第672回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
NHK総合・外国テレビドラマ「ダウントン・アビー ~ 華麗なる英国貴族の館」テーマ音楽 [John Lunn]
♪ 極めて完成度の高いテーマ音楽。 - 第 2 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [服部隆之] - 第 3 位 ( ⇒ )
シシド・カフカ“Crying”
NHK BSプレミアム・プレミアムよるドラマ「はぶらし/女友だち」主題歌 - 第 4 位 ( △ )
城南海 ~ きずきみなみ「月と月」
テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング曲 - 第 5 位 ( ▽ )
Randy Houser“We Went”
7日に 北朝鮮は また人工衛星打ち上げと称し、長距離弾道ミサイルの発射実験を決行。ミサイルは、沖縄県上空を通過しました。弾道ミサイル打ち上げの兆候を掴んでいた政府は、ミサイルを発射の時点で J-ALERT(全国瞬時警報システム)や Em-Net(緊急情報ネットワークシステム)を使って、直ちに国民に情報を伝達すると、事前に広報していました。
北朝鮮がミサイル発射から 3分後、J-ALERT と Em-Netが一斉に速報しています。NHK総合テレビでは、9時34分に通常の政党討論番組「日曜討論」を即時打ち切り、J-ALERTの「国民保護に関する情報」が、全画面表示になってミサイル発射情報を伝えました。そしてミサイルは、沖縄県上空を通過し、9時43分に通過情報が放送されました。
FM長野では、完パケ番組の時間帯でしたが、午前 9時52分に小林新 アナが「北朝鮮関連のニュース」としてミサイル発射を速報。制作 信濃毎日新聞のクレジットがない「臨時のFM長野ニュース」でした。この独自報道は、民放FM局として、立派だと思います。10時11分には、TOKYO FMがニュース速報として、全国にミサイル発射・通過情報を放送しました。
またNHK-FMは、非常にレアな臨時ニュースとして、総合テレビの音声をラジオ第1放送と同時に放送しています。国民保護情報は、全波サイマル送出との編成方針になった様です。なお日本国内で着弾等の被害はなく、武力攻撃事態・予測事態による国民保護法で規定された「警報放送」や、配置されたミサイル防衛(MD)システムによる破壊措置もありませんでした。
ミサイル発射の時刻は、午前 9時31分。そして平壌放送(朝鮮中央放送)が「特別重大報道」としてミサイル(人工衛星)打ち上げを発表したのが 午後 0時30分。妙に 30分刻みとなっています。その理由は、昨年夏 平壌標準時間を、日本標準時間から 30分遅らせる措置に踏み切ったからなのです。北朝鮮は、本当に日本標準時間と同じなのが嫌だった様です(笑)。
我が国の標準時間は、1986年(明治19年)7月13日に制定されました。法的根拠は「本初子午線経度計算方及標準時ノ件」。この明治19年勅令第51号に、現行法律と同一の有効性があります。そしてこの勅令で定められた、東経 135度の日本標準子午線上には、兵庫県の明石市立天文科学館が建っています。そして韓国も日本と同じ標準時間で、時差ゼロなのです。
北朝鮮の頑なさならば、日本から遅れてはならぬと、平壌標準時間を日本標準時間より 30分早める選択肢もありましたが(笑)さすがに北朝鮮の指導者も地球の自転方向には 逆らえなかった様です(笑)。2009年の北朝鮮による飛翔体の発射時と同様に、今回のミサイル発射が日本にとって、国民保護法に基づく警報放送の重要な訓練となった事は 間違いありません。
(追記) 2018年 5月 5日から北朝鮮は、標準時間を元に戻しました。