第325回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Raphael Saadiq “100 Yard Dash” - 第 2 位 ( △ )
阪井あゆみ「横顔」
NBS KTV・ドラマ「白い春」主題歌 - 第 3 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル] - 第 4 位 ( ★ )
海援隊「早春譜」
SBC TBS・水曜劇場「夫婦道」主題歌
♪ 変わらない武田節な佳曲。きちんとタイトルバックを制作しています。 - 第 5 位 ( ▽ )
宮本笑里 “Fantasy for Violin and Orchestra”
♪ 1位 2週、登場 7週。
ラジオニュースは、いつも最新ニュースが放送されるとは限りません。例えば NHKラジオ第1放送「ラジオ深夜便」内の定時ニュースは、前日の出来事からピックアップされた内容が多く報道されています。事前準備された予定稿的な要素は 否定出来ませんが(笑)特段ビックニュースのない時 その選択は、ニュース編集者の裁量が大きなウェイトを占めるのです。
ですからFM長野ニュース(JFNニュース)と NHK-FM(R1同時放送)のラジオニュースでは、 トップ項目の違いが頻繁にあります。しかし 突発的な事件・事故ではなく、FM長野ニュース と NHK-FMニュースのトップ項目が一致し、その一致が長く続く時は、数年に一度しか起き得ない重大なニュースが、確実に進行中とのシグナルだと解釈できるのです。
4月25日 午前からのFM長野ニュース と NHKラジオニュースは、トップ項目が一致し それが連続していきました。まさしく重大ニュース進行中のシグナルだったのです。その項目とは「メキシコで豚インフルエンザが人間に感染」。メキシコで低毒性の「豚インフルエンザ」から突然変異した新型インフルエンザが、人間同士の感染を起こし始めた発端時のニュースでした。
翌日から新型インフルエンザ感染は 世界中へ拡大し、WHO(世界保健機構)の警戒レベルは、27日に フェーズ「3」からフェーズ「4」。30日には フェーズ「5」まで引き上げられました。最高レベルのフェーズ「6」になれば、全世界で新型インフルエンザの爆発的流行(パンデミック)を意味し、強毒性なら その犠牲者数は、世界大戦に匹敵する可能性もあります。
以前このブログでも 厚生労働省の新型インフルエンザ対策の指針案は「最後の審判の日計画」に匹敵する重大な内容だから、省令ではなく法制すべきではないのかと書いた事がありました。通常のインフルエンザ・ワクチン製造を中止して、豚インフルエンザ・ワクチン製造に切り替えるとか、ワクチン接種優先順位の決め方など、やはり「選民」の思想が滲み出ています。
全世界での犠牲者 4000万人と言われる 1918年の「スペイン風邪」大流行とは異なり、新型インフルエンザを想定し対策に着手していた事と、情報化社会のおかげで迅速な初動だったのが せめてもの救いですが、間違いなく事態は 深刻です。全世界が足並みを揃えた対応により、新型インフルエンザが 弱毒性のままで、流行が終息する事を、心から願っています。
(追記) 5月 9日 カナダに短期留学していた、高校生 2人 と 教諭 1人に国内初の新型インフルエンザ感染を確認。10日に さらに 1人。16日に 海外渡航歴のない兵庫県立 神戸高校の生徒 8人から感染が確認されました。この時点で国内警戒レベルを「第1段階(海外発生期)」から「第2段階(国内発生早期)」に引き上げました。
17日は さらに大阪府 茨木市の私立 関西大倉高校の生徒など計 84人の感染が確認。18日になると世代を超えた広がりを見せ 計 163人。20日には 236人の感染が確認されています。なお同日以降は、一般の病院で患者診療を開始。感染者総数の詳細な把握も事実上困難になりましたが、NHKは 独自の取材で発表を続けています。