FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第328回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    阪井あゆみ「横顔」
    NBS KTV・ドラマ「白い春」主題歌
  2. 第 2 位 ( △ )
    Hey Monday “Homecoming”
  3. 第 3 位 ( ▽ )
    NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
  4. 第 4 位 ( ▽ )
    海援隊「早春譜」
    SBC TBS・水曜劇場「夫婦道」主題歌
  5. 第 5 位 ( ★ )
    鍵山由佳 “Love player”
    TSB YTV・新 木曜ナイトドラマ“Love Game”主題歌
    ♪ パンク強含みなブリティッシュロックのテイスト。

 21日から「裁判員制度」が導入され、戦後最大の司法改革はスタートしました。国民つまり有権者の中から、裁判員に選ばれるかどうかを決めるのは、まず「くじ」に依ります。選挙人名簿登録者から、市町村の選挙管理委員会が、裁判員「候補者の予定者」を毎年 1回「くじ」で選びます。具体的には最高裁判所が開発した「抽選」ソフト(笑)が、選管に提供されるそうです。

 その「抽選」ソフトを使って、一発抽選をする市もありますが、人口の少ない町村では、回転抽選器 つまり ガラガラ(笑)で 、選挙人名簿のページ数 や 間隔値を抽選します。ここで「仮当選」した有権者全員のリストが、裁判員「候補者の予定者」として、選管から 管轄地方裁判所へ送られます。この過程では、自分がリストに入っているのか解らない仕組みとなっています。

 次に裁判員「候補者の予定者」リストから、同様の抽選を地裁は さらに行い「裁判員候補者」が決定。正式当選(笑)の皆さん全員には、最高裁から「裁判員候補者名簿記載通知書」が送付されます。ここまでが 年 1回の手続です。そして対象刑事事件が発生し起訴されれば さらに抽選。確定した「裁判員候補者」に、いよいよ その管轄地裁から 呼出し状が送られてくるのです。

 そこで認められた辞退理由があるなど不適格者を除き、呼び出された公判初日 午前中に 4回目になる最終抽選で「裁判員」「補充裁判員」が選任される仕組みです。この抽選に次ぐ抽選を行っていく司法システムには、類例がありました。「検察審査会」と称する、一般国民から選ばれた検察審査員が司法へ参与し、強い検察の公訴権に民意を反映させる機関です。

 今度の裁判員制度導入から、さらに 検察審査会の職権が強化されています。やはり同様の抽選に次ぐ抽選で検察審査員を選びますが、私の友人・知人の中で、この検察審査員に選ばれた方は 皆無です。あまた有るブロガーの中では、この検察審査員経験者を おひとりだけ「発見」(笑)しました。検察審査員に選出される確率は、約 1万4000分の1という狭き門です。

 しかし「裁判員候補者」になる確率は、約 352分の1。平均寿命のスパンで試算すると、約 67分の1となります。私本人を含めて友人・知人にも最高裁から通知書が送られてくる方は、当然現れるはずです。裁判員制度は、まだ世論が分かれており、中には アレルギー的な拒絶反応を起こす方も存在します。ですが私は、この新制度に賛意を示したいと思います。

 近年の凶悪犯罪の増加 と 検挙率の低下には、一般国民の司法への無関心が背景にあるとも考えられるからです。司法への無関心は、国家 と 社会の危機です。この裁判員制度を通して、全国から毎年約 352分の1の確率で「裁判員候補者」そして「裁判員」が選ばれていけば、司法参加の種が全国に蒔かれ、徐々に司法への無関心は、この国から消えていく可能性もあります。

 自由放任の米国で、どうにか司法が保たれているのは、一般市民から抽選で選ばれた陪審員で構成される「大陪審制度」が根底にあるからです。長野地方裁判所 松本支部は、全国でも まだ数少ない裁判員裁判を行う地裁支部です。私も何処で居住していようと辞退事由がない限り、例え極刑が予想される刑事裁判でも「裁判員」に選任されれば、きちんと受けたいと思っています。


(追記) 初めての「裁判員裁判」が、8月 3日から東京地裁で行われました。NHK総合では、重大刑事裁判の判決速報並のウエイトで裁判所前にテントを設置。「同時進行 裁判員裁判」として、野村正育 アナが初めての裁判員裁判の様子を 4日間通しで伝えました。私は、日本初の裁判員 6名の方に、心からの敬意を表したいと思います。


ブログ開始は 2003年です。

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