第115回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
諫山実生「月のワルツ」
NHK教育・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲 - 第 2 位 ( ▽ )
ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広] - 第 3 位 ( ★ )
稲見英夫「週末ロマンス」
ABN テレ朝・2時間サスペンスドラマ「土曜ワイド劇場」タイトルバック テーマ音楽
♪ 約 20秒のフルオーケストラ演奏は、非常に和声感が溢れる佳曲。 - 第 4 位 ( △ )
中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲 - 第 5 位 ( ▽ )
中島美嘉「蜘蛛の糸」
Kanebo化粧品 テレビCMソング
20日に 福岡県北部(福岡市)と 佐賀県北部で、震度 6弱の激しい地震が発生。震源地付近の福岡県・玄界島を中心に建物倒壊など大きな被害がありました。新潟県中越地震から間をおかず発生した北部九州での激震は、いまだに日本列島で地震活動の活発な状態が続いています。また直近の大地震震源地から、次の警戒すべき地域を割り出す事も難しくなっています。
今回の地震直後、北九州市にあるJFN非加盟の独立系FM局“CROSS FM”は どう報道したのか、気になって調べてみました。“CROSS FM”は“COUNTDOWN KYUSHU HOT100”を、地震発生時に福岡市のサテライト スタジオから公開生放送中で、マイクは 生きていました。担当女性DJは、その瞬間に叫び声を上げてしまったそうです。
1995年の阪神・淡路大震災発生時にも同じ様な事がありました。その時ABC朝日放送テレビでは「おはよう朝日です」の生放送中でした。司会のアナウンサーは、状況を伝えようと必死に対応していました。しかし女性アシスタントふたりが、あらん限りの叫び声を上げてしまい送出されています。テレビ・ラジオいずれでも、緊急災害時に最もやってはいけない放送です。
“CROSS FM”は、その後の地震情報も一杯一杯の状態でしたが、なんとHOT100は、 100位から 1位まできちんとオンエアーしたそうです(笑)。私が言うのもなんですが(笑)音楽チャートより放送しなければならない情報が、被災地のラジオ局には あったと思います。生放送なのに臨機応変な番組内容の変更が出来ないのは、放送局の危機管理の問題です。
“CROSS FM”は、成功を修めていた J-WAVEの番組編成を参考にして、開局当時にタイムテーブルを作りました。ですから“COUNTDOWN KYUSHU HOT100”は、TOKIO HOT100を、そのままモデルにしています。何故に 100位から発表するのか? 深い意味など考えもせずに、単なる模倣から番組編成をしたと思われます(笑)。
ですから今回の様な緊急報道の必要性が切迫しても、殆ど応用が効かず、100位から 1位までオンエアーを続けてしまったのだと思われます。これでは ラジオチャート番組の本質すら、全く理解出来ていません。“CROSS FM”は、緊急の災害報道体制について一度総括すべきだと考えます。今回の地震で被害に遭われた皆さんへ、心から お見舞い申し上げます。
(追記) 今回の地震は「福岡県西方沖地震」と呼称されています。この呼称は、気象庁による正式な命名でありません。
(追記) 2008年 6月に“CROSS FM”は、債務超過による経営破綻で清算され、新会社が放送を承継しています。