第232回ランキング
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Linkin Park “What I’ve Done” - 第 5 位 ( ☆ )
NHK総合・ドキュメンタリー番組「ドキュメントにっぽんの現場」テーマ音楽 及び 予告使用音楽 [番組担当音響スタッフ 独自制作]
♪ B.E.T Factoryに類例を感じます。
6月20日に NHKは、10月から「緊急地震速報」を実施すると発表しました。「緊急地震速報」とは、気象庁が大地震時に先触れとなる初期微動(P波)の揺れを捉えて、震度 5弱以上の主要動(S波)が襲ってくる 10 ~ 30秒前に、大地震の襲来地域を速報するものです。この極めて緊急性の高い速報を、NHKでは テレビ・ラジオ全波一斉に全国放送します。
テレビの場合、画面テロップによる速報ですが、ラジオの場合は、通常の放送を自動で打ち切り音声で速報します。JFN加盟の民放FM局で実施すると どうなるでしょうか? JFNは、各局が独自に「緊急地震速報」を放送する事となるはずです。つまりNHKの様に自動送出で緊急地震速報が放送されるシステムを導入すれば、極めてドラスティックな事態も考えられます。
例えばアーティスト・ゲストとの楽しいトークを放送していた自社制作生ワイドの最中、突然 気象庁から「緊急地震速報」が発令されたとします。緊急地震速報は 間違いなく送出されます。それは地震の「前」だからです。問題は その後です。各局が緊急地震速報を独自送出するシステムならば、当然 その放送サービスエリア内で、強震以上が想定される時のみ速報されます。
それは緊急地震速報を流した直後、高い確率で放送局自体も激震に襲われる可能性を意味するのです。「緊急地震速報」が導入されれば、もはや不意打ちではなくなり、災害対策基本法上の指定(地方)公共機関たるラジオ局として、生ワイドのパーソナリティは、電波が発射し得る限り、激震の後 速やかに安全確保に関する緊急アナウンスを開始しなくてはならないはずです。
最近FM長野を始め県域民放FM局のサイトには、目立たぬ所へさりげなく「国民保護業務計画」のリンクが付くようになりました。リンクの先は、武力攻撃事態における国民保護法 第36条 2項に基づく計画告知が掲載されています。そこには、警報、緊急通報、ニュース速報、緊急報道番組 など、とても音楽中心の民放FM局からは、想像できない語彙が並んでいます。
現在NHKの動きを横目で見ながら、民放ラジオ局が「緊急地震速報」の導入に躊躇しているのも解る気がします。生放送に拘るなら、例えタレントDJでも、訓練は必要になります。そして 私自身 FM長野で「緊急地震速報」は、永遠に聴きたくありません。それは、自分自身の生命への警報だからです。「緊急地震速報」とは、それほど重大な警報放送なのです。
(追記) 2008年 9月より、FM長野は「緊急地震速報」の運用を開始しました。