第641回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
ストレイテナー “The Place Has No Name”
SBC テレビ東京・ドラマ24「不便な便利屋」オープニング テーマ - 第 2 位 ( ⇒ )
NHK総合・大河ドラマ「花燃ゆ」テーマ音楽 [川井憲次] - 第 3 位 ( ⇒ )
NHK総合・連続テレビ小説「まれ」劇中効果音楽 [澤野弘之] - 第 4 位 ( ★ )
安田芙充央 feat.Akimuse「遥かなるアジアの空」
NHK BSプレミアム・ドキュメンタリー番組「井浦新 アジアハイウェイを行く」エンディング・テーマ
♪ オリエンタルな旋律に貫かれていますが、終奏部は見事な和声な佳曲。 - 第 5 位 ( ⇒ )
Perfume “Pick Me Up”
先月末までに発表された全国JFN加盟局の決算で、私が特に心配していたのは、お隣りFM岐阜の決算報告でした。2001年 4月に開局した岐阜エフエム放送株式会社(Radio 80)は、累積債務超過を解消する目処が立たず、昨年 2月28日で会社を清算。翌日の 3月 1日より株式会社エフエム岐阜(FM GIFU)として、新たなスタートを切りました。
旧会社には、岐阜県や大垣市などから血税に基づく出資もあり、それらも債務の弁済に総て充当し、既存の放送設備などを新会社に承継させて会社経営をスリムにする、一度しか切れないカードを切ってしまいました。相当な覚悟の上で再出発でしたが、株式会社エフエム岐阜 初の通年となる昨年度決算は、749万円の黒字(純利益)と、まずは無難なスタートとなりました。
またFM岐阜の本社演奏所が在する大垣市の有力上場企業である、大光の名誉会長の金森勤 氏が代表取締役社長に就任し、地元資本からの出資も再び集まってきつつあるようです。FM岐阜は、社員アナウンサーが わすが 1名。今後の収益見通しには、まだ相当不透明な点がありますし、管理する送信所・中継局も多く、その経費削減たるや血の滲む努力だったと思います。
FM岐阜の最新タイムテーブルを、私は読んでみました。なんとか新規スポンサーを開拓して、提供のついた自社制作番組を、週 7日 24時間の中に少しでも散りばめていこうといった、FM岐阜の懸命な努力が解ります。また前会社時代の大きな問題点だった、ニュース配信に関する広域紙 と 地元新聞の たすき掛けも、JFNニュース と 広域紙に統一された様です。
さらに開局以来 30位まで発表していたFM岐阜のオリジナルチャートは、今年 4月から 10位までとなりました。私は、岐阜県の音楽シーンをリードしていく責務を果たしていくのでしたら 10位まで、なんなら 5位まででも(笑)可能だと思っています。発表する必要ないと考えた場合には、ラジオ チャート番組の本質を お読みになる事を、ぜひお薦めします。
単営ラジオ局の大きなネックである、設備の減価償却などの課題を正面から捕え、背水の陣で経営の舵を切った、FM岐阜の勇気は称賛に値します。補完FMの一斉置局や ラジオ放送番組の同一化など、困難な道程が待ち構えていますが、FM岐阜の問題を先送りしない決断と、危機感を共有する努力に、隣県のラジオリスナーとして、心からのエールを送りたいと思います。