第49回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Do As Infinity「柊」
SBC TBS・ドラマ「恋文 ~ 私たちが愛した男」主題歌 - 第 2 位 ( ⇒ )
a.mia “LAT.43゚N”
SBC TBS・ドラマ「エ・アロール」主題歌
♪ カヴァーでも実に秀でたアレンジです。 - 第 3 位 ( ⇒ )
浜崎あゆみ “No way to say”
パナソニック テレビCMソング - 第 4 位 ( △ )
渡辺美里「十の秘密」
ABN テレ朝・木曜ミステリー「新・京都迷宮案内」主題歌 - 第 5 位 ( ▽ )
TSB 日テレ・ドラマ「共犯者」劇中効果音楽 [吉川慶・AUDIO HIGHS]
その昔 ジュークボックスという、コインを入れて選曲すると音楽が流れるマシンがありました。日本でも現在のカラオケに匹敵するほど普及し、繁華街に よく設置されていたものです。米国の音楽チャート誌「ビルボード」は、第2次世界大戦前から このジュークボックスで流れた回数を テータとして集計し、その結果が音楽チャートの源流点のひとつになっています。
その後、順位決定のデータ要素は、レコード(CD)セールス と ラジオ・エアプレイに進化していきました。レコード(CD)セールスは、売り上げ結果ですので 万人が理解出来ますが、エアプレイという概念は、理解が難しいと思います。新譜音楽のラジオ放送回数を、エアプレイ(AIRPLAY)と呼称しています。リスナーとして音楽を受けとめた頻度なのです。
日本では、1988年10月にJ―WAVEの開局と同時にスタートした、“TOKIO HOT100”で、全番組 1週間のオンエアーをデータ採用したのが、ラジオ・エアプレイ集計の始まりだと考えられています。但し J―WAVEの“TOKIO HOT100”では、オンエアー「回数」と言っていません(笑)。オンエアーポイントと、独自に呼称しています。
ひとつの放送局で 1週間のオンエアー「回数」を集計しても、順位がつけられるのは 5位前後までが限界で、圧倒的多数のオンエアー 1回楽曲が、横並びするのが実態なのです。昔のビルボードは、モニターと称する全米ラジオ局のプログラミング・ディレクターの作成したランキングを、エアプレイ 放送頻度として集計していましたが、これも実際の回数集計と異なります。
今では、送り手のステーション そして 聞き手の調査機関双方から、実際放送した全米ラジオ局の放送回数が、正確に計測出来る様になりました。ラジオ・エアプレイは、新譜 旧譜の区別なく音楽流行のベクトルを的確に表現します。ラジオ局から流れる音楽の放送頻度とは、それがオールディーズ専門局であっても、ヒットチャートのデータとして成立するのです。
FM長野のサイトでも、リアルタイムの曲目オンエアー情報が掲載されるようになりました。「週間選曲リスト」を、ブログで発表している私にとって とても便利な機能です。出来得れば このデータ集計により、FM長野の“AIRPLAY TOP 5”を紹介する小さな番組でも制作すれば、長く続けて放送していく事が可能なメイン番組のひとつになり得ると思いました。
本来「長寿番組」とは、何代DJが変わっても、フォーマットを使い捨てにせず、大切に育てていく編成方針から生まれると思います。「自分の番組」でなく「引き継いでいく番組」は、ステーションの核となります。ラジオ・エアプレイ(AIRPLAY)データは、人気番組の重要なコンテンツに成り得るのです。その事にJ―WAVEは、開局時から気付いていました。