第41回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
NHK総合・ドキュメンタリー番組「地球に乾杯」テーマ音楽 [羽毛田丈史] - 第 2 位 ( △ )
day after tomorrow “Starry Heavens” - 第 3 位 ( ★ )
a.mia“LAT.43゚N”
SBC TBS・ドラマ「エ・アロール」主題歌
♪ ドリカムを精練した美しい秀逸曲 と タイトルバック。 - 第 4 位 ( ▽ )
諫山実生「恋花火」
NHK総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」8 ~ 9月 オンエアー曲
♪ 1位 6週、登場 8週。 - 第 5 位 ( ★ )
NBS フジ・バラエティ番組「トリビアの泉」テーマ音楽 及び 演出効果音楽 [堂島孝平]
♪ バロック的要素を含むハイレベルなテーマ音楽とセンスのあるBG。
「衆議院解散」は、日本国憲法で天皇の国事行為と定められています。しかし、その衆議院解散の権能 と 手続きに関して、憲法上明文の規定はありません。国事行為には、内閣の助言 と 承認が必要なので、衆議院解散の決定権は 内閣に属します。さらに その決定権の行使は、国政全体に影響を及ぼす重大な判断となりますので、内閣総理大臣のみ行えると解されています。
例え全国務大臣が解散に反対しても、全員罷免して、国務大臣を総て内閣総理大臣の兼任(一人内閣)とし、解散を内閣として決定する事は、法的に可能なのです。これは解散権が明文化されてなくても、内閣総理大臣に国務大臣を任意で罷免する権利が、憲法 第68条 2項で明確に与えられているからです。ですから衆議院の解散は、内閣総理大臣の専権事項とされています。
衆議院解散の手続きの過程は、国政のシステム上、類例のない劇的な効果があります。古代・太政官制から続く詔(みことのり)から起源を発する、天皇 御名御璽が記印された、衆議院解散の命令公文書である「詔書」を、本会議で衆議院議長が朗読した瞬間、衆議院議員全員は「解雇」となります。議長も不存在の状態になるため、本会議は散会手続きなく打ち切りです。
議事録の速記も「万歳、拍手。何時何分。」と、詔書朗読の時刻が最後に記載され停止します。本会議場の衛視も、議員に敬礼しなくなるそうですから徹底してます(笑)。「詔書」が憲法下で有効に発せられるのは、衆議院解散 と 国会召集、さらに衆議院議員総選挙 と 参議院議員通常選挙の施行公示のみに限定されていますが、詔書の渙発は、現代まで脈々と続いています。
また詔書朗読の直後に、議員資格の喪失、つまりクビになった前議員達が「万歳三唱」をするのは、よく考えると不思議な慣習です。万歳三唱は、1897年(明治30年)松方正義 総理の時の解散からだと伝えられています。なぜ失職した代議士の方々は、その瞬間に万歳三唱するのでしょうか。やはり重い「詔書」朗読から発するパッションの現れなのかも知れません。
【衆議院解散詔書 朗読日時:平成15年10月10日 午後 1時05分 朗読議長:綿貫民輔 解散通算回数:20】
衆議院解散によって、40日以内に 新たな衆議院議員を全員選び直す総選挙が、全国一斉に執行されます。衆議院解散詔書朗読の本会議は、NHK総合テレビが 毎回必ず生中継しています。今回は議員が納得づくの解散でもあり、例年になく奇麗な(笑)「万歳三唱」でした。今回の総選挙は、マニフェスト(政権公約)が注目されています。巷では 既に選挙ムード一色です。