FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第135回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・木曜ドラマ「菊次郎 と さき」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [坂田晃一]
    ♪ ドラマに相乗して情緒性を強く意識させる劇伴音楽。
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    SBC TBS・ドラマ「女系家族」劇中効果音楽 [栗山和樹]
  3. 第 3 位 ( △ )
    Billy Ban Ban「今は、このまま」
    三和酒類 iichiko テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    一青窈「影踏み」
    JRA 日本中央競馬会 テレビCMソング
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    NHK総合・大河ドラマ「義経」劇中効果音楽 [岩代太郎]

 8日に 郵政民営化法案が、参議院本会議で否決廃案となり、 小泉 総理大臣は、衆議院解散を即日断行しました。参議院本会議は、午後 1時からNHK総合が特設ニュースを開始。民放テレビ全局は、報道特別番組で採決を生中継しました。手渡す青の記名札が過半数を超えた時点で法案否決と速報。参議院本会議の採決生中継は、最も迅速に集計された「電子投票」の様相でした。

 【採決結果:賛成 108 反対 125】

 特に民放テレビは 記名投票採決のため、議員が白 と 青の木札(賛成は 白票・反対は 青票。木札には 投票議員の氏名が記載されている)を行使した瞬間にカウンターを作動させ、投票状況は リアルタイムで画面に表示しました。竹中 郵政民営化担当大臣は、否決の瞬間に沈痛な表情でしたが、一方 臨時閣議へ向かう 小泉 総理大臣は、まなじりを決した顔をしていました。

 採決直後 開かれた臨時閣議では、解散の閣議決定に異議を表明した数名の閣僚を別室で説得。結局 島村宜伸 農水大臣以外、全員の閣僚が解散の閣議決定に同意しました。しかし、最後まで解散の閣議決定書への署名を拒否していた島村 農水大臣は 辞表を提出。ところが小泉 総理大臣は 辞表を受理せず、なんと島村 農水大臣を罷免したのです。法令を熟知した上での処断でした。

 小泉 総理大臣による農水大臣兼任の形で、解散詔書を、全員一致で閣議決定しました。このブログでも以前 書いた事がありますが「衆議院解散」は、内閣総理大臣の専権事項 とされています。その専権事項が、憲法に明示されている訳ではありません。専権事項の法的根拠は、憲法第68条2項で与えられた内閣総理大臣が、国務大臣を任意で罷免できる権利に由来します。

 例え 全国務大臣反対でも全員罷免の上、内閣総理大臣が国務大臣を全て兼任し、ひとり内閣として解散決定する事は 可能なのです。ひとり内閣が憲法的に可能だからこそ、衆議院解散は、内閣総理大臣の専権事項とされています。図らずも農林水産大臣の頑固な意思表示と、それに対する厳しい罷免によって、内閣総理大臣の強力な衆議院解散権が、今回証明されました。

 【衆議院解散詔書 朗読日時:平成17年 8月 8日 午後 7時04分 朗読議長:河野洋平 解散通算回数:21】

 衆議院本会議でも 解散詔書朗読の瞬間、万歳も揃わず場内騒然とする中で、閣僚席の小泉 総理大臣が、野党側に深々と礼をした姿は とても印象的でした。一(いち)法案の成否で 衆議院解散を断行した 8日は、日本の歴史に残る一日と なりました。郵政民営化法案反対の抗戦をしてきた自民党議員に動揺が走る中、総選挙投開票日の 9月11日へ各政党は走り出しています。


ブログ開始は 2003年です。

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