FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第469回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    NBS フジ・ドラマ「ストロベリーナイト」劇中効果音楽 [林ゆうき]
    ♪ 21日 第7話放送では 21時44分から流れた劇伴がリスト対象です。
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽 [吉松隆]
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    Lady Antebellum “Just a Kiss”
    テレビ東京・2時間サスペンスドラマ「水曜ミステリー9」エンディング テーマ
  4. 第 4 位 ( ⇒ )
    abn テレ朝・木曜ミステリー「科捜研の女」劇中効果音楽 [川井憲次]
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    浜崎あゆみ “how beautiful you are”
    NBS フジ・木曜劇場「最後から二番目の恋」主題歌

 天皇陛下が、18日に 心臓バイパス手術を受けられ無事終了しました。東大・順天堂大 合同による最高の医療チームの執刀で、手術時間は 3時間56分と、同系統の手術と比較してもスムーズに進みました。冠動脈の 2ヵ所を陛下自身の内胸動脈を使ったバイパス血管でつなぎ、血流の流れを豊かにし虚血状態を改善するものです。心臓疾患に対する高度な外科手術でした。

 昔のバイパス手術は 大がかりなもので、心臓の機能を停止させた上で、人工心肺を使用していましたが、陛下の手術は 手術の間も心機能を そのまま維持する「オフポンプ」という手法が用いられました。陛下は、手術から 2日後の 20日にICUを出られ、歩行リハビリを始めるなど順調に回復しておられます。ご年齢から考えても陛下の回復力は、極めて高い域にあります。

 このブログは 2003年 1月からスタートしていますが、ブログ作成の作業は 2002年末から行っていました。シングルのページに「ただ今 工事中」と掲示していただけでしたが、その時に「天皇陛下、前立腺癌と NHKが速報」と、特別のニュース表示を出していたのを思い出しました。陛下が癌に罹患したとの報道は、それだけ大変な事だと認識していたのです。

 それから このブログは 9年2ヵ月続けています。天皇陛下は、全摘手術で前立腺癌を完全に乗り越え、今は虚血状態を改善するために、積極的に心臓バイパス手術を受けられたのです。国民の象徴である陛下のお立場からみても ご立派な事で、同じ病気で悩んでいる国民には、大きな励みとなると思います。ただ天皇陛下は、御年 78才になられ、ご公務の軽減は不可避です。

 皇室典範には、天皇の全権代理となる「摂政」を置く規定がありますが、この規定の行使は、国家として極めて重大な決断です。天皇陛下の地位が、外部からの判断だけでは、絶対影響のないものにするため、皇室典範では 精神若しくは身体の重患 または 重大な事故の場合以外「摂政」を置く事は認められません。そして摂政になれる皇族は、厳格に定められています。

 そして摂政を置く決定には、内閣総理大臣・衆参両院議長・最高裁長官など国家の最高権力代表者と、最も神聖な選挙とされる、成年皇族19名による互選で選ばれた皇族議員 2名により構成された「皇室会議」の議決を経なければなりません。一方「国事行為の臨時代行」は、内閣の助言と承認により陛下直接の委任で可能です。敬称は「国事行為臨時代行殿下」です。

 今回の心臓バイパス手術の際も 17日から当分の間、皇太子殿下が国事行為の臨時代行を務められています。しかし、国事行為の臨時代行の委任は、ご病気療養や ご外遊などの場合に限られ、治癒や帰国によって委任は 終了となります。今回の場合 天皇陛下がご退院されれば、やはり皇太子殿下が務められている国事行為の臨時代行は、時期を見て終了しなければなりません。

 このブログでは、女系天皇の考え方に賛同する人々に、安易な軽さを感じ、女系天皇の考え方の賛否で、生まれ育った日本という国の伝統理解の軽重が解ると書いています。6年ほど前です。また最近 政府が検討開始した女性宮家の制度にも、熟考がない軽さを同じく感じました。皇室において婿養子が禁制であった、その歴史的経緯は 国民ひとりひとりが学ぶべきです。

 いわんや悠仁親王殿下ご誕生により、新たに確定した皇位継承順位を、いかなる理由であれ変更する考え方は 全くの論外です。深遠な皇室制度は、例え時代の要請によってでも、根幹に変更を加えるべきではないのです。必要なのは、今上陛下の公務を軽減するべく「国事行為の臨時代行」を広い範囲に渡ってもう少し長く続けられる様な法令の改正だと、私は考えています。


(追記) 週間放送視聴日記(2017年 6月 2日)に、退位特例法を読み解く を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

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