FM長野・NHK-FM リスナーである ラジオネーム:チャート★ドランカーの個人ブログです。
私の 週間選曲リスト と 週間放送視聴日記 を 公開・保存しています。

第113回ランキング

   
  1. 第 1 位 ( ⇒ )
    ABN テレ朝・ドラマ「相棒」テーマ音楽 [池頼広]
  2. 第 2 位 ( ⇒ )
    滴草由実「花篝り ~ はなかがり」
    ABN テレ朝・木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌
  3. 第 3 位 ( ⇒ )
    中島美嘉「蜘蛛の糸」
    Kanebo化粧品 テレビCMソング
  4. 第 4 位 ( ★ )
    諫山実生「月のワルツ」
    NHK教育・ミニ音楽番組「みんなのうた」2 ~ 3月 オンエアー曲
    ♪ 秋の初放送から短期で再放送。難しいメロディ ラインですが佳曲。
  5. 第 5 位 ( ⇒ )
    中村雅俊「空蝉 ~ うつぜみ」
    TSB 日テレ・2時間サスペンスドラマ「火曜サスペンス劇場」テーマ曲

 6日 放送のSBC信越放送「SBCラジオスペシャル」にFM長野・大岩堅一 アナが「正式な形」でゲスト出演されました。武田徹 パーソナリティや 坂橋克明 アナらと「ラジオなんかいらない」というアンチテーゼ(笑)をテーマにフリートークを展開。過去の黄金時代の回顧から、ラジオメディアの現状 と 問題点を議論し、ラジオの将来に危機感を訴えました。

 ただ全体からは、ラジオ と インターネットの連携について、あまり議論が深まっていない印象を受けました。ラジオの将来の危機感とは、ネットの急成長に比例しているはずなのですが、パネラーにとってネットは やはり苦手なのか(笑)ラジオメディアから ネット展開への具体的な提案はなく、ただラジオの世界を中心にして、その中からのみ議論している感じを受けました。

 またパネラーのひとりが「まだ どこもやっていない、子供向けのラジオ放送もやるべきだ」と言っていましたが、その様な事は、NHKラジオ第2放送で「お話でてこい」など学校放送として大昔からやっています。このラジオ メディアに関する知識の浅さには、少し失望しました。ラジオの世界を自分の足元だけ、近視眼的に見ているんだなと思わざるを得ません。

 FM・AM問わず「自社制作番組」は、それが例え短時間のオンエアーであっても、信州を愛し住まいする人々によって企画・制作・送出されてこそ、信州のラジオ番組としての放送価値が存在します。そして広域放送・全国放送とは、明確に異なるコンテンツでなければなりません。仮にそれが無理ならば、自社制作番組を減らし絞った上で、コストを下げるべきなのです。

 県域ラジオ局が最低限維持すべき自社制作番組とは、サービスエリア内のニュース、気象情報、災害時の緊急速報そして選挙の開票速報に、実は 限定されています。きちんとした放送体制を構築してないと、それらも広域キー局からの放送になってしまう事に繋がりかねません。ラジオの将来への危機感は、ローカル局の存在意義に由来しており、震源域なのです。

 FM長野は、唯一の県域ラジオ単営局として、音楽番組を主体とした放送 と トーク番組を主体とした放送の明確な類別分離をすべきです。これは未来へも通ずる「住み分け」の基本原理です。そしてFM長野は、例えフィラーでも音楽番組を主体とした放送局として、大岩 アナが FM長野の中で その方向性を指し示し続ける事も重要だと、私は 番組を聴きながら感じました。

 今回の大岩 アナのSBCラジオ出演には、もちろんFM長野社内の決裁を受けています。番組最後のクレジットでは「協力・長野エフエム放送」とアナウンスされました。FM長野 創立当時の原点を忘れずに、その原点がいつまでも長野エフエム放送の社是足り得る様に、開局当時からの社員アナウンサーである大岩 アナには、これからも頑張って欲しいと思っています。


(追記) この番組の録音はデジタル化し、MP3ファイルで保存を続けています。 2006年 3月に、大岩 アナは 残念ながらFM長野を退社しました。


ブログ開始は 2003年です。

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