第169回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
伴都美子「鵺の鳴く夜」
NHK総合・木曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」主題歌 - 第 2 位 ( ▽ )
NHK総合・大河ドラマ「功名が辻」テーマ音楽 [小六禮次郎] - 第 3 位 ( ▽ )
石川一宏 “Save Our Souls”
abn テレ朝・情報バラエティ番組「奇跡の扉 TVのチカラ」テーマ音楽 - 第 4 位 ( ★ )
NHK総合・木曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負 島原の乱」劇中効果音楽 [梅林茂]
♪ 圧倒的存在感がある殺陣シーンでの打楽器を多用した佳曲な劇伴音楽。 - 第 5 位 ( ★ )
山田タマル “My Brand New Eden”
資生堂 テレビCMソング
♪ イントロのG.リフティングだけで音楽的価値があるCM仕様の楽曲。
TSBテレビ信州(日テレ)の「笑点」。病気療養中の三遊亭円楽 師匠が復活しました。しかしオープニングの挨拶だけで、大喜利の司会は 桂歌丸 師匠が、そのまま担当しています。長寿番組「笑点」の司会者は、立川談志 ➝ 前田武彦 ➝ 三波伸介 ➝ 三遊亭円楽と変遷しています。はっきり言って歌丸 師匠の司会はキレがあり、大喜利が おもしろくなりました。
その「笑点」オープニングで紹介される放送回数が、今週なんと「第2011回」。これは ものスゴい回数です。このブログでも「週間選曲リスト」に毎回通算週数を打ち「第何回 ランキング」と紹介しています。順位を発表する音楽ブログは、発表後のデータ管理が大切で、きちんと通算週数を書けば、年間ランキング作成の便宜となり、ブログ継続性の証しにもなります。
それにしても最近のテレビ・ラジオでは、毎週 通算回数を きちんと放送する番組が少なくなりました。QR文化放送の「全国ポピュラーベスト10」も、3日の「第2051回」放送が最終回となり、また ひとつ通算回数を きちんと放送する番組が消えました。週毎に放送しているテレビ番組で、通算回数を放送するのは、やはり「笑点」ぐらいしか思い浮かびません。
そもそも「第何回」と毎回放送するラジオ番組は、その継続性の意識が改編期ごと仇になると考えてしまう制作サイドの人も、中には いるのです。「長く続いている事をアピールすれは、そろそろ終了して新基軸をと編成サイドに言い出されかねない。通算回数なんか放送するのは、損になっても得にはならないから、だまし だまし続けるのが得策だ」という心理も働く様です。
極めてセコい思考ですが(笑)通算回数の発表自体、番組を単なる送りっ放しにしているレベルでは、全く必要性すら感じさせないのだ、とも想像できます。この手の軽薄な論理が罷り通ると、どうなるでしょうか? 目先の短命が避けられても、ステーションの歴史に残る様な長寿看板番組は、生まれ難い環境となります。「笑点」に学ぶべき事は、想像以上に多いのです。
ラジオやテレビ草創期から続いていた昔の人気番組は、たとえバラエティでも「第何回」と、通算回数をクレジットしていました。生活をするために放送局に勤務し、生活をするために放送番組を制作する、その様な人々には、理解し得ない無縁の世界観です。長い間のリスナー経験で解る事は、価値ある優れた放送番組とは、資料性が高く消費財でないという一点です。
(追記) 5月14日の「笑点」を以て、三遊亭円楽 師匠は司会を降板し、21日から桂歌丸 師匠が正式に 5代目司会者となりました。