第419回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
Kalafina “symphonia”
NHK総合・ドキュメンタリー番組「歴史秘話ヒストリア」エンディング テーマ - 第 2 位 ( ▽ )
宇多田ヒカル “Show Me Love(Not A Dream)” - 第 3 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「江 ~ 姫たちの戦国」劇中効果音楽 [吉俣良]
♪ 第8回 放送では 8時25分過ぎに流れた劇伴がリスト対象です。 - 第 4 位 ( △ )
Tokio Hotel “Darkside of The Sun” - 第 5 位 ( ▽ )
abn テレ朝・木曜ドラマ「告発 ~ 国選弁護人」劇中効果音楽 [沢田完]
ファンタジー大河と言われています(笑)。3年前の「篤姫」は、スウィーツ大河とも言われていました(笑)。今年のNHK大河ドラマ「江 ~ 姫たちの戦国」は、長年の大河ドラマファンから、またもや賛否両論が沸き起こっています。但し視聴率は 好調です。関東地区は 当初から 20%超えで、数回前から下がり始めましたが また 20%を超えました。
このファンタジー大河(笑)において、織田信長 役の豊川悦司は、良くやったと思います。そして柴田勝家 役の大地康雄も素晴らしい出来です。大地康雄は、1991年「太平記」での 一色右馬介 以来の大河ドラマ出演になります。コミカルな演技が多い中で、今週放送「初めての父」での江(上野樹里)を打擲するシーンは、大河の伝統に即した重厚さを感じさせました。
しかし、今回の「江 ~ 姫たちの戦国」では、織田信長も 柴田勝家も 短期の出演となる役柄です。このブログでも、3年前「篤姫」の台詞回しに強い疑問を呈した事がありました。それでも 篤姫 の芯には、原作者・宮尾登美子のしっかりした歴史観が存在していたのです。しかし、今回の「江 ~ 姫たちの戦国」は、脚本家の田渕久美子が、原作から担当しています。
まだ 2ヵ月視聴した程度ですが、この「江 ~ 姫たちの戦国」のシナリオには、歴史観が存在しているとは思えないのです。田渕久美子 女史にとって、歴史上の人物のキャラが立っていれば、作家としての思想的な歴史観は、不必要なのかも知れません。ですが、それでは大河ドラマの歴史の中で「江 ~ 姫たちの戦国」が、放送終了後に高い評価を得られるのか疑問です。
吉俣良が制作したテーマ音楽は、同じく担当した 篤姫と、類似点が多い旋律構成です。昨年の「龍馬伝」テーマ音楽には、独創性の面からも及ばないと思います。ただ劇伴音楽には、特筆すべき美しいトラックも存在します。豊川悦司と、大地康雄、ふたりの俳優に助けられた感が否めない大河ドラマ「江 ~ 姫たちの戦国」今後の展開を心配しながらも、期待しています。
2011年 NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」2月27日 放送・第8回「初めての父」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 上野樹里 ➝ 宮沢りえ ➝ 水川あさみ / 鈴木保奈美 ➝ 時任三郎(回想) / 大地康雄 ➝ 左時枝 ➝ 山田純大 ➝ 小林隆 / ◯ 石坂浩二 / 岸谷五朗 ➝ 大竹しのぶ ➝ ◎ 北大路欣也 】
ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印 △ ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。