FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第1115回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    Beverley Craven “Promise Me”
    The official YouTube channel VEVO
  2. 第 2 位 ( △ )
    Soccer Mommy “Driver”
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  4. 第 4 位 ( ★ )
    安藤裕子「夜の怪物」
    ♪ 通算 800曲目のリストイン。省察的な旋律でも刻む和声に果てなき広がりを感じる佳曲
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
    The official YouTube channel

 1日に臨時国会が召集され、石破茂 自由民主党総裁が、内閣総理大臣に選出されました。臨時国会の会期は 7日間で、土日を抜いた最終日 9日の解散が既定方針です。しかも解散日にも、党首討論が行われる珍しい臨時国会になりそうです。総選挙は、15日告示 27日投開票。政権交代から 自公政権安定維持まで 選択肢に幅広い可能性を有する総選挙が、今月行われます。

 党人事を含めた組閣は、総裁選挙の翌日午後あたりから漏れ始めました。小泉進次郎 元環境大臣の党選対委員長就任、そして高市早苗 経済安保担当大臣が党総務会長職を固辞した事で、まず自民党内の主流・反主流の色分けが付いてしまいました。その色分けは、菅義偉 元首相の党副総裁就任と、麻生太郎 副総裁が最高顧問へ祭り上げられた事で、さらに鮮明となります。

 いつもなら閣僚内定の情報が出ると、NHKは 個々にニュース速報を流すのですが、今回は それを行わず組閣前日の午前中には、定時ニュースなどで起用調整の但し書きがついた 2名を含む 19名の閣僚人事をまとめて報道してしまいました。新総裁サイドから明確な就任要請をしていた様で、それが報道各社の取材から特ダネにならない共通の組閣情報になってしまった様です。

 1日 午後 2時14分に 衆議院本会議、3時12分には 参議院本会議で、石破茂 自由民主党総裁をいずれも指名。第102代(65人目)の内閣総理大臣に選出されました。指名後 直ちに組閣へ移り、新閣僚の呼び込みが始まるや否や、午後 4時27分には、林芳正 内閣官房長官が閣僚名簿を発表しています。NHK総合・TBS・フジテレビが生中継しました。

 【内閣総理大臣指名獲得 得票率:衆議院 63・1% 参議院 59・0%】

 娘 4人の子持ちで、推薦人と立候補者の 21票あるはずなのに、議員票は 16しか入らず、同情から総裁選直後に人気を集め始めた加藤勝信 元官房長官は、財務大臣に抜擢。2回の流産経験がある中で担務を任された、私自身チャート資料に名前を 50回以上は手書きしている(笑)三原じゅん子 こども政策担当大臣など、無派閥 57%・新人 68%という際立った布陣です。

 【内閣総理大臣臨時代理 就任予定者 官報掲載順位:1位・林芳正 内閣官房長官 2位・中谷元 防衛大臣 3位・村上誠一郎 総務大臣 4位・加藤勝信 財務大臣 5位・岩屋毅 外務大臣】

 結局決選投票を争った高市早苗 前経済安保担当大臣は、入閣せず党五役にも入らず、浪人して非主流派を貫きました。捲土重来を期す覚悟を示した事になります。菅 副総裁の後ろ盾がある小泉選対委員長や 加藤・林の官房長官経験者以外、残り 5名の落選した総裁選候補者に入閣がなく、そこには論功行賞人事と、無派閥グループという新興派閥の影まで見え隠れしています。

 先週も書きましたが(笑)石破 新総理は、自分に言い聞かせる様な理論に酔った言動に終始する癖がありました。ところが総裁就任僅か数日でその理論言動に背反する行動が現れています。今回の組閣で、村上誠一郎 総務大臣の就任にも 私は 驚きました。もしかすると この政権の進む方向を示すシグナルを発しているのかも知れません。石破 内閣の行く先を注視しています。

第1116回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
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  2. 第 2 位 ( ▽ )
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  3. 第 3 位 ( △ )
    安藤裕子「夜の怪物」
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
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  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    Brenda Russell “Piano In The Dark”
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    ♪ 1位 4週、登場13週。

 9日に衆議院が解散されました。まだ内閣総理大臣に親任されない段階で、石破 自民党総裁から意向が示された解散総選挙の日程が、そのまま実行された事になります。意向を示さなければならなくなった理由とは、選挙管理委員会に最小限必要な準備日数を確保するためだそうです。全国の選挙管理委員会は、堰を切った様に投票用紙印刷やポスター掲示板の設置を始めています。

