第303回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
平原綾香「ノクターン」
NBS フジ・木曜劇場「風のガーデン」主題歌 - 第 2 位 ( △ )
福原美穂「優しい赤」 - 第 3 位 ( ▽ )
GIRL NEXT DOOR「情熱の代償」
abn ABC・ドラマ「ギラギラ」主題歌 - 第 4 位 ( ⇒ )
CS 時代劇専門チャンネル・時代劇「痛快!河内山宗俊」テーマ音楽 [青山八郎]
♪ モノラル仕様の劇伴ですが、群を抜く和声と調性を有しています。 - 第 5 位 ( ⇒ )
青山テルマ “You’re My Only Shinin’ Star”
テレビ東京・Lドラ「Cafe吉祥寺で」主題歌
小室哲哉 容疑者が、詐欺容疑で大阪地検特捜部に 4日 逮捕されました。拘留取調べのあと、21日に起訴。被告となった小室 容疑者は、その起訴当日の夜に保釈されています。刑法 第246条の詐欺罪で、なおかつ 5億円もの大規模な詐取ならば、その罪は 重く、実刑を覚悟しなければならないはずです。小室 容疑者には、いばらの贖罪の日々が これから続きます。
ただ小室 被告は、全盛期に総額で 20億円を超える高額納税をしています。もちろん税額 と 量刑は 関係がありません。しかし、高額納税は、国家貢献なのです。今回の犯罪への刑罰で国から没収金や 追徴金が命ぜられても、この納税総額を超える事はないでしょう。被害者へ賠償し深く反省して、刑に服する覚悟をすれば、初犯でもあり執行猶予のつく可能性があります。
私見ですが、薬物犯罪や性犯罪を犯した芸能人は、再復帰禁止にするぐらいの厳しさがあるべきだと考えています。かつて執行猶予期間の満了前にもかかわらず、薬物事犯歌手の楽曲を、なんとオンエアーし始めた民放FM局がありました。放送免許を有したラジオ局が、これでは お話になりません。執行猶予期間内は、刑の言い渡しの効力が続き、まだ社会復権していないのです。
薬物犯罪や性犯罪は、社会に対する犯罪であり、法益が私達の社会に属します。その罪科には、厳しい社会的制裁も やむを得ません。しかし 小室 被告の場合、経済事犯であり 法益は 個人の財産となります。欺罔に用いた物権は、自らの著作物です。濫造とか批判されますが、小室 被告の全盛期の作品群に優れたものが多いのは、紛れも無い事実です。少し憐憫の情を覚えます。
映画・ストリートファイター2主題歌でもある篠原涼子の「恋しさとせつなさと心強さと」。その主題歌の流れるCMを初見した時の衝撃は 忘れる事が出来ません。渡辺美里の“My Revolution”は、音楽家で早逝した故・大村雅朗 氏が、和声 と 調性に一分の緩みもない天才的アレンジをしており、小室サウンドの中でも稀有な、陽性 かつ 美しい楽曲です。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった小室 被告が自墜落した先は、大阪拘置所独居房の三畳間というのは、本当にお話にもなりません。ただ薬物犯罪や性犯罪とは違う罪科に、芸能人犯罪に厳しくあるべきだと思う私でさえ、情状の余地を感じるほどです。小室 被告には 贖罪の上、今回の犯罪の原因でもあった浪費癖を治して、更生し再出発してほしいと「少し」(笑)思っています。
(追記) 2009年 5月11日に、大阪地方裁判所は 小室 被告に対し懲役 3年・執行猶予 5年を言い渡し、26日に この判決は確定しました。