FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第550回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( △ )
    ダイドーブレンド オーケストラ編 テレビCM音楽 [ELIAS ARTS]
  2. 第 2 位 ( ▽ )
    SBC TBS・月曜ミステリーシアター「名もなき毒」劇中効果音楽 [横山克]
  3. 第 3 位 ( △ )
    西野カナ「さよなら」
    NHK総合・ドラマ10「ガラスの家」主題歌
  4. 第 4 位 ( ★ )
    LUHICA「手鎖の月」
    NHK総合・木曜時代劇「あさきゆめみし」主題歌
    ♪ 旋律に類似性があリますが、アレンジの和音構成に工夫を感じさせる佳曲。
  5. 第 5 位 ( ▽ )
    天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」
    NHK総合・連続テレビ小説「あまちゃん」挿入歌

 36年前の1977年9月に NASA(米航空宇宙局)が打ち上げた探査機「ボイジャー1号」が、太陽系(太陽系圏)から離脱したと確認されました。米アイオワ大学の論文によると ボイジャー1号は、昨年の 8月25日頃に太陽系を離脱して恒星間空間に入ったと推定されています。NASAでは、1年かけた慎重な確認の上で 12日に 離脱を正式発表しました。

 人類が造り出した惑星探査機が、大過なく 36年間飛行を続け、遂に太陽系を離脱したとは、驚きの一語につきます。しかもボイジャー1号の機能は正常で、地球から 188億キロ離れ光速でも片道 12時間もかかるのに、地球のステーションと交信が出来ているのだそうです。それを可能にしているのは、ボイジャー1号に搭載された原子力電池のお陰に他なりません。

 原子力電池が故障しなければ、東京夏季五輪が開かれる 2020年頃まで、交信機能が充分維持されるとの事です。また同じ年に打ち上げられたボイジャー2号も、約 35億キロ後方で 1号の後を追い 飛行を続けています。そして太陽系を離脱したボイジャー1号が 次の星(恒星)にたどり着くのは、なんと 4万年先だそうです。なんとも気が遠くなるような話になります。

 地球誕生からの歴史を 1年で例えてみると、現生人類の誕生は 12月31日の午後 11時38分頃(笑)紅白歌合戦の結果が出た時間です(笑)。実際の時の流れで 4万年を遡ると、旧石器時代後期にあたります。これは 相対性理論 などの難解な学問の領域に入りますが、宇宙の広さとは、人類が定めた時間の流れから発するスケールと、全く別次元で奥深いものなのです。

 今回のボイジャー1号 そして 2号の探査は、地球外生命の可能性も追求していく壮大な事業となります。私は、地球に人類が存在している以上、同じ様な地球外生命が、広大な宇宙のどこかで存在すると思っています。それ故にボイジャー1号 と 2号には、人類から まだ見ぬ地球外 知的生命体へのメッセージを記録・録音した、ゴールデンレコードが搭載されているのです。

 何万年以上先に別の人類が見つけてくれたにしても、この地球を直接探査にやってくるまで、地球 と 人類は どうなっているのか解りませんが(笑)ボイジャー1号が太陽系を離れた事実から、その果てしない夢へ、一歩進んだ事は確かです。他の宇宙探査に目を向けると、昨年8月に 火星に着陸した無人探査車「キュリオシティー」は、今も火星上で活発な観測を続けています。

 また日本では、14日に 国産小型ロケット「イプシロン」の打ち上げが成功し、惑星観測衛星「ひさき」を予定軌道に乗せました。やはり無限の可能性を選択出来る無人宇宙探査は、人類の宇宙への夢 と 希望を包括的に実現させ得る可能性があります。宇宙への夢と希望は、人類幸福のために、これからも無人宇宙探査によって、ひとつずつ実現して欲しいものです。


(追記) 2018年12月に、ボイジャー2号も、太陽系(太陽系圏)から離脱したと確認されました。

(追記) 週間放送視聴日記(2023年 7月28日)に、地球と交信を続けるボイジャー1号 2号 を掲載しました。


ブログ開始は 2003年です。

Search

Mail-form


 ご愛読者(拍手)ボタンがあります。