第874回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
福原希己江 “Pretty girl milking her cow”
Netflix・オリジナルドラマ「深夜食堂 ~ Tokyo Stories Season 2」挿入歌 - 第 2 位 ( ⇒ )
NHK総合・外国テレビドラマ「グッド・ファイト」テーマ音楽 [David Bucklay] - 第 3 位 ( ⇒ )
家入レオ「未完成」
NBS フジ・ドラマ「絶対零度 ~ 未然犯罪潜入捜査」主題歌 - 第 4 位 ( △ )
BSテレ東・ドラマ「今夜はコの字で」テーマ音楽 [石塚徹×SomaGenda×鈴木俊介] - 第 5 位 ( ★ )
NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム]
♪ 過去の大河ドラマ劇伴を研究し尽くしたかの様な実にオーソドックスな佳曲。
4年に1度、同じ年に回ってくるのは、うるう日、夏季オリンピック、そして米国大統領選挙です。うるう日は 来月、東京夏季五輪は 7月、米国大統領選挙は 11月にやってきます。米国大統領選挙の民主党候補選びに関しては、来月のアイオワ党員集会、ニューハンプシャー州予備選からスタートします。誰が民主党候補者になるか、まだ予断の許さない状況です。
一方の共和党候補者は、確定しています。現職のトランプ 大統領です。就任当初は、4年もつのか と考えていた知識人も多かったのですが(笑)いまや再選を目指しています。失言が止まらず、人事も猫の目の様に変わり、弾劾裁判まで連邦議会下院から起こされたにも係わらず、セーフティゾーンをキープしている事自体、従来の大統領にない したたかさを感じるのです。
その典型例が、今回のイランに対する強硬策でした。イランにおける革命防衛隊司令官とは、巨大な武力諜報機関のトップであり、そこに直接アタックをかける事自体、宣戦布告に等しい行為なのです。正月から きな臭い世界情勢となりましたが、その報復が誰も予想だにしなかった、革命防衛隊の民間航空機に対するミサイル誤爆というアクシデントを招いてしまいました。
イラン国内に沸いた、燃え上がる様な反米感情が、一転 自国の反政府感情に変質し、イランにとっては、不運この上もありません。そして 強引な諜報軍事作戦を決断したトランプ 大統領を非難する声が、殆ど上がらなくなりました。それぞれの立場から、成否いずれの結果分析はできますが、トランプ 大統領が強運としか、表現出来る語彙が見当たらないのも事実です。
さらに イランへの軍事行動は、思わぬところへ影響をもたらしています。北朝鮮です。イランへの軍事行動の前日まで、新型兵器の試射成功と大々的に報道し、米国に対して瀬戸際外交を展開していましたが、イランの軍事行動以降、沈黙する時間が多くなりました。北朝鮮が最も怖れる、ピンポイント奇襲作戦の成功例を見せつけられたのですから、当然の反応かも知れません。
中国との貿易バトルも、これでは収拾がつかないと思わせるくらい、非難 と 報復の応酬で、関係が悪化してしまったのですが、突然貿易交渉を巡る「第1段階の合意」で、正式な文書に お互い署名しています。水面下では 交渉が進んでいたのです。日本とは、既に新貿易協定が発効しており、トランプ大統領は、喧嘩話を全面に出しながら、着々と成果を得ています。
舌禍を怖れる日本の政治家は 数多くいますが(笑)自らの舌禍を休みなく発射し(笑)それに慣れさせていく手腕は、前代未聞の技です。ブログでトランプ 大統領の外交手法を「プロレス外交」と書いた事がありますが、国内国外いずれのリングでも、従来の政治家には 真似の出来ない、押し引きの勘どころを掴むのが絶妙な大統領に、4年間で成長してしまいました。