第754回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「おんな城主直虎」第32回における歌唱観音経[柴咲コウ] - 第 2 位 ( ⇒ )
BS Dlife・外国テレビドラマ「NCIS ~ ネイビー犯罪捜査班」テーマ音楽 [Maurice Jackson] - 第 3 位 ( ▽ )
abn テレ朝・木曜ミステリー「遺留捜査」テーマ音楽[吉川清之] - 第 4 位 ( ⇒ )
Choco “Deep Soul”
abn テレ朝・ドラマ「刑事7人」挿入歌
♪ 最終話では 対象トラックがオンエアーされています。 - 第 5 位 ( ⇒ )
Liam Gallagher “Wall Of Glass”
1990年代 とある地方紙に、新聞の未来と題して、20年後には 購読者の家庭にあるファックスの様な端末に、毎朝送信される電子新聞となっていく予測イメージが掲載されていました。それを読んだ私は、宅配は無くなるのだから、全国に散らばる専売所や新聞店は、不要になると宣言しているものではないか? よくこんな未来予測を載せたなと、思ったものでした(笑)。
その 20年後は、既に到来していますが、国内 いや全世界を見回しても、その様なファックス形式の電子新聞なんぞは、どこにも出現しません(笑)。ただ新聞の紙面は、ネットのディスプレイに簡単に表示される時代になりました。紙にプリントするのではなく、ディスプレイでの表示を読む事で完結しています。20年後は、紙への拘りから解放された世界でした。
最近私は、紙の書籍(笑)を購入しました。鎌倉幕府の公式日記である吾妻鏡の口語版「現代語訳 吾妻鏡」です。また大河ドラマ「草燃える」をオンデマンドで視聴してしまい 興味止みがたく、遂に吾妻鏡を購入してしまったのです。もちろん吾妻鏡の現代語訳は、ネットにも流通していますが、結局 紙の書籍を購入しました。カバー付きの紙の本には魅力があります。
このブログも書籍化を検討した事があります。書籍化と言っても 1冊だけ(笑)記念に書籍にしてみようかな? といった程度です。ブログのテキストデータから比較的簡単に書籍に出来ますが、検討した結果 やはり見送りました。このブログのリンクが、もちろん書籍で表現されないし、各リストで(追記)が発生した場合、書籍に反映出来ないと言った理由からです。
電子書籍は、ページ送りとか栞機能とか、紙の書籍が本来有していた仕組みを、どうにかスムーズに再現しようと躍起になっています。しかし、新聞の記事にしても、書籍の内容にしても、ネットから得ようとするならば、ディスプレイの表示を読めば事足ります。内容を必要とする受け手に、伝達手法の拘りはなく、実は電子書籍こそ、紙への拘りから解放されていないのです。
10年ほど前から、これからは電子書籍の時代が到来し、紙で出来た本は消滅すると、声高に叫ばれてきました。しかし、この数年で電子書籍に頭打ちの傾向が、国内 そして 世界で出てきてるそうです。新聞や書籍の内容をコンテンツとして細分化にする事が可能になってしまう、そんな簡便な世界となった今、PDFの自由な累積こそ電子書籍の役割を果たしています。
紙の新聞に関しては、間違いなく衰退傾向が続くはずです。しかし保存を前提にした紙の書籍には、コレクション的意味を有しているのです。大切な紙の書籍を、ページ毎バラバラにしてスキャナーで読み込ませる行為は、正直言って忍びないものがあります。保存目的な紙媒体の書籍 と 電子書籍は、これからも両立し得るのではないか? そんな未来が見える気もします。
(追記) 週間放送視聴日記(2021年 3月19日)に、紙媒体のデジタル化 を掲載しました。