第352回ランキング
- 第 1 位 ( ⇒ )
いきものがかり “YELL”
第76回 NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部 課題曲 - 第 2 位 ( △ )
indigo blue「My Wish ~ マイ ウィッシュ」
NHK総合・ミニ音楽番組「みんなのうた」10 ~ 11月 オンエアー曲 - 第 3 位 ( ⇒ )
真形テルコ「空にアクロス」
NHK BS2・紀行番組「街道てくてく旅 ~ 山陽道」テーマソング - 第 4 位 ( ▽ )
NHK総合・報道番組「追跡!A to Z」テーマ音楽 [菅野祐悟]
♪ 1位 3週、登場 9週。 - 第 5 位 ( ⇒ )
GIRL NEXT DOOR “Orion”
abn テレ朝・金曜ドラマ「アンタッチャブル」主題歌
夏頃の段階では、日本航空(JAL)の経営危機が、これほど深刻だと思ってもみませんでした。当初は アメリカのデルタ航空との資本・業務提携を模索していたはずです。ところが経営危機は、あっと言う間に一刻を争う状態になってしまいました。遂に前原 国土交通大臣は、10月30日に官民共同出資の「企業再生支援機構」を活用する支援方針を表明しています。
この方針によって JALは、事実上 国の管理化に置かれました。ここ松本市にも県営松本空港(信州まつもと空港)があります。その県営松本空港からもJALは、経営再建策として定期路線の全面撤退を表明。空港は 存続の危機をむかえています。元々周航便も少なく、私も この 1年近く松本上空に、飛行機が飛んでるのを見たのは 1回しかありません(笑)。
このJALの経営危機から、FM長野リスナーとして気になるのが“JET STREAM”のスポンサー継続問題です。とにかくラジオ番組を提供しているスポンサーは、経営危機が発生すると、あっという間にラジオ番組のスポンサーを降りてしまいます。私はリスナーとして、スポンサー降板から番組が打ち切られる例を、イヤというほど体験してきました。
“JET STREAM”は、TOKYO FM(FM東京)の前身であるFM東海の試験放送時代から続くJFNの看板番組です。後藤亘 TOKYO FM代表取締役会長が、FM東海職員(実験局なので社員でなく職員)の時、自ら企画制作を手掛けています。JALに航空機事故が起きた時も、長期間 提供スポンサーなしで変わらず放送を維持していました。
民放ラジオ放送では 珍しい頑強な編成方針を貫いているのが“JET STREAM”なのです。万が一“JET STREAM”が打ち切られた場合、それはJFN加盟 38局の看板番組を失うだけでなく、貴重な放送文化の破壊になると断じても過言ではありません。また代替番組の企画など、極めて困難なほど“JET STREAM”は、リスナーの間に定着しています。
JALの再建にとって、国際便の乗客数回復は 重要な要素です。国際便をイメージしたラジオ番組ですので“JET STREAM”のスポンサー降板や、番組の打ち切りへ進展してしまう事など、あり得ないのでは? との楽観的希望は 持っています。しかし、平日(火 ➝ 土曜)午前 0時のフライトが「減便」になったり「運航短縮」となってしまう不安は消えないのです。
企業再生支援機構や国土交通省には、JALが 42年間 1社提供しているラジオ番組“JET STREAM”の存在理由を、ぜひとも深く理解して頂きたいと思っています。JET STREAM”の歴史は、FMラジオ放送の歴史そのものです。大切な放送文化を守って頂ける事を、開局以来ネットされているFM長野リスナーとして心から願っている次第です。
(追記) 2010年 1月19日、日本航空に対し会社更生法の適用を決定。6月 1日から“JET STREAM”の火曜・木曜 深夜は、イオン(AEON)との 2社提供になりました。2010年 7月から“また日本航空(JAL)の1社提供に戻りましたが、2012年10月から“日本航空(JAL)と セイコーの 2社提供となりました。