラマにおいて、何度も明智光秀は 登場していますが、やはり戦国時代の成功例である 豊臣秀吉、徳川家康がメイン級の配役となり、三日天下の明智光秀は、引き立て役に甘んじるのが殆どでした。

 初回から 2話視聴しましたが「麒麟がくる」は、過去の名作大河と比較しても、遜色なき素晴らしい出来です。第1回の 吉田鋼太郎演ずる 松永久秀が、コソ泥(笑)もどきから、求めていた鉄砲をそっと光秀に融通してやるシーンや、第2回における 本木雅弘演ずる 斎藤道三が、土岐頼純を謀略で誅するシーンは、緩急自在に名場面を組み込んでいるとの印象を受けました。

 音楽は、米国の作曲家ジョン・グラムが担当。テーマ音楽を初聴して驚きましたが、50年以上に及ぶ大河ドラマ劇伴を研究し尽くして、エッセンスを表現したかの様な作品です。まず昔からの大河ファンには、心地よいテーマ音楽だと感じさせ、毎週聴き込んでいくと、広範な視聴者が馴染むのだと思われます。ただ 和音構成などに、斬新さが無かったのが 気になりました。

 今年の大河ドラマは、2週遅れで開始した点、さらに五輪中継優先のため長期休止が日程に組まれており、全 44回で短縮放送されます。ピンクレ俳優が大変少ないタイトルバックに象徴される様に、主要配役を絞って謎の多い明智光秀の生涯を、ドラスティックな結末も含め描いていけるのか? 出足から本格的との呼び声が高い「麒麟がくる」の今後の展開に期待しています。

 2020年 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」26日 放送・第2回「道三の罠(わな)」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 長谷川博己 ➝ 門脇麦 ➝ 西村まさ彦 / △ 川口春奈 ➝ 伊藤英明 / ◯ 高橋克典 ➝ △ 堺正章 ➝ ◎ 本木雅弘 】

 ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印  △  ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。


(追記) 週間放送視聴日記(2020年 9月 4日)に、麒麟がくる 本放送再開 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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