FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第569回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    桜井美南「今かわるとき」
    テレビ東京・ドラマ24「なぞの転校生」オープニング テーマ
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「軍師官兵衛」テーマ音楽 [菅野祐悟]
  3. 第 3 位 ( △ )
    abn テレ朝・木曜ドラマ「緊急取調室」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [林ゆうき]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    akiko “Beyond the moon”
    NHK総合・ドラマ10「紙の月」挿入歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    植村花菜「輝く時間(とき)の中で」
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ曲
    ♪ 旋律構成に類似例がありますが、ヴォーカルも含むアレンジに和声 と 調性が整っているバラード佳曲。

 8日に「ソチ冬季オリンピック」が開会します。ロシア連邦では、初の冬季五輪。夏冬 通じては、ボイコット国が多数発生した旧ソビエト連邦時代のモスクワ以来 2回目となります。今回 冬季五輪としては初めて開会式前から既に競技が始まっており、6日には スキー フリースタイル女子モーグル予選や、フィギュアスケート団体・男子SP ペアSPが行われました。

 オリンピック憲章 第5章32項には、競技期間が開会式当日を含めて 16日を超えてはならない、との付属細則が定められています。競技種目がどんどん増加し肥大化してきた大会日程を円滑に進めるため、競技を前倒して、開会式前に始めてしまおうという便法(笑)が慣習化している訳です。ただこれでは 開会式の意味が、だんだんと薄らいでしまうのです(笑)。

 ちなみに 冬季・夏季五輪の正式名称ですが、実は 異なります。同じくオリンピック憲章 第5章32項によると、夏季五輪は「オリンピアード競技大会」。冬季五輪は「オリンピック冬季競技大会」と定められています。「オリンピアード」とは、オリンピックの開催年から 4年間を指し示す 暦的意味があるのです。このブログでも、閉会時のまとめの際に 正式名称を使っています。

 12月29日に ソチ南部の駅で爆弾テロがあり、多くの犠牲者が出ました。五輪開会式への世界首脳の出席が、最近の慣例となっていましたが、国内治安状態の不安 と ロシアが抱える人権問題から、米国・オバマ 大統領を始め各国の首脳は、相次いで開会式欠席を表明しています。米国代表団長は、テロ対策の大元締だった ナポリターノ 前国土安全保障長官です。

 その中で安倍晋三 内閣総理大臣は、ソチ冬季五輪開会式への出席を決断しました。開会式前日は 奇しくも北方領土の日に当たり、安倍首相は 北方領土返還要求全国大会 出席直後に、政府専用機でソチへ向かっています。なんとソチ到着予定は 開会式の僅か 10分前です。これは遅刻覚悟であり、極めて珍しいタイトな外交日程で、開会式に出席する事になりました。

 今回のソチ冬季五輪に関してNHKの放送中継は、総合テレビ・BS1・ラジオ第1放送を中心に、ネットへも実況無しで配信するそうです。BS-Hiがあった頃は、全競技完全中継を高らかに唱っていましたが、NHKも地上波・衛星波・音声波、それぞれの特性を生かした編成へシフトチェンジをしており、今回は 中継が漏れた競技を、ネット配信する方針となりました。

 今回のソチ冬季五輪は、日本選手の強化が順調で、金メダル数・総メダル数共に過去最高だった 1998年 長野冬季五輪(金 5・銀 1・銅 4)を目指しているそうです。日本 と ソチの時差は 5時間あります。果して「長野超え」のメダル獲得ができるのか? その前に何事もなく競技日程が無事消化できるのか? 今までの冬季五輪には無かった緊張感が高まっています。


(追記) 開会式は、8日 午前 1時14分(日本時間)から始まりました。現地時間では 20時14分と、2014年の冬季五輪にかけています。印象的だったのは、ロシア連邦国旗の掲揚でした。斉唱されたロシア連邦国歌は、旋律が 旧ソ連国歌「祖国は我らのために」と殆ど同じなのです。歌詞も旧ソ連国歌を作詞(補作)したセルゲイ・ミハルコフが 作り直しています。

 また掲揚された国旗を たなびがせる様に、旗ポール(旗竿)から圧縮空気を吹き出させる仕組みも、旧ソ連の頃と同じでした。選手団の入場行進は ロシア語アルファベットの順で、日本は 前から 86番目 なんと後ろから 2番目。開催国ロシアのひとつ前になります。これだけ遅い日本選手団の入場は、開催国だった東京・札幌そして長野の五輪を除き初めての事です。

 その日本選手団の行進が始まる直前の 2時19分でした。生中継をしていた総合テレビに「NHK地震情報」のテロップが現れました。しかも地震発生から僅か 1分という速さです。気象庁の震度速報に先行して、まず地震があった事をNHKが 独自速報する場合、概して強い地震である事を示します。伝えられた震度は、福島県浜通りが 4の やや強い地震でした。

 開会式のアトラクションは、きちんとした音楽効果もあって、最近の五輪開会式の中では洗練されている感じを受けました。ただオリンピック憲章で定められた開会式次第からの遊離は、やはり否めませんでした。華やかな開会式の中で、ソチ冬季五輪の成否の鍵を握っているプーチン 大統領による全く原稿を視ない開会宣言が、3時27分に全世界へ中継されています。

 注目の聖火点火は、なんとメインスタジアムに到着した聖火を また外へリレーし(笑)点火用の台に火が移った瞬間に、約 20メートルの高さの聖火台へ炎が走っていく、2006年のトリノ冬季五輪 開会式の聖火点火に模したシステムでした。点火用の聖火台 と メインの聖火台、ふたつ用意する必要性があったのか? 少々疑問です(笑)。3時54分に聖火台へ灯っています。

 NHKの開会式実況は、阿部渉 アナ と 廣瀬智美 アナ。ちょっと はしゃぎ過ぎの感じがありました。中継は 4時まで続き、直後に総合テレビは 全国ニュースを放送しましたが、開会式ではなく、入場行進の際に起きた地震が トップニュースでした。松本市内は、開会式が始まった頃から降り出した雪が一気に積りだしました。ソチ冬季五輪 開会式は、無事終了しています。


ブログ開始は 2003年です。

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