第1002回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
由薫 “lullaby” - 第 2 位 ( △ )
TSB YTV・プラチナイト 木曜ドラマ「オクトー 〜 感情捜査官 心野朱梨」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [田熊理秀・ハセガワダイスケ] - 第 3 位 ( ▽ )
NHK総合・時代劇セレクション「慶次郎縁側日記」テーマ音楽 [川崎真弘] - 第 4 位 ( ▽ )
KIRINJI “Rainy Runway” - 第 5 位 ( ⇒ )
Emi Evans「海の向こう ~ ニライカナイ」
NHK総合・連続テレビ小説「ちむどんどん」挿入歌
♪ 1位 4週、登場12週。
『第26回 参議院議員通常選挙』は、10日に投開票され、自民党が史上 2位となる 63議席を獲得して歴史的大勝。自公の連立与党でも非改選合算 146議席と、過半数を軽くクリアしました。また改憲勢力 4党派の議席数が、今回の改選で 93議席まで伸長。非改選 84議席を加えて 177議席と、憲法改正の発議に必要な 166議席を大きく超える結果となりました。
【獲得議席数:自民 63 立憲民主 17 公明 13 維新 12 国民民主 5 共産 4 れいわ新選組 3 社民 1 NHK党 1 参政党 1 無所属 5】
NHKテレビ・ラジオの開票速報は、午後 7時55分からスタート。8時01分までに全体の 73・6%に達する 92名もの議席当確を打ちました。比例区では 40名の議席当確が打たれています。東京は 定員 6で 3名に当確。大阪は 定員 4名全員に当確。定員 1の長野には、出口調査で大差がついており、NHKでなく SBC信越放送がゼロ秒当確を打っています。
共同通信社は、朝日新聞、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京と合同による大規模出口調査を実施。その結果に、毎日新聞・日本経済新聞 さらに全国の地方新聞が相乗りしました。出口調査の実施母体は、NHKを加えて、ほぼ2極化しつつあります。以前は 全国紙・在京キー局そしてNHKと、それぞれ独自の出口調査を展開したのですが、様変わりしています。
昨年の衆院選では、出口調査の予測が歴史的敗北(笑)を喫しました。リベラルメディアが与えたイメージに対して従順な投票者は、メディアを名乗る出口調査に協力しやすく、新保守層などの投票者は、非協力的な傾向が出ているとレビューに書きましたが、今回は 保守へ雪崩の様な投票行動が発生したため、出口調査 と 選挙結果に大きなバイアス誤差がありませんでした。
NHKは、8時の出口調査予測を、開票状況で修正し放送する姑息な(笑)手法を、安全策として採用しました。姑息と書きましたが、一発勝負の予測発表でなく、開票実票で予測を修正する手法こそ、実は理に叶っています。ただその手法を採るならば、上下枠ではなく、英国BBCの様にズバリ予測中心値を発表すべきで、開票速報マニアの私から見ると、やはり姑息なのです。
NHKーFMの開票速報は、今回も午前 1時過ぎに一旦終了し、ラジオ深夜便へ切り替わっています。内容は 恒例の「話題と音楽」(笑)。比例当確者速報と、ニュースとしての開票速報を挟みながらの生放送です。また選挙区の開票結果は、前回の衆院選から導入された「自動音声システム」で放送されました。このシステムは、今回テレビの速報でも初めて導入されています。
FM長野では、8時55分 と 10時55分からのFM長野ニュース(JFN)で 2回、共同通信社からの情報に基づきコンパクトで充足した開票速報を放送。11時からはJFNネットの開票特番を 30分間流しています。長野県選挙区の当選者は、立憲民主党 1。このFM長野が、今回の参院選の運命を決定づける媒体となってしまうとは、一体誰が想像出来たでしょうか?
安倍晋三 元総理大臣の急逝は、逆恨みのテロ行為が原因です。投開票日の 2日前に起きました。1980年の大平正芳 総理大臣急逝が起きた衆参ダブル選挙を超越した、投票行動の雪崩現象が発生しています。出口調査には、重要な設問が欠落していたのです。「安倍元総理の事件が、貴方の投票に影響を与えましたか?」これを設問に加える時間的余裕がありませんでした。
その結果が 1人区 28勝4敗と言う自民圧勝。そして参政党という新保守勢力の台頭をもたらしています。音楽を深く聴き、信州に住まいするものとして、FM長野リスナーと自称している私でさえ、一度視てみたいと思っている憲法改正国民投票開票速報に繋がる運命の歯車が、まさかFM長野 番組編成の推移から回り始めていたとは、とてつもない戦慄を覚えています。