第 3回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
元ちとせ「この街」
NHK総合・連続テレビ小説「まんてん」主題歌 - 第 2 位 ( △ )
NHK総合・外国テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」テーマ音楽 [W.G. Snuffy Walden] - 第 3 位 ( △ )
ABN テレ朝・月曜時代劇「八丁堀の七人」テーマ音楽 及び 劇中効果音楽 [栗山和樹] - 第 4 位 ( ▽ )
奥田民生「まんをじして」
NBS フジ・シチュエーション コメディ「HR」主題歌 - 第 5 位 ( ★ )
ABN テレ朝・ドラマ「はみだし刑事情熱系」テーマ音楽 [中村幸代]
♪ 調性が整っており、多楽器による和音から豊かな和声も有している佳曲。
現在NHK総合テレビで放送されている「ザ・ホワイトハウス」は、3年連続 米国ドラマ界最高のアワードである「エミー賞」を獲得した海外テレビドラマの傑作です。私も毎週欠かさず視ています。ただちょっと気になるのは、邦題です。ザ・ホワイトハウス は、ベタな感じがして(笑)どう考えても、原題の“THE WEST WING”のままが良かったと思えるのです。
“THE WEST WING”とは、アメリカ合衆国 大統領官邸(大統領府)であるホワイトハウスの「西ブロック」の事です。東ブロックは、ホワイトハウスの表玄関としてオープンなスペースになっていますが、西ブロック は、実際の大統領執務室 や 閣議室、そして最重要な国家安全保障会議も開かれる「シチュエーション・ルーム」がある連邦政府の中枢なのです。
ドラマは、民主党出身のジェド・バートレット 米国大統領(Martin Sheen = 小林薫)と その側近たちが、ホワイトハウス 西ブロックで繰り広げる人間群像を描いています。第1シーズンでは、アルコール依存症を抱えている、レオ・マクギャリー 大統領首席補佐官(Jon Spencer = 佐々木敏)の内的な闘いが軸に、ストーリーが展開していました。
素晴らしいタイトルバックのクレジット(配役発表序列)を視ると、サム・シーボーン 広報部次長のRob Loweが主役扱いなのですが、圧倒的に「アンドトメ」であるバートレット 大統領の存在感が、このドラマの要です。大統領を始め、補佐官・報道官・私設秘書・シークレットサービス によって、どこの社会でもある様な意外に人間臭い筋書きが展開しています。
その人間臭い筋書きの中で、最善の政治決断をしていこうとする大統領の信念が羅針盤となり、スタッフひとりひとりの日々の経験が研鑽に昇華して、ホワイトハウスというアメリカの心臓部を支えているのだと、このドラマから理解出来ます。政治ドラマは、人気が取れないという常識を覆し、本国では高い人気と評価を博した、とにかく お薦めの海外ドラマです。
「ザ・ホワイトハウス」 は、名作海外ドラマである「ER ~ 緊急救命室」と同様に、多彩な登場人物や 複合化しているストーリーの把握が、ドラマを楽しむコツだと思います。全米のテレビでは、サスペンス関連で、従来にない優れたドラマが誕生し、シリーズ化されています。日本でも、これらの優れた海外ドラマを、本放送する機会に恵まれればと願っています。
このブログでは、1週間に視聴したテレビ番組の放送レビューを、ニュースやデータを交えて『週間放送視聴日記』に書いていきます。お読み頂ければ幸いです。