第879回ランキング
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Creepy Nuts「オトナ」
テレビ東京・ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」オープニング テーマ
♪ 編曲は DJ松永(松永邦彦)。 - 第 2 位 ( ⇒ )
BSテレ東・ドラマ「今夜はコの字で」テーマ音楽 [石塚徹×SomaGenda×鈴木俊介] - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「麒麟がくる」テーマ音楽 [ジョン・グラム] - 第 4 位 ( △ )
NHK総合・土曜時代ドラマ「螢草 菜々の剣」劇中効果音楽 [Evan Call] - 第 5 位 ( ▽ )
The Who “Who Are You?”
BS Dlife・外国テレビドラマ「CSI:科学捜査班」テーマ曲
せっかく経営的にも順調だったBS放送のDlifeが、3月末で閉局になります。このBS局から沢山の外国テレビドラマを視聴してきましたが、やはり抜群の出来だったのは「CSI:科学捜査班」でした。Dlifeで全 15シーズンを約 5年かけて視聴しました。どうにか閉局に間に合い、20日深夜に最終回を放送。その最終回まで、私は 視聴する事ができました。
「CSI:科学捜査班」は、カジノ都市・ラスベガスをエリアとする地方警察の科学捜査班を舞台としたサスペンスドラマです。邦題は、科学捜査「班」ですが、CSI( Crime Scene Investigation )本部とも言える組織であり、最先端の科学に基づき、微細な証拠から犯罪・犯人を立証していきます。そして 最大の特徴は、立証出来ない(笑)事もある点なのです。
その最大の特徴を、さらに端的に表現すれば、多くのエピソードを視聴した後、非常に後味の悪い(笑)思いにさせられます。被害者が加害者より悪質だったり、結局 加害者がなく被害者同士討ちだったりと、単純な勧善懲悪では 有り得ない展開が毎回連続していきます。それ故に現代社会を投影する怖ろしいほどのリアリティーこそ、このドラマの真の魅力です。
CSIが日本の科捜研や鑑識チームと根本的に異なるのは、分析官よりハイクラスのCSI捜査官も、銃器を使用できる強制捜索を可能としている制度です。私は、レギュラー出演者の中でも Paul Guilfoyle(麦人)演じる、ブラス警部が好きなのですが、ブラス警部は、CSIをサポートし、他のCSIメンバーと一緒に現場へ踏み込むシーンが頻繁にあります。
レギュラー出演者の変遷も激しく、主役・グリッソム主任の William Petersen(野島昭生)は、第8シーズン途中で降板しています。本国では、そのあたりから人気が低下していくのですが、日本語版としては、次の主任 ラングストン教授に名声優の 銀河万丈。3代目主任 D・B・ラッセルに名俳優の 樋浦勉を配して、最終回まで違和感なく視聴する事ができました。
他にもニック・ストークスの 家中宏や、サラ・サイドルの 浅野まゆみ。ただひとり途中降板無く全シーズン出演したグレック・サンダースの 村治学と、CSIの ゆとり的存在(笑)デヴィッド・ホッジス の咲野俊介は、日本版CSIを形作った素晴らしい吹き替えをしました。配役のキャラクターにあてはまった吹き替えこそ、CSI:科学捜査班の重要な要素だと思います。
長く視続けた私は、どんな解剖検体が映るシーンでも、平気で食事をし、おやつを食べながら視聴出来る様になりましたし(笑)日本のサスペンスドラマを視ていても、穿った犯人予想や、物足りなさを感じる様になってしまいました(笑)。それとブラス警部の毒舌取調べこそ、恫喝したり机を叩く日本の取調室のシーンと比較して、なにか取調べの理想の様に思えてきます。
CSI全シーズンの中で最高のエピソードは、原題“ Grave Danger ”だと、今でも思っています。とても内容の描写は書けませんが(笑)振り返ると、ニックはもちろん、サラもサンダースも凄惨なエピソードをメインとして演じました。中には、なんじゃこりゃ的(笑)な お笑いエピもありましたが、長期間シリーズを維持したストーリーテラーの存在は 特筆すべきものです。
私は、このCSI:科学捜査班で、米国のテレビドラマは、大きく舵を切ったと考えています。長期のシリーズを視続けるのは大変難しいのですが、Dlifeが視聴しやすい時間に毎週丁寧に放送してくれたお陰で、最終回まで視聴する事が出来ました。CSI:科学捜査班 こそ、21世紀を代表するテレビドラマとして、最初に銘された作品に間違いありません。