第1065回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
NHK総合・特選!時代劇「お登勢」テーマ音楽 [野村知成・藤野登] - 第 2 位 ( ▽ )
英国 ITVテレビ・itv NEWS AT TEN テーマ音楽 [Johnny Pearson] - 第 3 位 ( ⇒ )
工藤静香「恋一夜」
YouTube PONY CANYONチャンネル - 第 4 位 ( ★ )
林部智史 “Omoide”
BS松竹東急・土曜ドラマ「商店街のピアニスト 永遠の調べ」主題歌
♪ 固有の叙情旋律をアレンジに生かした佳曲。 - 第 5 位 ( ▽ )
NHK BSプレミアム・BS時代劇「雲霧仁左衛門」テーマ音楽 [遠藤浩二]
♪ 1位 8週、登場35週。
NHKから今年度後半期の放送番組時刻表が発表となり、減波される新しいBSのタイムテーブルが判明しました。実際の減波は、来年 3月末ですが、今年12月から先行して減波後の番組編成を実施します。その12月からのタイムテーブルが発表となった訳です。予定通り、残存するBS1が新BSとなり、減波されるBSプレミアムの番組が移動する形になっています。
3月に このブログで、NHK-BS減波の番組編成と題し、今回発表されたタイムテーブルを予想しました。タイムテーブルは、概ねその予想の範囲内ですが、BSプレミアム4Kが、予想より独自色を消し 2K共通の放送番組が多く存在する編成を採っており、減波番組の受け入れ先にもなっています。そのため 2Kの新BSは、ゆとりのある番組編成が表現できました。
新BSのタイムテーブルを精査してみると、月曜 ~ 土曜 朝のワールドニュース枠は、ほぼそのまま。そこにBSPの連続テレビ小説 2本立てと、俳優・火野正平のライフワークとも言える人気番組・にっぽん縦断こころ旅が、帯で組み込まれています。毎時 10分間放送されていた BSニュース World+biz は、平日朝から夕方まで 5回、土曜が 2回だけと縮減しました。
BSP由来の番組は、平日 18時から 22時まで。再放送枠が朝 9時半から 11時45分までと、夕方 17時台に並んでいます。その中を細かく見てみると、ドキュメンタリー・ドラマの新番組が殆どありません。とにかくBSP由来の番組を、旧BS1へ当てはめていった事が解ります。さらに当てはめ切れなかった番組は、BSプレミアム4Kへ回しているのです。
例えば 2年前にテーマ音楽が年間1位となったシャーロック・ホームズの冒険を放送していた、BSP水曜夜の海外ドラマ枠は、ちゃっかり(笑)BSプレミアム4Kへ移っています。またBSP平日朝のクラシック倶楽部も4Kへ移設しました。この様に4Kへ振り替えるカードも切って、ギリギリだった新BSの番組編成に、ある程度余裕を持たせる事が出来た訳です。
その余裕を、大型番組枠の温存に充てています。衛星映画劇場の流れを組む平日 13時からのプレミアムシネマは、枠を拡大して続行。深夜帯のBSセレクション・スポーツ枠も大きく確保。土曜日曜午後は長時間の特集番組ゾーンまで新設しています。やはりBSP制作の番組を絞り上げ、4Kの独自色を消してまで減波の緩衝材にしたからこそ可能になったと思われます。
NHKは 経営計画などで、衛星放送を送信方向から右旋・左旋に分類し、右旋の 2K・4Kを将来 1波まで減波する考え方を示しました。BSプレミアム4Kの独自性を消した訳には、これらの思惑が見え隠れしています。ただ新BSに関しては、ワールドニュースの合間に 火野正平(笑)。新日本風土記の後に 国際報道2023とは、なかなか面白い番組編成だと思います。
2年後には NHKラジオの減波が控えています。この10月からラジオ第2放送では、深夜の高校講座再放送枠を打ち切り、平日の放送終了が 23時40分に繰り上がりました。静かに減波の準備が進んでいます。今回BS減波で見せた番組編成の技を、ラジオ第2減波で生じた移設番組を受け入れるNHK-FM番組編成でも表現する事が出来るのか? 大変注目しています。
(追記) 週間放送視聴日記(2023年12月 1日)に、NHK BSチャンネルを削減 を掲載しました。
(追記) 週間放送視聴日記(2024年 4月26日)に、石川県向けBS臨時目的放送が指し示すもの を掲載しました。