第165回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
大黒魔季「胡蝶の夢」
NBS 東海テレビ・ドラマ「新・風のロンド」主題歌 - 第 2 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「功名が辻」テーマ音楽 [小六禮次郎] - 第 3 位 ( ⇒ )
倖田來未 “Someday”
ABN テレ朝・木曜ミステリー「新・京都迷宮案内」主題歌 - 第 4 位 ( ⇒ )
石川一宏 “Save Our Souls”
ABN テレ朝・情報バラエティ番組「奇跡の扉 TVのチカラ」テーマ音楽 - 第 5 位 ( ★ )
NBS KTV・ドラマ「アンフェア」テーマ音楽 [住友紀人]
♪ テーマ音楽で すぐ提供クレジットが出てしまうのは残念です。
昨年10月 1日に実施した「第18回 国勢調査」の結果速報が、総務省統計局から発表されました。全国総人口の推移からも、我が国の人口は、間違いなく減少局面に入ったと推定されます。 人口減少社会となった姿が、今回の国勢調査における 多くの基本統計へ反映された結果となり、生産年齢人口の減少などに問題が顕在化し、日本は 大きな転換点に差し掛かっています。
【全国総人口:1億2775万6815人 】
また長野県内も 少子高齢化社会が進行しており、速報値へ現れています。今回の国勢調査で 人口の多い市町村は、1位・長野市 37万8495人、2位・松本市 22万7579人、3位・上田市 12万3678人、4位・飯田市 10万8628人、5位・佐久市 10万0457人となっています。逆に人口の最も少ない市町村は、下伊那郡 平谷村の 688人でした。
【長野県人口:219万6012人 】
国勢調査は、5年ごとに西暦が 5の倍数の年に行われ、今年が 18回目になります。今回からプライバシー意識に配慮し、調査票提出用封筒を始めて導入し、記入済調査票を封入して、調査員に渡せる様になりました。個人情報保護が極めて重視される昨今、国勢調査も インターネットによる調査を併用しないと、正常な調査が行えない恐れまで出てきています。
第1回 国勢調査は、1920年(大正9年)に実施されました。当時としては 珍しい記念切手が発行され、その切手の図柄は、大化の改新の時に 国司に命じて戸籍を閲覧したという故事にちなんでいます。国司が調製した戸籍に署名している場面が創作で描かれており、国勢調査の原点は、そこまで遡ります。約1300年前から、人口を把握をしようといった意図が伺えるのです。
第1回 国勢調査のポスターでは、9月30日から10月 1日にかけて旅行する人に対して、もし調査漏れがあれば 国民の恥(笑)だと呼びかけたり、国勢調査の時刻は、全国一斉午前 0時だから、その時間を期して調査用紙に書きなさい。午前 8時から集めに行く(笑)とか指示されており、非常に厳しく かつ 国勢調査の本質が判る啓蒙活動をしていました。
戦前の国勢調査の調査員には、記念章や 授与品まで与えられ、名誉職として調査に当たる様に指導されたそうです。戦後は、啓蒙活動の一貫として、自治体が人口当てクイズを実施する事もあります。殆どの場合ピタリ賞は出ず、ニアピン賞で勝敗が決します。地方公共団体が、賞品を提供してクイズを堂々と実施するのは、国勢調査の人口当てぐらいなものです(笑)。
今回の国勢調査速報値が発表された段階で、衆議院議員選挙区画定審議会に対して、選挙区の改定案勧告を行う必要なしとの総務省試算が出ています。国勢調査は、世論調査の様な標本調査でなく、統一した調査日時に ひとりひとりを緻密にカウントしていく全数調査として、日本に居住している全ての人 及び 世帯を対象に実施される、国の最も重要な統計調査です。
(追記) この国勢調査の全国男女別人口は、男性 6234万0864人、女性 6541万5951人。長野県の男女別人口が、男性 106万8046人、女性 112万7966人 。「合計特殊出生率」は 1・32(5年前比マイナス0・01)と発表されました。ちなみに 2・08以上は、人口再生産に必要と言われています。