第648回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
Natalie Imbruglia “Instant Crush” - 第 2 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次] - 第 3 位 ( ▽ )
Perfume “Pick Me Up” - 第 4 位 ( ★ )
Lady Antebllum “Long Stretch Of Love”
♪ アレンジされた和声 と ヴォーカルの調性が整ったカントリー・ロックの佳曲。 - 第 5 位 ( ⇒ )
abn テレ朝・ドラマ「刑事7人」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [吉川清之]
15日に 鹿児島県・桜島でレベル4(避難準備)の噴火警報が発令されました。御嶽山、口永良部島、そして箱根山に引き続き日本国内の火山活動は一段と活発な状態になっています。御嶽山噴火災害の教訓から気象庁は、4日から「噴火速報」を開始しました。噴火速報とは、登山者や火山の周辺へ立ち入る人々に、活火山噴火の第1報を いち速く伝えるためです。
新しい「噴火速報」に関するシステムの考え方は理解できますが、従来からある「噴火警報」との違いが、どうも重なり合っていて、いまいち はっきりしません。噴火警報とは、噴火災害軽減のため常時監視している全国 110の活火山を対象として、噴火による重大な災害が起こる恐れがある場合に、やはり気象庁が発表するものですが、噴火の状況を見てからになります。
噴火警報は、噴火予報(レベル1)から設定されていて、警報レベルは 5段階に分かれています。21日現在の噴火警報は、御嶽山レベル 2、口永良部島レベル 5、箱根山レベル 3 です。噴火警報は、火山が噴火する前の警戒段階から、大噴火時の緊急事態まで範囲が決められています。これに対して噴火速報は、大きな噴火時を対象としますが、あくまでも第1報です。
例えば普及した「緊急地震速報」は、気象庁の「特別警報」として J-ALERTの対象です。ところが火山噴火の場合、噴火速報は 特別警報に含まれません。噴火警報レベル 4以上が特別警報の扱いとなり、レベル 5がJ-ALERTの対象になるのです。噴火した瞬間を捉える噴火速報こそ特別警報だと思うのですが、その様なシステム整備は されていません。
昨年の御嶽山噴火時は、噴火警報がレベル 3でした。もしその時に噴火速報があったとしても、その噴火速報は、特別警報扱いでもなく J-ALERTの対象にもならないのです。気象庁は、噴火速報をテレビ・ラジオを通じて知らせると言っています。ところがNHKは、噴火速報が発令されたら いち早くどう伝えるのか? 特別警報の様なマニュアルを発表していません。
また長野県のラジオ・テレビ局も同様です。さらに噴火速報自体も どの程度の活火山噴火で発令されるのか、いまいち理解が進みません。登山者や火山の周辺に立ち入る人々に対して、命を守るための行動を取れるようにするのが速報の目的ならば、やはり噴火速報は、特別警報の対象とすべきなのに、はっきりしません。例え小規模であっても、躊躇してはならないのです。
噴火速報 と 噴火警報はどう違うのか? そして噴火速報が気象庁から発表された場合、対象火山をサービスエリアに含むラジオ・テレビ局は、いち速くどう伝えるのか? このマニュアルは 国内の火山活動が活発になった今、至急整備していく必要があると考えます。どう考えて見ても噴火速報は、即時の噴火警報として、緊急地震速報と 同じウェイトにすべきです。