第760回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
Maika Loubté “THE CHOYA 2017”
CHOYA 成熟篇 テレビCM音楽 - 第 2 位 ( ▽ )
JUJU「いいわけ」
NHK総合・ドラマ10「この声をきみに」主題歌 - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・ドラマ10「この声をきみに」劇中効果音楽 [fox capture plan] - 第 4 位 ( ▽ )
狩野泰一&宮本貴奈「音紬ぎ」
NHK Eテレ・古典芸能番組「日本の話芸」テーマ音楽 - 第 5 位 ( ★ )
Anly “Venus”
abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌
♪ 歌唱を探るように和音化している佳曲。
『第48回 衆議院議員総選挙』は、22日に投開票され、連立与党で 313議席と、憲法改正発議に必要な 3分の2の議席を引き続き確保し、自民党が大勝しました。公示直後の週刊誌などでは、自民苦戦の議席予想が見出しを踊っていましたが、全く正反対の結果となり、小池百合子 都知事らが仕掛けた野党再編劇を伴った倒閣運動は、跡形もなく雲散霧消してしまいました。
【獲得議席数:自民 284 立憲民主 55 希望 50 公明 29 共産 12 維新 11 社民 2 無所属 22】
選挙戦さなか松本駅内に設置された期日前投票所の脇を通ると、既にいくつかの新聞社が出口調査を行っていました。それもそのはずです。今回の総選挙の期日前投票者数は、2137万8400人と、全有権者の 20・1%にも達していました。これは事前に浸透した選挙情勢が、投開票日直前で劇的に変化するアナウンス効果が、起きにくくなった事を示しています。
投開票日当日は、松本市内も本降りの雨模様でした。私は、お昼過ぎに自宅から徒歩で 5分ほどの投票所へ行ってきました。投票所では、松本市選挙管理委員会が独自発行する「投票記念カード」を、今回も頂きました。これで 7枚目になります。降りしきる雨のせいではないと思いますが、投票所の前に、いつもなら見掛ける出口調査の調査員は、誰もいませんでした。
午後 7時55分からスタートした総合テレビのNHK開票速報は、予告スポットの段階から、午後 8時に議席の予測を発表すると大々的に宣伝。NHKも出口調査ありきの開票速報へ、完全にシフトチェンジしました。民放の開票速報と比較しても、NHKは 当確判定に常識的なリミットをかけていたのですが、とうとう そのリミットも完全に消え去ってしまった様です。
まず午後 8時ジャスト、自民党勝利・過半数を大きく上回る情勢 と ヘッドラインを打ち、スロット風な帯コーナーで、8時00分15秒に 全465議席の内 150議席へ いきなり当確。8時00分25秒に 248議席が当確。8時01分00秒に 283議席が当確。そして8時02分30秒の段階で 297議席(63・8%)に、NHKは 当確を打ってしまいました。
今回のNHK開票速報の画面は、非常に解りずらかったです。台風情報が逆L字を占めて、さらに開票データの画面に字幕情報と、これでもかと詰め込み過ぎた状態で放送を続けました。そこで我が家では 音声をミュートにし、NHK-FMのラジオ開票速報を聴いていました。ラジオの速報特番でも、台風情報や長野県内の警報・避難準備情報を、刻々と伝えたのです。
FM長野は、午後 8時55分 と 10時55分のFM長野ニュース(JFNネット)で開票状況を速報。共同通信社の分析を的確かつコンパクトに伝えていました。ローカルの速報はなく、11時から同じくJFNネットによる開票特番を 1時間放送しています。長野県内小選挙区の当選者は、自民 2 希望 2 無所属 1。2区で 自民 1名の復活当選がありました。
今回の総選挙では、超大型で非常に強い台風 21号が、投開票日に日本上陸を狙い、荒天のため 13小選挙区で、開票遅延による両日開票となりました。公職選挙法 第65条では、開票は すべての投票箱の送致を受けた日 又は その翌日に行う、と定められています。離島からの投票箱送致が遅れた場合、その投票箱が到着するまで開票作業を始められないのです。
NHK開票速報も、4議席が当選党派未確定のまま終了。そして翌日午前 11時40分に、まず比例東海ブロックで当確。午後 2時27分に沖縄 4区の当確。4時26分 佐賀 2区で当確。5時22分に全議席の党派が確定。そして夜となり 9時31分に 比例東海ブロックで最後の当確が出て、やっと全議席の当確者氏名が確定するという、非常に冗長な開票速報となりました。
安倍 首相は、国政選挙 5連勝となり、共同通信社トレンド調査でも、すさまじい勢いに乗っていたはずの 小池百合子 希望の党代表は、2連勝の後で手痛い 1敗を期しています。野党再編解散と題したブログに、語彙として表現した「踏み絵」は、今までの小池ブームを一気に引き潮にしてしまうほどの決定的なダメージを加え、野党惨敗のきっかけを与えてしまいました。
どうも打倒安倍のシュプレキコールの裏に、顕著な実績のない小池 代表の激しい権力欲が、国民に透けて見えてしまった様です。一方の立憲民主党の躍進は、まるでお題目の様な単調極まる護憲主張にも拘わらず、枝野幸男 代表が 2011年の東日本大震災の時、内閣官房長官として防災服姿で懸命に働いていた姿を、多くの国民が忘れていなかったからかも知れません。
今回の総選挙の結果から、憲法改正発議に必要な両議院 3分の2の勢力は、2019年夏の参院選まで維持されます。憲法改正を主張するなら、もはや具体的な憲法改正の条文案を、投票権者の国民に呈示すべき時です。果たして 憲法改正国民投票開票速報は 視聴できるのか? やたら謙虚という 2文字を多用する(笑)安倍 首相の次の仕掛けに注視しています。