第285回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
Mr.Children “HANABI”
NBS フジ・木曜劇場「コード・ブルー ~ ドクターヘリ 緊急救命」主題歌 - 第 2 位 ( ▽ )
CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「鬼平犯科帳‘69‘71」テーマ音楽 [山下毅雄] - 第 3 位 ( ★ )
いきものがかり「ブルーバード」
SBC テレ東・アニメ「NARUTO疾風伝」オープニング テーマ
♪ アーティストイメージとは違うドライブ感を魅せるアニメ主題歌。 - 第 4 位 ( ★ )
みつき「夏のモンタージュ」
SBC TBS・ドラマ30「ナツコイ」主題歌
♪ 声楽的歌唱力を有している女優・高畑充希の和声感あるアレンジによる佳曲。編曲は 増田武史、詞 曲は 竹内まりや。 - 第 5 位 ( ⇒ )
NHK総合・木曜ドラマ「乙女のパンチ」劇中効果音楽 [制作スタッフが既存楽曲から選曲]
福岡県 北九州市の県域FM局“CROSS FM”(エフエム九州)が、先々月 経営破綻し、会社清算による再建の道を選びました。以前なら KBS京都(近畿放送)など放送局の経営危機があっても、破綻だけは 免れてきたのですが、20世紀の段階では 想像さえつかなかった、日本の放送事業会社の経営破綻は、21世紀にラジオ局から、現実の姿となりつつあります。
セント・ギガ(衛星デジタル音楽放送)で、史上初の経営破綻(事実上閉局)が起きて以来、経営基盤の脆弱なコミュニティFM局などに、放送局の破綻は 相次いで表面化しています。破綻を間近で見た県域民放FM局の危機感は 尋常でなく、中には編成(放送)部 と 営業部を ひとつにする組織改革をし、一種の「本部」体制で乗り切ろうという局も存在するほどです。
この様なラジオ局経営破綻と その法的処理が、先例となって残ってしまえば、今の不況から好況へ日本経済が移っていったにしても、景気循環で 次の大不況が到来してしまった時に、もはや放送業界を守ってくれた護送船団は出航しません。編成方針の転換を図らずに、個々の事情しか顧みないラジオ局の淘汰は、先伸ばしする事があっても、これからも充分有り得るのです。
4月からの新年度も、首都圏・関西圏の人気ラジオ局でさえ、スポットは 暫減傾向にあり、平成19年度決算は 赤字局が続出しています。現在でも資本金を蝕む 債務超過状態になっているラジオ単営局は 数局あります。累積赤字が改善しない局も 十指を超えていました。その債務超過状態になっていた局のひとつが“CROSS FM”(エフエム九州)だったのです。
CSテレビ放送でも「スターチャンネル」の累積赤字が 245億円まで達し、遂に会社清算をした上で再建となったそうです。通常の私企業なら、とても再建は 無理な負債です。CSテレビ局でさえ こんな状況ですから、インターネットの普及 や コアターゲットの絞り過ぎなど、原因が明確な全国のラジオ局の経営は、例外なく今回の不況で厳しさを増しています。
だからと言って私は、将来 地上波ラジオメディアが姿を消す事は、絶対有り得ないと思っていますし、信じています。一体どのようなラジオ ステーションや番組が、将来も残るのか? 意外にその答えは、リスナーなら解り切っている事なのです。その正答が理解出来て、しがらみを断ち切り、オールリセット出来る覚悟を有する送り手が、どれだけ存在しているのでしょうか?