第989回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Florence+The Machine “My Love” - 第 2 位 ( △ )
NHK総合・時代劇セレクション「慶次郎縁側日記」テーマ音楽 [川崎真弘] - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「鎌倉殿の13人」テーマ音楽 [エバン・コール] - 第 4 位 ( ▽ )
林部智史「花に約束」
NHKラジオ第1放送「ラジオ深夜便」深夜便のうた
♪ 1位 1週、登場 5週。 - 第 5 位 ( ▽ )
Liam Gallagher “Everything’ Electric”
この春のFM長野自社制作番組編成は、金曜夕方でスクラップ アンド ビルドが起きた以外、大きな動きに至りませんでした。JFNネット番組などにも 大きな改編は ありません。2025年のNHKラジオ減波、2028年の民放AM放送廃止、そしてCOVID-19の影響と、JFN加盟局の多くが その見極めを躊躇しており、結局模様眺めとなっている様です。
1990年代に起きた民放FMの多局化ブームから番組編成を見ていくと、全国的に自社制作番組の放送時間枠が拡大しています。しかし 経営規模が正常に拡大している県域局は、ほぼ皆無です。殆どの県域局は、決算で黒字を出しても、設備更新の減価償却費に消えてしまいます。自社制作番組の放送時間枠の拡大に、経営的な意義があったのかは、根幹のところで疑問なのです。
JFNの草創期である 1985年に開局したFMぐんま には、当初自社制作番組が数えるほどしかありませんでした。殆どの放送時間をJFN・Bルートの生放送ワイドが埋めていました。そして毎時 55分からの 5分間に地域情報 つまり コアな自社制作を編成したのです。今では信じられませんが、FMぐんま開局当時のタイムテーブルには、JFNの原点がありました。
昨年(2021年)の改編記事にも書きましたが、コロナ禍以前の自社制作率に拘らず、経営見通しという身の丈に合った自社制作になる様に、番組内容を精査すべきです。私は 平日の自社生ワイドに関して、午前 7時半から 9時まで、午後 5時から 7時までと、通勤通学・帰宅の時間帯に合わせ 放送時間を縮小して、JFNネット受けへとシフトチェンジすべきだと考えます。
総務省では、デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会が開催されており、注目の「放送番組の同一化」も積極的に検討されています。同一放送番組の同時受信が相当とされる区域は、現在県域ですが、柔軟に広域化していく案も焦点です。それは 過去のFMぐんま に模範例があったかに思えてきます。JFN加盟局も自社制作率に拘るべきではないはすです。
放送番組の同一化に、聖域などありません。ニュース・気象情報の広域化も考えられます。定時の天気予報をエリア内から送出する事に拘るよりも、エリアの気象警報を、一刻も早くキー局から送出したほうが、リスナーの利益に叶います。2028年に向けてラジオメディアには、発想の大転換が必要です。FM長野には、時代を先読みしていく様な番組編成を願っています。
FM長野 自社制作番組リスト
2022年 4月
- 【1】MAGIC HOUR
月 - 木 1600 ~ 1855
小林新・寺岡歩美 - 【2】Oasis 79.7
月 - 木 0730 ~ 1000
伊織智佳子 - 【3】claps!
金 0730 ~ 1049
高寺直美 - 【4】FM-NAGANO SATURDAY D
土 1100 ~ 1200
高寺直美 - 【5】翔べ!FRIーTAG!!
金 1600 ~ 1900
バカボン鬼塚・飯野美紗子
開局時(1988年10月)から 34年間の全リストは、Basic List に掲載しています。