第1028回ランキング
- 第 1 位 ( △ )
Aimer “crossovers”
JRA日本中央競馬会テレビCMソング - 第 2 位 ( ▽ )
abn テレ朝・木曜ドラマ「警視庁アウトサイダー」劇中効果音楽 [末廣健一郎] - 第 3 位 ( △ )
NHK総合・大河ドラマ「どうする家康」テーマ音楽 [稲本響] - 第 4 位 ( ★ )
Aimer “escalate”
BS11・アニメ “NieR:Automata Ver1.1a” オープニングテーマ
♪難度の高い調性をヴォーカルがこなし抜群のドライブを有する佳曲。 - 第 5 位 ( ▽ )
Clean Bandit × Elley Duhe “Don’t Leave Me Lonely”
♪ 1位 2週、登場11週。
徳川家康が大河ドラマに登場するのは何回目になるのでしょうか? なんと 26回描かれています。家康占有率(笑)は、41・9%にも達します。そう言えば、絶対に出てくるはずはない、昨年の「鎌倉殿の13人」でも、最終回に ちゃっかり出てきました(笑)。主役に関しては、1983年「徳川家康」の滝田栄、2000年「葵 徳川三代」の津川雅彦以来 3人目となります。
2023年は「どうする家康」。江戸幕府草創に至る徳川家康の生涯を紡ぐ物語です。世帯視聴率(関東地区)は、15・5% ➝ 15・4% ➝ 14・8%と推移。出だしの数字としては 決して高くありませんが、タイムシフトを含む第1回総合視聴率は、25・2%。廃止が決まったBSプレミアム先行放送を加えた視聴人数は、2880万人に達していると発表されています。
ただ徳川家康を これだけの頻度で描いているのですから、大河ドラマを長年視てきた側からすると、あらゆる面で比較対象が容易です。やはり今までの作品と比べて軽薄だとか、VFX(CG)シーンが ちゃちい(笑)とか批判の声が挙がっています。確かにVFXが、大河ファンタジーと称された「精霊の守り人」レベルまで達するなら良かったのですが、そう思えません。
ただ 3話視ての正直な感想は、面白かったです。ギャグ的な要素は、三谷幸喜より加えていますが、脚本の古沢良太には、自ら有する歴史観があるようです。第3回の「三河平定戦」というサブタイトルの付け方にも、強くその歴史観を感じました。まあ古沢良太は、愛惜に拘ったシナリオを書くので、それと史実のスケールがマッチすれば佳いのではないのかと思います。
音楽は、稲本響が担当。このブログでも問題にしている、和声感が欠けたNHK制作スタッフからの細かい要求が山積していたのか、テーマ音楽には 類例のある和音構成が多いと感じました。ただ美しい劇伴トラックも聴き取れます。またタイトルバックには、スタッフのクレジットが復活しました。ひと安心しています。放送文化の破壊だけは、始めないでもらいたいものです。
そのタイトルバックで表現されるクレジット順では、主役から 4番手までをタイトル表記の前におき、新しいグループを形成しています。しかも ふたりが大河ドラマの主役経験者です。通常の番手とは、異なる評価が出来ると思います。主役の松本潤は よくやっています。そして豊臣秀吉役の ムロツヨシが大変楽しみです。「どうする家康」の今後の展開に期待しています。
2023年 NHK大河ドラマ「どうする家康」22日 放送・第3回「三河平定戦」
【タイトルバック・クレジット順序(配役発表序列): ◯ 松本潤 ➝ △ 有村架純 ➝ △ 松嶋菜々子 ➝ ◯ 岡田准一 / △ 大森南朋 ➝ 山田裕貴 ➝ 音尾琢真 ➝ 甲本雅裕 ➝ △ イッセー尾形 / △ 溝端淳平 ➝ 寺島進 ➝ リリー・フランキー ➝ 橋本さとし ➝ △ 矢島健一 / ◯ 渡部篤郎 ➝ △ 真矢ミキ ➝ △ 松重豊 / ◯ 野村萬斎 / ◎ 阿部寛 】
ここに掲載されたピンクレ(1画面に 1人だけ配役が紹介される)俳優を、ブログでの格付け対象としています。タイトルバックでは、俳優表示のリズムや 区切り方にも意味があり、それらを分析しました。 / や ➝ は、表示間隔の強弱を表し、無印 △ ◯ の順でランクが上がり「トメ」の ◎ が、今回における最高俳優と、このブログでは 独自な格付けを打っています。
(追記) 週間放送視聴日記(2023年11月24日)に、どうする家康の歴史観 を掲載しました。