第309回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
DREAMS COME TRUE「連れてって 連れてって」
ダンロップ テレビCMソング - 第 2 位 ( ⇒ )
平原綾香「ノクターン」
NBS フジ・木曜劇場「風のガーデン」主題歌 - 第 3 位 ( ★ )
NHK総合・大河ドラマ「天 地 人」テーマ音楽 [大島ミチル]
♪ 後半トメG配役発表時の緩やかな転調が、実に素晴らしい佳曲。 - 第 4 位 ( ★ )
しまざき由理「AGAIN ~ アゲイン」
CS ファミリー劇場・ドラマ「Gメン’75」主題歌
♪ フレンチポップにストリングスで和調を巧みに取り入れた素晴らしいアレンジの佳曲。 - 第 5 位 ( ⇒ )
しおり「永遠 ~ とわ」
abn テレ朝・木曜ミステリー「おみやさん」主題歌
昨年秋 世界を襲った金融危機は、未曾有のクライシスとなってしまいました。100年に一度の不況と叫ぶ経済評論家もいるほどです。しかし、日本に関する限り果たして そうなのでしょうか? 10年ほど前の金融危機の際、銀行・証券会社の倒産が相次ぎ公的資金も注入されましたが、その様な事は 今のところありません。雇用に問題が集約されている感もあります。
輸出企業が自主的な危機管理で、生産ラインを急激に縮小。それが下請けなどから一気に連鎖して、多くの企業の経営を圧迫。派遣労働者の解雇へ繋がった様にも見えます。それにしても不意打ちの解雇と同時に、宿舎も追い出されてしまう派遣労働者へ、法制度からの保護は 必要だったはずです。雇用者への住居提供は、雇用契約と厳密に一体化すべきでありません。
東京・日比谷公園「年越し派遣村」のニュース映像は、まるで大災害避難所の様相でした。自己責任という声もありますが、安易に「派遣」と言う非正規雇用に人材確保を依存してきた企業と、それを容認してきた社会に責任はないのでしょうか? 営利企業であるが故に、収益を ひたすら追っていく姿勢を、社会は容認してきました。されど何事にも許容範囲があるのです。
その社会に不安を与える因子になってしまうが如き、企業の短絡的な営利優先主義は、必ずマイナスのベクトルとなって、その企業自身へ向ってきます。バランスシートには表れない、営利優先主義に対する社会の許容範囲も、企業は深く理解すべきだと思います。1から起業したベンチャー ビジネスが成功をおさめても、その収益成長が永遠に続いていく事は 絶対にありません。
未熟な手腕だからこそ成長がないのだと、既存大手に吸収合併される道を選び、やはりまたスタートラインに戻るのが結末です。企業の経営手腕とは、急加速な成長曲線を、安定したラインへ減速していけるかに尽きるのです。人はビック ビジネスの達成を「夢」と語りますが、果てしなくビック ビジネスを求めていく事は「夢」ではなく「中毒」に近い病的な心層なのです(笑)。
但し 個々の企業姿勢の累積と、マクロな景気循環は別問題です。この経済危機が底を打てば、次の循環サイクルつまり好況へと向かうはずです。2007年12月の景気動向指数は、先行指数が 79・8と悪化の一途ですが、92・3の一致指数が どこで下げ止まるのか? 底打ちは 必ずこの指数の推移に現れるはずです。毎月発表される最新の指数には 留意すべきだと考えます。
ですが苦境を脱して、景気循環が好況になると、また人材確保を非正規雇用に依存してしまうかも知れません。それと同時に少子高齢化が進行すると、今とは真逆な人材不足も起こり得ます。社会の安定は、生きがいのある雇用充実 もしくは 抜本的な福祉システムの構築にあると考えます。将来のために、この経済危機から学び、社会を治していく点は 多々あるのです。