第1045回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
Romy “Enjoy Your Life” - 第 2 位 ( ⇒ )
Aimer “crossovers”
JRA日本中央競馬会テレビCMソング - 第 3 位 ( △ )
Liz Fohl “Walking Through My Dream”
テレビ東京・ドラマ25「ソロ活女子のススメ3」劇中挿入歌 - 第 4 位 ( ☆ )
NHK総合・外国テレビドラマ「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [Erwann Kermorvant]
♪ 再度聴き込むと絶妙な和声が味わえます。 - 第 5 位 ( ▽ )
Oscar LANG “A song about me”
19日から 21日まで『G7 広島サミット』が開催されました。G8 でなく G7です。アメリカ合衆国・グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国(イギリス)・フランス共和国・日本国・ドイツ連邦共和国・イタリア共和国・カナダが、正式メンバーである先進国です。ロシア連邦の除外理由には、クリミア併合 つまり ウクライナ問題が、最初から含まれていました。
G7の構成国家は、第2次世界大戦の戦勝国が 4。敗戦した枢軸国は 3。世界を代表する先進国として、絶妙な歴史的バランスを有しています。敵国条項の拘りから機能不全を起こしている国連の安全保障理事会よりは、その絶妙さが際立っているのです。もちろんこの G7に独裁国家はなく、民主主義という普遍の共通項で括られており、世界政府的な要素を有しています。
G7以外にもゲストとして招待された国家があります。オーストラリア連邦、インド共和国、ブラジル連邦共和国、インドネシア共和国、ベトナム共和国、大韓民国、コモロ連合、クック諸島 そして ウクライナ共和国です。ウクライナのゼレンスキー大統領は、初来日になります。攻撃されればNATOの防衛義務が発動するフランスの空軍機で、広島へやってきました。
このブログをお読みの方は、お判りだと思いますが、私は ゼレンスキー大統領に若干(笑)批判的です。ウクライナ国内に根付く反ロシア感情を上手く利用して、お笑い芸人から国家元首にまで上り詰め、その反ロシア感情をさらに先鋭化させて、悲惨な紛争状態の正義として振りかざし、世界中から支持を集めています。私は、その政治家としての過程に危うさを感じていました。
この様な人気先行の大統領は、本能的な情感に流れやすい弱点を有しています。それ故に私は、ゼレンスキー大統領が、広島原爆資料館を訪れるか否かに注目していました。ゼレンスキー大統領は、離日直前に広島原爆資料館を見学しています。広島原爆資料館を訪問した直後の表情や発言は、微妙にニュアンスを変え、今までの強気一辺倒から異なものがありました。
広島原爆資料館の展示は、見学者に対して、最も情感へ訴える様に設計されています。本人の発言を援用するならゼレンスキー大統領は、広島原爆資料館の展示内容を「生涯忘れない」はずです。G7広島サミット最大の国際政治的効果は、振りかざす正義のためなら核兵器供与による武装も辞さないゼレンスキー大統領に、広島原爆資料館を見学させた点だったと推測し得ます。
広島1区が地元でリベラルの情感に流されやすい(笑)岸田文雄 首相としては、広島でのサミットに執着していたのかも知れません。しかし会議の成果よりも、さらに2016年 伊勢志摩サミットよりも、遥かに大きな収穫が未来の為にあったのは、第2次世界大戦 戦勝国を含む先進国首脳全員 と ウクライナ大統領に、広島原爆資料館を見学させた事に尽きると考えます。