第892回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
テレビ東京・金曜8時のドラマ「サイレント・ヴォイス ~ 行動心理捜査官・楯岡絵麻」劇中効果音楽 [鈴木ヤスヨシ] - 第 2 位 ( ⇒ )
松任谷由実 “AVALON”
JRA 日本中央競馬会 テレビCMソング - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・土曜時代ドラマ「雲霧仁左衛門」テーマ音楽 [遠藤浩二] - 第 4 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム] - 第 5 位 ( ★ )
上白石萌音「夜明けをくちずさめたら」
NHK総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」4 ~ 5月 オンエアー曲
♪ フラット系の調性から起伏を表現しています。
戦後初の非常事態措置である、4月26日から続いていたコロナ特措法に基づく「緊急事態宣言」が、25日に全国で解除されました。正式には、緊急事態解除宣言を官報で公示した事になります。一時は医療崩壊寸前まで切迫しましたが、第1波の流行は、どうにか沈静化の方向です。しかし これは歴史上経験した事がない社会活動の総自粛で、やっと得られた結実でした。
季節が秋になる南半球のブラジルでは「新型肺炎」(COVID-19)感染者 と 犠牲者の伸びが衰えません。ボルソナロ 大統領は、COVID-19を 軽い風邪の一種だと公言して憚らず、3密の経済活動を 野放しにしています。ブラジル全体を 集団免疫の実験場にするが如き暴政です。強毒性変異を促進させる、新型コロナ ウイルスの培養地域となる懸念さえあります。
私は、島国であるこの国が、外国からの入国を原則的に拒否している、いわゆる鎖国政策が維持されるか否か、ショービジネスなどの観客動員が自粛され続けるか否かで、今後の流行の時期が決まると考えています。安全なワクチン接種が可能となる時点まで、鎖国政策が続き、そして飲食・イベントの自粛が続けば、このまま収束もあり得ますが、それは 想像を超える困難を伴います。
緊急事態宣言が解除された後、国内には楽観ムードが浸透していきます。そして今までの自粛に耐えられない人々が、必ず自分自身を納得させる様な理屈で、従来の積極的な社会活動を、なし崩しに復活させようとするはずです。早くも一部の週刊誌では、努力をしている知事を揶揄する論調さえ見られます。この自粛に対する飽きや楽観の広がりが、最も恐ろしいのです。
プロスポーツは、いつまでも無観客試合を続けられません。ショービジネスは、密接した客席を埋めないと収益がとれず、観光業界は、外国からのツアー客を求めてきます。その回帰を戒めないと、次の流行が始まり、緊急事態宣言が再発出されても、もはや総自粛は広がりません。その時 COVID-19 の感染者・犠牲者は、爆発的に急増してしまうのです。
専門家会議が求める「新しい生活様式」は、社会活動の根本的な変革を要求しています。これは COVID-19 での犠牲者を減らす代わりに、スポーツ・ショービジネス・観光などから、変革に対応できず廃業・失業者を生む可能性が消えません。今回の緊急事態宣言解除の後に来る事態とは、各方面から起きてしまうアフターコロナにおける峻烈な経営入れ替えなのです。