 9日は午後 1時から国家基本政策委員会 合同審査会(党首討論)が開かれました。2012年に当時の野田 首相が、安倍 自民党総裁の追求に我慢が出来ず(笑)党首討論の席で解散日を宣言するハプニング(近いうち解散)がありました。その解散 と 総選挙で民主党政権は 下野しています。今回の様に衆議院解散日でありながら党首討論が行なわれるのは、史上初となります。

 国家基本政策委員会は、衆議院 30名と参議院 20名の委員で合同審査を構成。最大のスペースを有する衆参の第1委員会室を交互に使い、与野党の党首が対面で討論します。今回は 参院の第1委員会室で行われました。討論する党首以外に発言の機会は無く、委員は ギャラリー(笑)を構成しているだけです。党首討論では、通常認められない反論権を行使する事が出来ます。

 今回の党首討論をNHK総合で視聴しましたが、討論時間が 80分に延長された割には、従来の主張を捏ね回す様で、野田 代表を始め野党党首に切れ味を感じませんでした。もう少し高所からの論争が出来たはずです。消化不良のまま、約 2時間40分後に衆議院本会議を迎えました。NHK総合・日テレ・TBS・フジが生中継しています。明確なバンザイもない解散でした。

 【衆議院解散詔書 朗読日時:令和6年10月9日 午後 4時04分 朗読議長:額賀福志郎 解散通算回数:27】

 今回の総選挙は、いわゆる裏金議員候補の内、9名が非公認。34名が比例重複立候補を認めずとの方針を決めました。仮に 43名全員が落選すれば、政権交代が有力となります。逆に 43名全員当選すれば、禊は済んで反主流の勢力が形成されます。総裁選前から処分推進派だった石破総理の命運は、自民党全体の消長よりも、裏金議員の当落にかかっているのです(笑)。

 小選挙区比例代表並立制で、これだけの人数に比例重複立候補を認めないと、公認候補は 惜敗率が低くても復活当選し易く、重複下位の比例単独候補にも当選見通しが生じます。石破 総理は、記者会見で「日本創生解散」と命名しましたが、勝ち残った裏金議員に反主流が根深く形成され、自民党の新分野が政界再編と言う名の創生まで達する可能性も、深層に見えてくるのです。

 正直言って政策論争よりも、裏金議員の底力の有無で、日本の将来が決まってしまうかも知れません。開票速報マニア(笑)としては、20時ジャストから発表される出口調査の精度が、かつてないほど試される展開も見えてきます。裏金議員に一票投じた人が、正直に出口で答えるでしょうか?(笑)統計学的なサンプリング技能も問われる難解な総選挙となりそうです。

第1117回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
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  2. 第 2 位 ( △ )
    Sarah Brightman “Stand Alone”
    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    Beverley Craven “Promise Me”
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  4. 第 4 位 ( ★ )
    CS 時代劇専門チャンネル「隠密奉行 朝比奈」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [渡辺俊幸]
    ♪ 美的旋律をふんだんに取り入れて、丁寧に制作された時代劇では十指に入る劇伴佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    安藤裕子「夜の怪物」

 いつも誤解を生じる団体・法人名です(笑)。原水爆禁止日本協議会(原水禁)は、日本共産党系の反核団体で、同党系の団体が住まいする平和と労働センターに本部があります。原水爆禁止日本国民会議(原水協)は、旧社会党系の反核団体で、本部は連合会館にあります。いずれも今回の受賞対象ではありません。ノーベル賞は 政治活動を伴う団体を極度に回避してきました。

 ちょうど先週のブログ更新時です(笑)。11日に ノルウェー・ノーベル委員会は、今年のノーベル平和賞を、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与すると発表しました。NHK総合テレビは、全中ニュースの時間帯である 5日 午後 6時01分に「ノーベル平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」と、ニュース速報を打ち、直ちに特設ニュースへ移行しました

 特設ニュースは、6時20分まで高井正智 アナが放送しています。その後は 10分間のローカルニュース枠を挟んで、6時30分から石破 総理大臣の記者会見をラオスから生中継。祝意の発言がありました。各局ともに控えめで慎重な報道に終始し、8時から始まった BSフジLIVE プライムニュースでは、ストレートニュースの項目として取り上げただけでした。

 受賞決定前から被団協は、記者会見の席を設けていました。受賞が決まった瞬間、箕牧智之 代表理事は 涙ぐんでいましたが、隣席にいた被団協関係者の若者が見せた喜びの表現に、私は 違和感を覚えました。ノーベル平和賞は、メッセージ色が濃く、拘禁施設に収容されている反政府活動家にも授与されます。受賞を心底から喜ぶものではない本質を判っていたのでしょうか?

 被爆経験のない若者達は、どの方向から視ても被爆者ではありません。被爆体験を語り継ぐ行為に、自意識の充足感を覚え、いかにも自身が被爆したかの様に振る舞うのは、反核運動の限界を露呈する行為です。ノルウェー・ノーベル委員会は、迫りつつある核攻撃の危機に、被団協という存在を平和賞授与で全世界に示して、大きな警鐘を鳴らそうとしたに他なりません。

 CNNテレビは、被団協を “Atomic bomb survivors” と敬意なき直接な表現でヘッドラインを打ちました。しかしこの表現こそ、ノーベル委員会が想定していた授賞の対象を、端的に表しているのかも知れません。被団協は、世界から大きな重荷を背負った様です。とても おめでとう とは 言えません。日本原水爆被害者団体協議会が、今年のノーベル平和賞を受賞しました。

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    CS 時代劇専門チャンネル「隠密奉行 朝比奈」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [渡辺俊幸]
  3. 第 3 位 ( ▽ )
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    NHK総合・スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ
  4. 第 4 位 ( ★ )
    AIESH「花の行方」
    テレビ東京・ドラマ9「D&D 〜 医者と刑事の捜査線」主題歌
    ♪ 難度の高い転調があるが、和声を壊す事なく維持しているロックバラード佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    Beverley Craven “Promise Me”
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    ♪ 1位 4週、登場 9週。

 17日に名優・西田敏行さんが急逝しました。76歳でした。晩年は 病魔と闘いながら、テレビ出演を続けており、亡くなった日にも、人生の楽園のナレーション録りが仕事としてあったそうです。私もニュース速報を視て、ショックを受けました。虚血性心疾患は、前兆なく発症し致命に達する恐ろしい疾患です。既往症が銃爪になってしまった様です。心からお悔やみ申し上げます。

 私が西田敏行さんをテレビドラマで認識したのは、1975年 NHK総合・金曜ドラマ「新・坊っちゃん」の山嵐 役です。坊っちゃん 先生は 柴俊夫。赤シャツ:河原崎長一郎、狸:三國一朗、うらなり:園田裕久、野だいこ:下條アトム、そしてマドンナが 結城しのぶ。西田山嵐は、夏目漱石が設定した役割を演じ切り、有名な赤シャツ天誅シーンまで見事な演技でした。

 1980年のTBS・金曜ドラマ「港町純情シネマ」は、知る人ぞ知る傑作でした。漁港近くにある映画館・港シネマの映写技師 猿田禄郎が、上映フィルムをセッティングしながら、その映画に のめり込み、自分が劇中の役となる妄想をしていきます(笑)。その妄想シーンが殊の外に面白く、西田さんの喜劇力も相まって、強い心情風景となり視聴者へ植え付けていったのです。

 西田敏行さんは、NHK大河ドラマの申し子というべき存在で、数多くの主役を含む出演をこなしてきました。1988年「武田信玄」の山本勘助 役は、殆ど笑わないシリアスな演技で謀将のイメージに徹しました。1990年「翔ぶが如く」では、西郷隆盛 役を忠実に演じ、征韓論を巡る大久保利通 役 鹿賀丈史との火を吹く様な廟議論争は、まるで隆盛が乗り移った様でした。

 1995年の「八代将軍吉宗」の徳川吉宗 役、2000年の「葵 徳川三代」徳川秀忠 役は、得意のコミカルな演技を織り交ぜながら、芸達者のレギュラー配役がリレー走者として絡んでいくのを見事にさばき 1年間演じ切っています。とにかく西田敏行さんが主役クラスで臨む大河ドラマは、押し並べて主要配役の演技力が高く、安心して視聴し続ける事ができました。

 西田敏行さんは、2008年に紫綬褒章、そして 2018年に旭日小綬章を受章しています。政府の賞勲・褒章審査は 厳格で、受章時において西田さんには、その私生活で一片の曇りがなかった証明となりました。ただ一流俳優として弱みを見せたくない為か、命を削る闘病の日々を秘密にしていた事が、今回の急逝に繋がってしまったのだと思います。残念でなりません。

 私は 藤田まこと さんを、日本最高のテレビ俳優だと、ブログで書いています。西田敏行さんは、そのスケールを超え、テレビだけでなく映画の世界でも、大きな功績を遺してきました。歴史上の偉人から 市井の映写技師まで(笑)シリアスでも コメディでも他の追従を許しません。国民俳優・西田敏行さんこそ、テレビ・映画総ての映像作品を通じて我が国 最高の俳優でした。


ブログ開始は 2003年です。

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